事故物件の可能性と、物件選びにおける注意点

不動産屋に部屋探しに、数件気になった物件を見に行きました。その中の一つのマンションで、最上階の角部屋3LDKで間取りも広さも十分なとても魅力的な部屋だったのですが、見学に行って、部屋に入ったとたん、どんより重い空気。南向きのリビングにも関わらず、重くなんとなく嫌な雰囲気を感じました。全部屋見たのですが、全ての部屋になんとなく重い空気を感じたような気がします。駅にも比較的近く、家賃も最上階の角部屋にしてはずいぶん安いように思ったのもひっかかってます。その日は曇りだったのもあるかもしれないですが、他の部屋を見た時にはこのようなことは感じませんでした。こういう時はやはり、魅力的な条件でもやめといた方がいいでしょうか?(迷っています。)そして事故物件の可能性はあるでしょうか?

物件選びにおける直感と、事故物件の可能性

物件選びにおいて、直感は非常に大切です。今回のように、部屋に入った瞬間に「嫌な雰囲気」を感じたという経験は、決して無視できるものではありません。 広さや間取り、立地条件といった客観的な要素に加え、主観的な感覚も総合的に判断材料として考慮すべきです。特に、今回のように家賃が相場より安い場合、何か理由がある可能性が高いです。

「重い空気」の原因を探る

「重い空気」の原因は様々です。事故物件の可能性はもちろんありますが、それ以外にも多くの可能性が考えられます。

  • 建物の老朽化:古い建物では、湿気やカビ、建材からの臭いなどが原因で、空気の淀みを感じることがあります。換気状況の悪さも影響します。
  • 前の居住者の生活習慣:前の居住者の生活習慣によっては、タバコ臭やペット臭、独特の臭いが残っている可能性があります。これらの臭いは、心理的に圧迫感を与え、「重い空気」と感じさせることがあります。
  • 日照不足:曇りの日だったとのことですが、南向きとはいえ、周辺の建物や樹木によって日照が遮られている可能性もあります。日照不足は、部屋の空気を暗く、重く感じさせる原因となります。
  • 心理的な要因:個人の感性やその日の体調によっても、同じ部屋でも印象が変わる場合があります。単に気分の問題かもしれません。
  • 風水:風水的に悪い配置になっている可能性も考えられます。ただし、これは科学的な根拠に基づいたものではありません。

事故物件の可能性について

事故物件の可能性も否定できません。しかし、必ずしも「重い空気」が事故物件を意味するわけではありません。事故物件かどうかを判断するには、不動産会社に直接確認することが重要です。

多くの不動産会社は、告知義務のある「告知事項あり物件」については、積極的に情報を提供します。しかし、告知義務のない「心理的瑕疵物件」については、積極的に情報を提供しないケースもあります。

事故物件の情報収集方法

* 不動産会社への直接的な質問:最も確実な方法です。「過去に事件・事故があったか」を直接尋ねましょう。
* 大島てるなどの事故物件情報サイトの確認:インターネット上の事故物件情報サイトで、該当物件の情報を確認できます。ただし、全ての事故物件が掲載されているわけではありません。
* 近隣住民への聞き込み:近隣住民に、該当物件の過去について尋ねることもできますが、プライバシーに配慮する必要があります。

具体的なアドバイス:物件選びのチェックポイント

「重い空気」を感じた物件は、たとえ条件が良くても、慎重に検討するべきです。快適な住まいを選ぶためには、以下の点をチェックしましょう。

  • 換気状況の確認:窓の開閉、換気扇の有無、換気口の状況などを確認します。換気が悪いと、空気の淀みを感じやすくなります。
  • 臭いの確認:タバコ臭、ペット臭、カビ臭など、気になる臭いがないか確認します。特に、クローゼットや収納スペースなどの閉鎖的な空間は、臭いがこもりやすいので注意が必要です。
  • 日当たり・通風の確認:日当たりや通風が良いかどうかを確認します。日当たりが悪いと、部屋が暗く、重く感じやすくなります。
  • 建物の老朽化の確認:建物の老朽化による劣化がないか確認します。壁のひび割れ、床の傾斜、水漏れなど、老朽化による不具合は、居住者の健康や安全に影響を与える可能性があります。
  • 周辺環境の確認:騒音、ゴミ問題、治安など、周辺環境も確認します。周辺環境が悪いと、ストレスを感じやすくなります。
  • 複数の物件を比較検討:複数の物件を見学し、比較検討することで、より良い物件を選ぶことができます。今回の物件以外にも、良い物件が見つかる可能性があります。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、「重い空気」は、空間のレイアウトや色彩、照明などにも影響を受ける可能性があります。例えば、暗い色の家具が多い、窓が少ない、照明が暗いなど、空間の明るさや開放感が不足している場合、心理的に圧迫感を感じ、「重い空気」と感じる可能性があります。

逆に、明るい色の家具やカーテン、間接照明などを効果的に使用することで、空間の明るさや開放感を高め、「重い空気」を解消できる可能性があります。

まとめ:直感を大切にし、客観的な情報も確認する

物件選びは、人生における大きな決断です。直感的な印象を大切にする一方で、客観的な情報も確認し、総合的に判断することが重要です。今回のケースでは、不動産会社に直接確認し、事故物件の可能性について尋ねることをお勧めします。また、上記のチェックポイントを参考に、複数の物件を比較検討し、自分にとって最適な物件を見つけてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)