中古住宅売却:リフォームすべき?それとも更地?愛知の築20年住宅を例に解説

中古住宅を売る場合リホーム済みの方がいい? 現在、父と同居を考えています。父は愛知県の車の町の片隅に自宅を持っています。坪評価価格28万円、56坪。自宅は、鉄骨作りの木造3階建て、住宅のべ面積約130㎡。平成4年に新築したので、今年で築20年になります。この自宅を売りに出したいと思うのですが(土地・建物父名義)。よく、「リホームしてから売ったほうが高く買ってくれる」と言われますが、この自宅は2人で(父と私)住んでいたので1部屋の間取りが大きく、2階の部屋は3部屋→5部屋に分けることが可能です。(全て6畳くらいになります)。このような場合、買い手の都合で間取りとか変更可なので、変にリホームするより、このまま売って自分たちでリホームしてください。と言ったほうがいいと思うのですが、そうすると売るときに安くたたかれてしまうのでしょうか?やはり「壁紙」くらいは変えておいたほうがいいのでしょうか?補足それとも、いっそのこと更地にしたほうがいいのでしょうか?

築20年中古住宅の売却:リフォームの必要性と更地化の検討

愛知県の車の町にある、築20年の鉄骨造り木造3階建て住宅(130㎡、56坪)の売却を検討されているとのこと。リフォームするか、現状で売却するか、更地にするか、悩ましい問題ですね。結論から言うと、状況によって最適な選択肢は異なります。それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

現状のまま売却するメリット・デメリット

メリット

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  • 費用を抑えられる:リフォーム費用を削減できるため、売却価格からリフォーム費用を引いた金額よりも多く手元に残ります。
  • 迅速な売却が可能:リフォームに時間をかけずに、すぐに売却活動を開始できます。
  • 買い手の自由度が高い:間取り変更など、買い手の希望に合わせたリフォームが可能です。購入者にとって、理想の住まいを実現できる可能性があります。

デメリット

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  • 売却価格が低くなる可能性:築年数が経過しており、リフォームされていないため、市場価値が低くなる可能性があります。特に、設備や内装の老朽化が目立つ場合は、価格交渉で不利になる可能性があります。
  • 購入希望者が少ない可能性:リフォーム済みの物件と比較して、購入希望者が少ない可能性があります。そのため、売却期間が長くなる可能性も考慮する必要があります。

リフォームして売却するメリット・デメリット

メリット

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  • 売却価格が高くなる可能性:リフォームすることで、建物の価値を高め、より高い価格で売却できる可能性があります。特に、水回りや内装のリフォームは効果的です。
  • 購入希望者増加:リフォーム済みの物件は、購入希望者にとって魅力的であるため、より多くの購入希望者が見込めます。これにより、早期売却の可能性が高まります。

デメリット

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  • リフォーム費用が必要:リフォームには費用がかかります。リフォーム費用と売却価格のバランスを考慮する必要があります。費用対効果をしっかり検討することが重要です。
  • リフォーム期間が必要:リフォームには時間が必要なため、売却までの期間が長くなる可能性があります。
  • リフォーム内容の選定が重要:市場ニーズに合ったリフォーム内容を選択することが重要です。適切なリフォームをしなければ、かえって売却価格が下がってしまう可能性もあります。

リフォームのポイント:費用対効果を重視

リフォームする場合は、費用対効果の高い箇所に絞ることが重要です。例えば、

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  • キッチン・バスルームなどの水回り:古くなった水回りのリフォームは、中古住宅の価値を大きく向上させる効果があります。
  • トイレ:水回りと同じく、清潔感を与えるためにもリフォームは効果的です。
  • 壁紙:比較的費用を抑えつつ、印象を大きく変えることができるため、優先的に検討しましょう。ベージュ系の壁紙は、多くの人の好みに合うためおすすめです。
  • 床:傷みが激しい場合は、リフォームを検討しましょう。フローリングの張り替えは、費用がかかりますが、住宅全体の印象を大きく変えることができます。

一方、間取り変更は費用が大きくなる上に、必ずしも売却価格に反映されるとは限りません。今回のケースのように、部屋数を増やすリフォームは、必ずしも需要があるとは限らないため、慎重に検討する必要があります。

更地にして売却するメリット・デメリット

メリット

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  • 土地の価値を最大限に活かせる:土地の価値を最大限に活かすことができます。特に、土地の需要が高い地域では、更地にすることで高価格での売却が期待できます。
  • 買い手の自由度が高い:買い手は自由に建物を建築できるため、幅広い層の購入希望者が見込めます。

デメリット

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  • 解体費用が必要:解体費用は高額になる可能性があります。解体費用と売却価格のバランスを考慮する必要があります。
  • 売却期間が長くなる可能性:更地にするには時間がかかるため、売却期間が長くなる可能性があります。

専門家への相談

売却方法の決定に迷う場合は、不動産会社に相談することをおすすめします。不動産会社は、市場動向や物件の価値などを熟知しており、最適な売却方法を提案してくれます。複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討することで、より良い条件で売却できる可能性が高まります。

まとめ:状況に応じた最適な選択を

今回のケースでは、リフォーム費用と売却価格のバランス、そして売却期間を考慮する必要があります。間取り変更は費用対効果が低い可能性があるため、壁紙の張り替えなどの比較的低コストなリフォームに絞り、現状で売却する方法も検討しましょう。更地にするかどうかは、土地の価値や解体費用などを考慮し、慎重に判断する必要があります。

不動産会社に相談し、専門家の意見を聞きながら、ご自身の状況に最適な売却方法を選択してください。

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