二階フローリングのギシギシ音…新築5年目でも大丈夫?原因と解決策

二階のフローリングが、ギシギシしてます。家を新築して5年がたちます。今まで何もなかったんですが、最近部屋の前がギシギシ音がする様になりました。これって、この家を建てた大工さんに言えば解決出来るのでしょうか?ちなみに、この家を建てた時は親戚の大工さんが建てました。

フローリングのギシギシ音の原因を探る

新築から5年経過したお住まいで、最近フローリングからギシギシ音が聞こえるようになったとのこと、ご心配ですね。 原因はいくつか考えられます。まず、重要なのは「音がいつ、どこで、どんな状況で発生するか」を特定することです。 例えば、

  • 特定の人物が部屋にいる時だけ鳴るのか?
  • 特定の場所を歩くと鳴るのか?
  • 時間帯によって鳴り方が変わるか?(湿度が高い時など)
  • 気温の変化によって鳴り方が変わるか?

これらの情報を記録することで、原因究明の糸口が見えてきます。

考えられる原因1:木材の乾燥と収縮

木造住宅では、木材の乾燥による収縮がギシギシ音の原因となることがよくあります。特に、新築から数年経過した時期は、木材の含水率が安定する過程で、収縮が起きやすく、床材と根太(床下の梁)の間に隙間が生じ、摩擦によって音が発生します。これは経年変化による自然現象と言える部分もあります。

考えられる原因2:地震や衝撃によるズレ

地震や家具の移動など、強い衝撃によって床材と根太がずれてしまい、摩擦音が発生することもあります。特に、地震の多い地域では、注意が必要です。

考えられる原因3:施工不良

残念ながら、施工不良の可能性も否定できません。釘打ちが不十分であったり、床下地材の施工が適切でなかったりすると、経年変化によってギシギシ音が発生しやすくなります。親戚の大工さんとはいえ、万が一施工不良が原因であれば、責任の所在を明確にする必要があります。

解決策と大工さんへの相談

ギシギシ音の原因が特定できれば、適切な解決策を選択できます。

DIYでできる対処法(軽微な場合)

もし、音が軽微で特定の場所からのみ発生する場合は、DIYで対処できる可能性があります。

  • 木工用ボンド: ギシギシ音がする箇所に木工用ボンドを少量注入し、床材を固定します。完全に乾燥するまで時間が必要です。
  • ワックス: 床材と根太の摩擦を軽減するために、床下の隙間(アクセスできる場合)にワックスを塗布します。ただし、効果は一時的な場合もあります。

注意: DIYはあくまでも軽微な場合の応急処置です。状況によっては、かえって悪化させる可能性もありますので、専門家の判断を仰ぐことをお勧めします。

大工さんへの相談

親戚の大工さんであっても、まずは状況を説明し、相談することをお勧めします。

  • 状況説明: いつから音がし始めたのか、どのような状況で音がするのか、具体的な場所などを詳しく説明します。
  • 写真や動画: 音の発生場所や状況を写真や動画で記録しておくと、説明がスムーズになります。
  • 保証期間: 新築住宅には、通常、住宅瑕疵担保責任保険が適用されます。保証期間内であれば、保険を適用して修理できる可能性があります。大工さん、もしくはハウスメーカーに確認しましょう。
  • 費用負担: 修理費用は誰が負担するのか、事前に確認しておきましょう。保証期間内であれば、大工さんまたはハウスメーカーが負担する可能性が高いです。しかし、経年劣化によるものだと判断された場合は、自己負担となる可能性もあります。

親戚という関係性から、相談しにくい面もあるかもしれませんが、客観的な事実を伝え、冷静に話し合うことが重要です。

専門業者への依頼

DIYや大工さんへの相談で解決しない場合は、専門業者に依頼しましょう。床鳴り修理を専門とする業者に相談することで、的確な診断と修理を受けることができます。

予防策

将来、同様の問題を防ぐために、以下の予防策を心がけましょう。

  • 定期的な点検: 定期的に床の状態をチェックし、異変に気づいたら早期に対処することで、大きな問題に発展するのを防ぎます。
  • 適切な湿度管理: 木材の乾燥・収縮を防ぐために、室内の湿度を適切に保つことが重要です。加湿器や除湿器などを活用しましょう。
  • 家具の移動: 家具を移動する際は、床に傷をつけたり、衝撃を与えないように注意しましょう。

まとめ

フローリングのギシギシ音は、様々な原因が考えられます。まずは、状況を詳しく把握し、軽微な場合はDIYを試み、それでも解決しない場合は、大工さんや専門業者に相談しましょう。早期に対処することで、問題の拡大を防ぎ、快適な住環境を保つことができます。 親戚という関係性も考慮しつつ、冷静に状況を説明し、適切な解決策を見つけることが大切です。

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