乳児と暮らすマンション選び:10階角部屋の安全性とリスク管理

賃貸マンションへ引っ越します。現在の第一候補が10階の角部屋で、お部屋自体は大変気に入っています。ただ数年は住む予定なので、幼児の10階からの転落や万が一の飛び出し等、どこまで事故リスクを考えるべきか分かりかねています。気になる点・部屋につながる廊下が屋外にあること・部屋のすぐ隣に直結(扉無し)・屋外の非常階段があること乳児がいる家族がこのような環境に住むのは非常識でしょうか?また、乳児がいる家族は低層階に住むのが基本でしょうか?*気圧の影響で子供が情緒不安定になる等の説は考慮に入れずに、アドバイスをお願いします。補足部屋とは借りる物件のことで、部屋につながる廊下は共用廊下のことです。共用廊下は屋根はありますが、雨は入り込みます。他に見た3物件はエレベータから部屋まで続く廊下も建物内にあったので珍しいのかと思いました。屋外の非常階段は、takonokomakura様の想像通りで、建物の外に付いている鉄製の非常階段のことです。共用廊下の突き当たりにあり、気に入った角部屋のすぐ脇にあります。扉が付いていないので、子供が歩くようになって万が一目を離した隙に階段に行ってしまったら・・と想像してしまいました。初めてのマンション暮らしで、どこまで危険を考慮するのか分からなくなっております。説明下手ですみません。引き続きよろしくお願いします。

10階角部屋の安全性:リスクと対策

10階建てマンションの角部屋、お部屋自体は気に入っているとのことですが、共用廊下や非常階段の構造に不安を感じているとのことですね。乳幼児がいるご家庭では、安全面への配慮は非常に重要です。まず、ご心配されている「10階からの転落」「飛び出し」のリスクについて、具体的に見ていきましょう。

転落リスクと対策

10階からの転落は、想像を絶する事態です。しかし、適切な対策を講じることで、リスクを大幅に軽減できます。

  • 窓の安全対策:窓には、転落防止用の窓枠に取り付ける柵や、窓が開かないようにするロックなどを設置しましょう。特に、お子さんが手が届く範囲の窓は必須です。様々なタイプの製品があるので、マンションの窓枠に合わせて適切なものを選びましょう。専門業者に相談して、最適な対策を検討することも可能です。
  • ベランダの手すり:ベランダの手すりもしっかりとしたものか確認し、お子さんがよじ登ったり、手すりの隙間から転落する危険がないか確認しましょう。手すりの高さや間隔に問題があれば、追加の柵などを設置する検討も必要です。
  • 常に目を離さない:何よりも重要なのは、お子さんから目を離さないことです。特に、ベランダや窓際には十分注意し、一人にならないようにしましょう。ベビーサークルなどを活用して、安全な空間を作るのも有効です。

飛び出しリスクと対策

共用廊下と非常階段への飛び出しも、大きなリスクです。特に、扉がない非常階段は危険です。

  • 共用廊下の安全確認:共用廊下は屋根付きとはいえ、雨風や直射日光にさらされる場所です。お子さんが転倒した場合のケガ、また、廊下の手すりの安全性なども確認しましょう。手すりの高さや状態に不安があれば、管理会社に相談することも検討しましょう。
  • 非常階段へのアクセス制限:非常階段へのアクセスを制限する対策が必要です。管理会社に相談し、階段への扉の設置や、柵の増設などの可能性を探りましょう。もし、管理会社が対応できない場合は、ご自身でベビーゲートなどを設置して、お子さんが近づけないように工夫する必要があります。
  • 常に監視:お子さんが歩き始めたら、共用廊下に出る際は、常に目を離さないようにしましょう。ベビーカーや抱っこ紐を活用し、お子さんの行動範囲を制限することも有効です。

低層階が基本?マンション選びのポイント

乳幼児がいる家庭が低層階を選ぶのは、転落リスクを低減するという意味で理にかなっています。しかし、低層階だからといって絶対安全というわけではありません。例えば、1階だと窓からの飛び出しや、ベランダからの転落、また、外部からの侵入などのリスクも考えられます。

マンションを選ぶ際には、階数だけでなく、以下の点を総合的に判断することが重要です。

  • 建物の構造:バルコニーの手すりの高さ、窓の安全性、共用部分の安全性など、建物の構造全体をチェックしましょう。特に、お子さんの年齢や発達段階を考慮し、危険になりうる箇所がないか確認することが重要です。
  • 周辺環境:マンション周辺に、お子さんにとって危険な場所(道路、水たまりなど)がないか確認しましょう。また、騒音や治安なども考慮する必要があります。
  • 管理体制:マンションの管理体制がしっかりしているか確認しましょう。管理会社が迅速に対応してくれるか、安全に関する相談にも乗ってくれるかも重要なポイントです。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、屋外の共用廊下と直結の非常階段は、乳幼児がいる家庭にとってはリスクが高い構造と言えるでしょう。特に、扉がない非常階段は、お子さんが容易にアクセスできてしまう危険性があります。安全性を考慮するなら、屋内廊下と、扉付きの非常階段のある物件を選ぶのが理想的です。しかし、気に入ったお部屋がある場合、安全対策を徹底することでリスクを軽減できます。

まとめ:リスクと対策のバランス

10階角部屋は、眺望や広さなど魅力的な点も多い反面、安全面でのリスクも考慮する必要があります。しかし、適切な対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることは可能です。

今回のケースでは、管理会社に相談し、安全対策について話し合うことが重要です。扉の設置や柵の増設など、具体的な対策について検討してもらいましょう。ご自身でも、窓のロック、ベランダの手すりの確認、ベビーゲートの設置など、できる限りの対策を講じることで、安心安全な生活を実現できます。

最終的には、ご自身の判断でマンションを選ぶことになりますが、安全対策をしっかり行い、お子さんの安全を第一に考えることが大切です。

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