中古住宅購入の悩み:昭和レトロな魅力とシロアリ被害、修繕費用の見極め

今朝質問した中古住宅購入で迷っている者です(年のせいで決断力が貧弱 !)。実は朝書いた物件の他にもう一軒気になるものがあります。自分としてはこちらの方が気になるのですが、 以前見に行った時に居間のテラス部分にシロアリにやられた所があり(シロアリはテラスに作られた板のスノコを侵しそこから換気口を通じて床下に入った形跡がある)、また2階のアルミ製の小さなテラスもガタガタで(乗れない)、そして窓やテラスのガラス戸もきっちり閉まらず、かぎ掛けが不可能なのがいくつかありました(建物のゆがみのせい?)。この家は近々まで賃貸ししていてどうも借主がぞんざいにしていたようです。物件は昭和61年築の2階建てで、1階がLDK16畳と和室8畳、2階に6畳と7畳の部屋があります。土地は約61坪で価格は1100万円です。色々問題ありの家ですが、不動産屋は綺麗にして渡すと言ってます。外見と内部は自分好みのつくりでどうしようかと迷っています。こういう家は買わない方が懸命でょうか?。補足 さっそくのアドバイスをありがとうございました。貴重なご意見、十分参考にさせていただきます。

昭和61年築中古住宅の購入:魅力とリスクのバランス

61年築の中古住宅、土地61坪、価格1100万円という物件は、立地や状態によっては魅力的な選択肢となる可能性があります。しかし、シロアリ被害、テラスの損傷、窓やガラス戸の不具合など、指摘されている問題は軽視できません。 不動産屋が「綺麗にして渡す」という発言は、表面的な修繕を指す可能性が高く、構造的な問題や潜在的なリスクまでカバーするとは限りません。 購入を検討する際には、これらの問題点を正確に把握し、修繕費用を十分に考慮することが不可欠です。

シロアリ被害と建物の構造的問題

シロアリ被害は、軽視できない深刻な問題です。テラスのスノコからの侵入経路だけでなく、床下全体への被害状況を専門業者に調査してもらう必要があります。 シロアリ駆除費用は被害の程度によって大きく変動しますが、数万円から数十万円、場合によっては数百万円にも及ぶ可能性があります。 さらに、シロアリ被害は建物の構造に影響を与えている可能性も考慮しなければなりません。 床下の腐食や強度低下は、建物の寿命や安全性に直結する重大な問題です。

テラスの損傷と窓・ガラス戸の不具合

2階のアルミ製テラスのガタつきや、窓・ガラス戸の閉まり不良は、建物の歪みを示唆しています。 これは、シロアリ被害や経年劣化に加え、地盤沈下などの可能性も考えられます。 これらの問題は、単なる修繕で済むとは限らず、大規模な改修が必要になる可能性があります。 特に、建物の歪みは、将来的に更なる修繕費用を招く可能性があり、注意が必要です。

賃貸履歴と建物の状態

以前賃貸されていた物件は、居住者の使用状況によって状態が悪化している可能性があります。 丁寧な使用を心がけていた居住者であれば問題ないかもしれませんが、そうでない場合は、修繕が必要な箇所が多数ある可能性があります。 不動産屋の説明だけでなく、ご自身の目で建物の状態を丁寧に確認し、必要に応じて専門家による検査を依頼することをお勧めします。

購入前に確認すべき点と専門家の活用

この物件を購入するかどうかを判断する前に、以下の点を徹底的に確認する必要があります。

  • シロアリ被害の全容:専門業者によるシロアリ調査を実施し、被害の程度と駆除費用を見積もってもらう。
  • 建物の構造診断:専門業者による建物の構造診断を実施し、歪み、腐食、強度低下などの問題がないかを確認する。
  • 修繕費用見積もり:シロアリ駆除、テラス修理、窓・ガラス戸修理など、必要な修繕費用を詳細に見積もってもらう。
  • 地盤調査:地盤沈下の可能性を調べるために、地盤調査を実施する。
  • 価格交渉:修繕費用を考慮し、不動産業者と価格交渉を行う。

専門家からのアドバイス

建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、客観的な視点から物件の状態を評価してもらい、適切な判断をすることができます。 専門家の意見を参考に、購入の可否や修繕費用、価格交渉などを検討しましょう。

自分好みのつくりと修繕費用のバランス

物件の外見や内部が好みであることは大きな魅力ですが、修繕費用を考慮せずに購入を決断すると、経済的な負担が大きくなる可能性があります。 物件の魅力と修繕費用、そして将来的な維持管理費用を総合的に判断し、ご自身の経済状況と照らし合わせて慎重に検討することが重要です。

まとめ:リスクとリターンのバランス

昭和レトロな雰囲気と広々とした土地は魅力的ですが、シロアリ被害や建物の不具合は無視できない問題です。 専門家の意見を参考に、修繕費用を正確に見積もり、価格交渉を行い、ご自身の経済状況と照らし合わせて、購入するかどうかを冷静に判断してください。 購入を決定する前に、十分な時間をかけて検討し、後悔のない選択をするようにしましょう。 焦らず、じっくりと時間をかけて検討することが大切です。

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