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築17年中古物件のリフォーム費用概算と検討ポイント
890万円の中古物件を購入し、大規模なリフォームを検討されているとのこと。理想の間取りと価格に魅力を感じつつも、現状の汚れや設備の老朽化が気になる点ですね。まずは、リフォーム費用の大まかな見積もりから見ていきましょう。
リフォーム費用概算
記載されているリフォーム内容(外壁塗装、全室壁紙張替え、キッチン交換、浴室交換、トイレ2ヶ所交換(汲み取り式→水洗)、洗面台交換、畳6畳分交換)は、かなり大規模なリフォームになります。費用は、物件の規模や使用する材料、業者によって大きく異なりますが、以下のような費用を想定しておきましょう。
- 外壁塗装: 50~100万円(面積、使用する塗料によって変動)
- 壁紙張替え(全室): 30~60万円(面積、使用する壁紙によって変動)
- キッチン交換: 50~150万円(システムキッチンのグレード、サイズによって変動)
- 浴室交換: 50~150万円(ユニットバスのグレード、サイズによって変動)
- トイレ交換(2ヶ所): 20~60万円(トイレの種類、設置工事費によって変動)
- 洗面台交換: 5~20万円(洗面台のグレード、サイズによって変動)
- 畳交換(6畳): 5~15万円(畳の種類によって変動)
これらの費用を合計すると、最低でも150万円~600万円以上かかると予想されます。さらに、予想外の修繕が必要になる可能性や、諸費用(設計費、申請費用、処分費用など)も考慮すると、700万円~1000万円以上の追加費用を見込んでおくのが現実的でしょう。
給湯器の交換について
築17年の給湯器は、交換を検討した方が良いでしょう。17年間使用していると、故障リスクが高まり、安全面や省エネルギー性の観点からも交換が推奨されます。修理費用と交換費用を比較検討し、交換の方が長期的なコストパフォーマンスが良いケースが多いです。
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業者によるリフォームとDIYリフォームの比較
業者にリフォームを依頼する場合、費用は高くなりますが、専門的な知識と技術で質の高い仕上がりを期待できます。一方、DIYリフォームは費用を抑えられますが、時間と労力がかかり、技術不足による失敗のリスクも考慮する必要があります。
今回のリフォーム規模を考えると、専門業者に依頼する方が安心です。ただし、業者選びは慎重に行いましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
購入価格とリフォーム費用を比較検討
物件価格890万円にリフォーム費用700万円~1000万円を加えると、1590万円~1890万円の費用がかかります。この金額が、自分たちの予算と照らし合わせて妥当かどうかを判断しましょう。
中古物件購入における注意点
中古物件を購入する際には、以下の点に注意しましょう。
物件調査の重要性
今回のケースのように、実際に物件を見て、状態を確認することは非常に重要です。しかし、表面的な汚れだけでなく、建物の構造や設備の老朽化、シロアリ被害など、専門的な知識がないと見抜けない問題点も多いです。
そのため、建築士や不動産のプロに同行してもらい、適切な調査を行うことを強くお勧めします。
瑕疵担保責任の確認
売買契約を結ぶ前に、瑕疵担保責任について確認しましょう。これは、売主が物件に隠れた欠陥(瑕疵)があった場合、その責任を負うというものです。
リフォーム業者選び
リフォーム業者を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。口コミや評判なども参考にしましょう。信頼できる業者を選ぶことで、安心してリフォームを進めることができます。
予算管理
リフォーム費用は、当初の見積もりよりも高くなる可能性があります。そのため、余裕を持った予算計画を立て、追加費用が発生した場合にも対応できるようにしておきましょう。
まとめ:自分たちでリフォームする?業者に依頼する?
理想的な間取りの中古物件を手に入れるチャンスではありますが、大規模なリフォームが必要となることを踏まえると、費用対効果を慎重に検討する必要があります。
DIYで一部リフォームを行うことも可能ですが、今回の規模では専門業者に依頼した方が安心です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な業者とリフォームプランを見つけることができます。
最終的な判断は、ご自身の予算や時間、そしてリフォームに対する知識やスキルを考慮して決定してください。