中国マンション購入の是非:結婚と投資の両面から徹底解説

中国で家(マンション)の購入を考えております。今、中国でのマンション購入は果たして「買い」なのでしょうか?というのも、1年ちょっと前からお付き合いをしている女性と結婚を考えており、一般的に中国では結婚の時に男性は女性に家を購入するようです。購入後は家を賃貸とし他人に貸し出し、家賃をもらって、生活は日本でする予定です。同じ会社の中国人いわく・今福州市は都市開発が進んでおり、これから地価はどんどん上がるので今のうちに買った方が良い・7年くらい前は70平米の部屋を2~300万円程度で購入できたが、今は800~1000万円程度だそうです。・都市開発とは関係なく、年々中国全体の地価が上がってきているので儲けることは難しいが家賃の回収で絶対に大損はしない・中国元の価値も上がってきているので、回収した家賃を日本円にすればかなり特をするのでは?と言っております。ただし、住まない家を海外に大金を払って購入し日本で生活すること、中国バブルがこのまま続くのか?といろいろ不安要素があり家の購入(結婚)の決断が出来ない状態です。中国経済に詳しい方/中国人と結婚されて家を購入された方/みなさんのご意見を頂きたいです。

中国マンション購入:結婚と投資の二つの側面

中国でマンションを購入するかどうかは、結婚という個人的な事情と、不動産投資という経済的な側面の両方を考慮する必要があります。単に「買い」か「買いではない」と断言することはできません。 ご質問にある福州市でのマンション購入を例に、それぞれの側面を詳しく見ていきましょう。

結婚の側面:中国の文化と現実

中国では、男性が女性にマンションを購入することは、結婚の重要な慣習となっています。これは、女性と彼女の家族への経済的な保証、そして安定した家庭生活への約束を示すものです。しかし、この慣習は近年、変化しつつあります。女性の経済的自立が進み、マンション購入を結婚の絶対条件としないカップルも増えています。

ご自身の状況を改めて確認し、彼女とそのご家族としっかり話し合うことが重要です。マンション購入が彼女にとって必須条件なのか、あるいは他の方法(例えば、共同購入や、頭金の一部を彼女が負担するなど)も検討できるのかを明確にする必要があります。

投資の側面:福州の不動産市場とリスク

福州の不動産市場は、確かに近年活況を呈しており、地価上昇も著しいです。しかし、投資としてのマンション購入は、必ずしも「儲かる」とは限りません。

地価上昇の持続性

中国経済の成長は、不動産市場の大きな推進力となっています。しかし、中国政府は不動産バブルの抑制策を継続的に実施しており、地価上昇のペースは鈍化する可能性があります。また、福州に限らず、中国の不動産市場は政府の政策に大きく左右されるため、予測が非常に難しい市場です。

空室リスクと家賃収入

賃貸経営を前提とする場合、空室リスクは常に考慮しなければなりません。中国の賃貸市場は競争が激しく、家賃収入が期待通りに得られない可能性もあります。また、賃料滞納のリスクも存在します。

為替リスク

中国元と日本円のレート変動も大きなリスクです。元高が続けば、家賃収入を日本円に換算した際に利益が増えますが、元安になれば、利益は減少、もしくは損失になる可能性があります。

税金と管理費

中国での不動産購入には、購入時の税金、年間の固定資産税、管理費など、様々な費用がかかります。これらの費用を正確に計算し、収支計画に含める必要があります。

専門家の意見:不動産投資は専門家に相談を

中国の不動産投資は、複雑な要素が絡み合っています。ご自身で判断する前に、中国の不動産事情に詳しい専門家(不動産会社、税理士、弁護士など)に相談することを強くお勧めします。専門家は、市場動向、リスク、税制などの情報を提供し、最適な投資戦略をアドバイスしてくれます。

具体的なアドバイス:意思決定のためのステップ

1. **彼女との話し合い:** 結婚におけるマンション購入の必要性、役割分担、リスク分担などを明確に話し合います。
2. **専門家への相談:** 不動産会社、税理士、弁護士などに相談し、福州の不動産市場の現状、リスク、税金、法律などを詳しく調べます。
3. **収支計画の作成:** 購入費用、維持費、税金、家賃収入などを考慮した詳細な収支計画を作成します。空室リスクや為替リスクも考慮しましょう。
4. **複数の物件比較:** 複数の物件を比較し、価格、立地、築年数、管理状況などを総合的に評価します。
5. **契約内容の確認:** 契約書の内容を丁寧に確認し、不明な点は専門家に相談します。

まとめ:慎重な判断が重要

中国でのマンション購入は、結婚と投資の両面から慎重に判断する必要があります。 楽観的な見方だけでなく、リスクもきちんと認識し、専門家のアドバイスを参考に、ご自身にとって最適な決断を下してください。 焦らず、時間をかけて検討することが大切です。

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