事故物件に住んでしまった…初期費用は戻ってくる?対処法とインテリア選び

今住んでいるマンションが事故物件でした。僕が住んで、半年後に他の不動産会社の人から聞き事故物件だと知りました。契約した不動産会社のひとに僕が住んでいる部屋かどうかは教えてくれませんでした。契約した不動産会社の人に聞いた事を言うと、知らないと言われ、確認してもらったら、前の管理会社の時にマンション内で自殺があった物件でした。僕が住んでいる部屋かどうかは教えてくれませんでした。事故物件だと知らずに契約をした場合、初期費用を請求出来たりする制度があると聞きました。僕の場合この制度は適用されるんでしょうか?よろしくお願いします。

事故物件とは?告知義務違反と初期費用返還の可能性

まず、事故物件について理解を深めましょう。「事故物件」とは、一般的に殺人事件や自殺、火災などの事件・事故が発生した物件を指します。 不動産会社には、物件の重要な欠陥について、借主に対して告知する義務があります。この告知義務に違反した場合、借主は契約解除や損害賠償請求を行うことができます。 今回のケースでは、不動産会社が事故物件であることを告知しなかった可能性があり、これが告知義務違反に該当するかどうかが問題となります。

告知義務違反の判断基準

告知義務違反かどうかは、以下の点を総合的に判断する必要があります。

  • 事件・事故の内容:殺人事件や自殺など、心理的な影響が大きいとされる事件・事故ほど、告知義務の重要性が高まります。今回のケースでは自殺とのことですので、告知義務違反の可能性は高いと言えます。
  • 発生時期:比較的最近の事件・事故ほど、告知義務の重要性が高まります。前の管理会社時代の出来事とのことですが、具体的な時期が重要になります。不動産会社がその事実を知っていたかどうかが鍵となります。
  • 不動産会社の認識:不動産会社が事故物件であることを知っていたかどうかが最も重要です。知らなかった場合は告知義務違反にはなりません。しかし、今回のケースでは、不動産会社が「知らない」と回答しているものの、事実確認の結果、事故があったことが判明しているため、この点の調査が不可欠です。
  • 契約書の内容:契約書に事故物件に関する記載がないか確認しましょう。記載があれば、告知義務違反の主張は弱まります。

初期費用返還請求の可能性と具体的な手順

事故物件の告知義務違反が認められた場合、初期費用(敷金、礼金、仲介手数料など)の返還請求を行うことができます。 しかし、必ず返還されるとは限りません。裁判になる可能性も考慮し、弁護士に相談することをお勧めします。

返還請求の手順

  1. 証拠集め:不動産会社とのやり取りの記録(メール、電話記録など)、契約書、事故物件であることを証明する資料(例えば、他の不動産会社からの情報)などを集めましょう。
  2. 内容証明郵便:返還請求の内容を明確に記載した内容証明郵便を不動産会社に送付します。これは、証拠として非常に重要です。
  3. 交渉:不動産会社と交渉し、初期費用の返還を求めます。交渉がまとまれば、スムーズに解決できます。
  4. 弁護士への相談:交渉がまとまらない場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば訴訟手続きを進めてくれます。
  5. 裁判:交渉が失敗し、弁護士の助言に基づき裁判を提起する場合、裁判所での手続きが必要になります。これは時間と費用がかかります。

専門家の意見:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、あなたの権利を適切に主張できるようサポートしてもらえます。弁護士は、事件・事故の内容、不動産会社の対応、契約書の内容などを総合的に判断し、返還請求の可能性や成功の見込みについてアドバイスしてくれます。また、交渉や訴訟手続きについてもサポートしてくれます。

事故物件に住む際のインテリア選び:心を癒す空間づくり

事故物件に住むことは、心理的な負担が大きいため、インテリアで癒しの空間を作ることは非常に重要です。

おすすめインテリアとカラーコーディネート

  • グレー:落ち着きと安らぎを与え、心を穏やかにする効果があります。壁や家具にグレーを取り入れることで、空間全体にリラックスした雰囲気を演出できます。今回のケースのように、ネガティブな出来事があった空間を、落ち着いたグレーで包み込むことで、心理的な負担を軽減する効果が期待できます。
  • アイボリー:清潔感があり、明るく開放的な空間を作り出せます。カーテンやベッドリネンなどにアイボリーを使用することで、気持ちの良い空間を演出できます。
  • 自然素材:木や竹、石など自然素材を取り入れることで、温もりと安らぎを感じられる空間になります。アロマディフューザーで好きな香りを焚くのもおすすめです。
  • 間接照明:直接的な照明よりも、間接照明を使うことで、柔らかく温かい光が空間を包み込み、リラックス効果を高めます。

具体的なインテリアの選び方

  • 好きな色や素材を選ぶ:自分の好きな色や素材を選ぶことで、居心地の良い空間を作ることができます。好きな色や素材に触れることで、心身のリラックス効果が期待できます。
  • 植物を置く:観葉植物などを置くことで、空気を浄化し、リラックス効果を高めることができます。緑は心を落ち着かせ、癒しの効果があります。
  • アロマテラピー:ラベンダーやオレンジなどのリラックス効果のある香りのアロマオイルを使用することで、心身を落ち着かせ、安らぎを感じられる空間を作ることができます。
  • 定期的な清掃:清潔な状態を保つことで、気持ちの良い空間を維持することができます。定期的な清掃は、心理的な安定にも繋がります。

まとめ:専門家への相談と癒しの空間づくりを

事故物件に住んでいるという状況は、精神的に大きな負担となる可能性があります。まずは、弁護士などの専門家に相談し、初期費用返還の可能性について検討しましょう。そして、インテリアを通して、自分にとって居心地の良い、癒やしの空間を創造することで、少しでも心の負担を軽減していきましょう。 グレーを基調としたインテリアは、落ち着きと安らぎを与え、心身を癒す効果が期待できます。

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