中国在住の両親への仕送りについて:金額の価値と適切な額の考え方

中国大連市のお金について 妻が中国に住む実の両親に切り詰めて貯めた貯金を送ってしまいます。 半年に30万円を数年続け、今年の正月には150万円送りました。両親は年金生活だそうですが兄がいます。 結婚した瞬間、父親は仕事を辞めました。父母共に完全無職で全く収入がありません。 150万円はさすがに呆れました。 中国で150万円と言うのは日本で言えばどれぐらいの価値がありますか? 中国の30代サラリーマンの平均給与はいくらぐらいなのでしょうか? 決して余裕があるから送るのではありません。 送りすぎじゃないでしょうか?

中国での150万円の価値と30代サラリーマンの平均年収

ご心配されているように、ご妻室が中国の両親に送金されている金額は、日本の感覚とは異なる価値観で捉えられる可能性があります。まず、中国での150万円の価値と、30代サラリーマンの平均年収について見ていきましょう。

為替レートと購買力平価

単純に現在の為替レート(日本円から中国元へのレート)で換算すると、150万円は相当な金額になります。しかし、重要なのは購買力平価です。購買力平価とは、同じ金額でどの程度の商品やサービスを購入できるかを比較する指標です。日本と中国では物価が大きく異なるため、単純な為替レートだけでは金額の価値を正確に比較できません。

大連市の物価は、中国の主要都市と比較するとやや低めですが、それでも日本の物価よりは低く、150万円は相当な金額と言えるでしょう。具体的に、大連市で150万円で何が出来るのか、いくつかの例を挙げましょう。

* **住宅購入:**郊外のマンションであれば頭金として十分な金額になる可能性があります。中心部に近い物件となると難しいでしょうが、中古物件であれば購入できる可能性も考えられます。
* **生活費:**ご両親が年金生活で収入がないとのことですので、この150万円は生活費として数年間に渡って支えることができるでしょう。
* **医療費:**中国の医療費は、日本と比較して低い傾向があります。しかし、高額な治療が必要になった場合、この金額は大きな助けとなるでしょう。

中国の30代サラリーマンの平均年収

中国の30代サラリーマンの平均年収は、地域や職種によって大きく異なります。大連市の場合、平均年収は日本円に換算すると約100万円から200万円程度と推測されます。これはあくまでも平均であり、高収入の職業や企業に勤める人であれば、この金額を大きく上回る可能性があります。しかし、ご両親は完全無職であるため、この平均年収を参考に考えることは難しいでしょう。

仕送りの額について:適切な金額を考えるための視点

ご妻室の気持ち、ご両親への愛情は十分に理解できます。しかし、現状の仕送りの額について、いくつか懸念点があります。

ご自身の経済状況

まず、ご自身の経済状況を改めて確認することが重要です。半年に30万円、年に60万円の仕送りは、ご自身の生活に支障をきたしていないでしょうか?将来の老後資金、お子さんの教育資金など、将来を見据えた計画を立て、その上で仕送りの額を決定する必要があります。無理のない範囲での仕送りが重要です。

ご両親の状況と自立支援

ご両親は年金生活で収入がなく、完全無職とのことですが、ご兄弟はいるとのことです。ご兄弟に経済的な援助を求めることはできないのでしょうか?ご両親の生活状況を詳しく把握し、自立支援に向けた具体的なプランを検討することが必要です。例えば、ご両親にパートタイムの仕事を見つける支援をする、生活費の節約方法をアドバイスするなど、長期的な視点でのサポートを検討しましょう。

文化的な背景とコミュニケーション

中国の文化では、親への仕送りは一般的な習慣であり、子供は親を養う責任があると考える人も多いです。しかし、それが過度な負担になっている場合は、ご両親と率直に話し合うことが重要です。ご両親の考えや生活状況を理解し、お互いに納得できる仕送りの額を話し合うことが必要です。

具体的なアドバイス

* 家計簿をつける:ご自身の家計状況を把握するために、家計簿をつけましょう。支出の内訳を明確にすることで、仕送り額の見直しに役立ちます。
* 家族会議を開く:ご夫婦で、そして必要であればご兄弟とも話し合い、今後の仕送りの額や方法について話し合ってください。
* 専門家に相談する:ファイナンシャルプランナーなどに相談することで、客観的な視点からアドバイスを受けることができます。
* 段階的な減額:いきなり仕送りを減らすのではなく、段階的に減額することで、ご両親への負担を軽減できます。
* 代替案を探す:仕送りの代わりに、定期的な訪問や電話での連絡など、他の方法で親孝行をすることも検討しましょう。

専門家の視点:ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

ファイナンシャルプランナーの視点から見ると、現状の仕送りはご自身の経済状況に大きな負担をかけている可能性があります。将来の生活設計を考慮し、無理のない範囲での仕送りを心がけることが重要です。また、ご両親の自立支援についても、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

まとめ

中国での150万円の価値は、日本の感覚とは異なるため、単純な換算では判断できません。ご両親への愛情は理解できますが、ご自身の経済状況や将来設計も考慮し、適切な仕送りの額を見直す必要があります。ご両親との話し合い、ご兄弟との協力、そして専門家のアドバイスを参考に、長期的な視点で解決策を見つけることが重要です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)