亀の冬眠と飼育環境:イシガメの飼育における注意点

亀の様子について。 ここ2〜3週間、亀の餌の食べが悪いです。 水温はヒーターで28度前後をキープしてますが、普段いない部屋なので部屋自体の温度はかなり寒いですが、なぜかこの寒い中、昼夜 問わず石の上に乗って目をつぶっています。 ライトは保温用を朝から夕方までつけています。紫外線用のライトはつけていません。 これは、冬眠したいのにできない中途端な状態だからでしょうか? どうしてあげればいいのでしょうか?補足ご回答ありがとうございます。質問してからカメの詳細を書き忘れた!と思っていました(><) カメはイシガメ(ミナミorヤエヤマ)で庭で拾ったので年齢は不明ですが、こちらで画像を載せて聞いたところ2~3歳雌といわれました。 水温ですが、「ジェックス カメ元気オートヒーター55」を使用していてこれが28度固定でしてこちらで変更してやることができません・・。夏場は外でもっと高い水温でも元気だったのでこれでいいのかと思ってましたが、冬場は駄目なのでしょうか?(冬用にこのヒーターを買ったのに・・・T^T) また、鼻水等はみられず、甲羅も硬く、見た感じ変化があまりわからなくて困惑しています。 水替えについては、以前はよく食べていたのでフィルター使用でも水がすぐに汚れていて1~3日で変えていましたが今はあまり汚れないので5~7日くらいで替えています。 とりあえず保温球はいらず、バスキングライトをとのことなのでその変更を検討でしょうか?

イシガメの冬眠と低温期の飼育

2~3歳のイシガメの食欲不振、石の上での休息、そして水温管理についてご心配ですね。 状況から、冬眠の準備段階にあるものの、適切な環境が整っていない可能性が高いと考えられます。 完全な冬眠に入るには、水温の低下だけでなく、日照時間の減少、周囲気温の低下など、複数の要因が複合的に作用する必要があります。 現在の状況では、水温は28℃と高く保たれており、カメは冬眠できない中途半端な状態になっている可能性があります。 また、紫外線ライトの不足も健康状態に影響を与えている可能性があります。

現在の飼育環境の問題点と改善策

1. 水温管理

「ジェックス カメ元気オートヒーター55」は、設定温度を維持するヒーターですが、室温が低いとヒーターが常に稼働し、水温が安定しすぎる可能性があります。 イシガメは、冬眠準備に入る際に水温の低下を感知します。 28℃という高温は冬眠を阻害し、食欲不振や活動性の低下につながっていると考えられます。 室温を下げる、もしくはヒーターの能力を下げる工夫が必要です。 ヒーターを別のものに変えるか、ヒーターを水槽の一部にしか配置しないなどで、水温を徐々に下げていくことを試みてください。 目標水温は15℃~20℃程度です。 急激な温度変化はカメにストレスを与えるため、数日かけて徐々に下げていくことが重要です。

2. 照明と紫外線

保温球に加え、紫外線ライト(UVBライト)の導入が必須です。 紫外線はカルシウムの吸収を促進し、甲羅の形成や健康維持に不可欠です。 紫外線不足は、食欲不振や甲羅の軟化などの症状を引き起こす可能性があります。 爬虫類用のUVBライトを導入し、適切な照射時間(1日数時間)を確保しましょう。 ライトの種類や照射時間は、カメの年齢や種類、水槽の大きさによって調整が必要ですので、専門書やペットショップの店員に相談することをお勧めします。

3. バスキングスポットの確保

カメは日光浴(バスキング)によって体温を調節し、紫外線を浴びます。 石の上に乗っているのは、バスキング場所を求めている可能性があります。 陸地部分に、カメが快適に日光浴ができる場所(バスキングスポット)を設けましょう。 暖房器具を使用する場合は、火傷に注意し、温度を適切に管理してください。 バスキングスポットの温度は、カメが自由に移動できるよう、温度勾配を作るのが理想的です。

4. 餌と給餌

食欲不振の原因は、温度以外にも、餌の種類や量、新鮮さなどが考えられます。 カメの年齢や種類に合わせた適切な餌を与えましょう。 餌は新鮮なものを与え、食べ残しはすぐに取り除きましょう。 冬眠前後は、餌の量を減らすか、給餌頻度を下げることも必要です。 完全に食べなくなったら、強制給餌は避けて、獣医に相談しましょう。

5. 水質管理

水替えの頻度は、水槽の大きさ、フィルターの性能、カメの大きさや数によって異なります。 水が汚れていなければ、5~7日でも問題ありません。 しかし、カメの健康状態を常に観察し、必要に応じて水替えの頻度を調整しましょう。 水質が悪化すると、カメの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。 定期的な水質検査も有効です。

専門家の意見と信頼できる情報源

カメの飼育に関する疑問や心配事がある場合は、爬虫類専門の獣医に相談することを強くお勧めします。 獣医はカメの健康状態を直接診察し、適切なアドバイスをしてくれます。 また、信頼できる情報源として、爬虫類専門の書籍やウェブサイトを活用しましょう。 インターネットの情報は玉石混交なので、情報の正確性を確認することが重要です。

まとめ:イシガメの健康的な冬越しをサポート

イシガメの健康を維持するためには、適切な温度管理、紫外線照射、バスキングスポットの確保、餌の管理、そして水質管理が重要です。 これらの要素をバランスよく整えることで、カメは健康的に冬を越し、春には元気に活動してくれるでしょう。 何か異変を感じたら、すぐに獣医に相談することを忘れないでください。

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