事故物件の入居について:管理会社の本音と賢い選び方

事故物件って率先して契約結ぼうと管理側は考えてるんでしょうか?内覧してきました。二部屋空きがあり、家賃同じ。片方は9月退去予定で、空いてるほうを見てきました。壁紙や木目がニスでピカピカ。思ってたよりキレイだったんですが、店に戻って管理会社に仲介会社さんが電話で聞いたところ、自分は遅く入居したかったのですが管理会社は今空きがある部屋でも待ってくれるとのこと。実際見た部屋だしこっちのがいいし入居も待ってくれるしいいかなと思いました。敷金礼金無料でフリーレント1ヶ月でもちろん清掃や鍵交換もかかります。家賃に差異はないですし仲介会社の担当者は事故物件などと告知はされませんでした。実際事故物件って率先して埋めようと会社側はするんですか?二件目の内覧は部屋から出たあと担当者が電話したのでそこから漏れた声かもしれませんが、オッサンの声がかすかに聞こえた気がします・・・

事故物件とは?告知義務と管理会社の対応

まず、事故物件とは、殺人事件や自殺、火災など、一般的に忌み嫌われる事件・事故が発生した物件を指します。法律上明確な定義はなく、「告知義務」の有無が重要です。不動産会社は、一定の期間内に発生した事件・事故について、入居希望者に告知する義務があります。この期間は、各都道府県によって異なりますが、多くの場合、過去数年間(3~5年)を目安としています。

しかし、今回のケースでは、仲介会社から事故物件である旨の告知がなかったとのことです。これは、告知義務の対象外であったか、もしくは告知義務違反の可能性があります。後者の場合、重大な問題となるため、注意が必要です。

管理会社が空室を埋めるための戦略

管理会社は、空室を埋めることを最優先課題としています。空室期間が長引くほど、家賃収入が減少し、管理会社の収益にも影響するためです。そのため、迅速に空室を埋めるための様々な戦略を立てています。

空室対策の一般的な手法

* 家賃交渉:相場よりも低い家賃設定を行うことで、入居者を呼び込む。
* 初期費用軽減:敷金・礼金無料、フリーレントなどの特典を提供する。
* リフォーム・リノベーション:物件を綺麗にすることで、魅力を高める。
* 積極的な広告宣伝:インターネット広告や不動産ポータルサイトへの掲載など。
* 入居時期の柔軟性:入居希望者の希望に合わせ、柔軟に対応する。

今回のケースでは、敷金・礼金無料、フリーレント1ヶ月という特典が提示されていることから、管理会社が空室を埋めるために積極的な姿勢を示していると考えられます。

事故物件と入居時期の関連性

質問者様は、管理会社が「今空きがある部屋でも待ってくれる」と言われたことに疑問を感じているようです。しかし、これは必ずしも事故物件であることを意味しません。管理会社は、空室を埋めるために、入居時期の希望に柔軟に対応している可能性が高いです。

入居時期の柔軟性が示すこと

* 空室期間を短縮したいという強い意志
* 他の入居希望者がいない、もしくは少ない状況
* 特に急いで入居者を募集している状況

これらは、事故物件である可能性を示唆するものではありません。

オッサンの声について

内覧後、かすかにオッサンの声が聞こえたという記述がありますが、これは断定的な証拠とはなりません。隣室からの音、管理会社スタッフの声、あるいは質問者様の勘違いの可能性も考えられます。

事故物件かどうかを判断するポイント

事故物件かどうかを判断するには、以下の点を注意深く確認する必要があります。

* 不動産会社への明確な確認:告知義務の対象期間内であったか、告知義務違反がないかを直接確認する。
* 近隣住民への聞き込み:近隣住民から、事件・事故に関する情報を得る。
* インターネット検索:インターネットで物件の住所を検索し、過去の事件・事故に関する情報がないかを確認する。
* 専門家への相談:不動産会社や弁護士などに相談し、適切なアドバイスを受ける。

具体的なアドバイス

* 契約前に必ず確認するべきこと:

  • 告知義務の対象期間:過去何年間に事件・事故が発生したかを確認する。
  • 事件・事故の内容:どのような事件・事故が発生したのかを具体的に確認する。
  • 物件の状態:リフォームやリノベーションの状況を確認する。
  • 契約書の内容:契約書に記載されている内容をしっかりと確認する。

* 不安な場合は契約を見送る:少しでも不安が残る場合は、契約を見送ることをおすすめします。

専門家の意見

不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より客観的な判断を得ることができます。専門家は、物件の状況や法律的な問題点などを詳しく説明し、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ

管理会社が空室を埋めるために積極的な姿勢を示すことは、必ずしも事故物件であることを意味しません。しかし、告知義務の有無や物件の状況を十分に確認し、不安な場合は契約を見送ることも重要です。専門家の意見を参考に、慎重な判断を心がけましょう。

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