中古住宅の買い取りか、住宅ローンによる買い替えか? 350万円世帯の賢い選択

今の中古住宅を買い取るのがいいのか、住宅ローンを組むほうがいいのか教えてください。私の夫は自営業の跡取りで、今は平の社員です。合資会社ですが、従業員は家族のみで、社会保険に入っていません。2010年秋に結婚し、結婚と同時に会社が私たちの住む家を社宅にと購入しました。中古住宅で築45年以上、1700万を10年返済で返しています。水道の配管はすべて取り換えてあり、耐震パネルを入れたそうです。北側の外壁にひび割れがあり、北側2階の洋室の床が傾いていて、ベッドが傾いてしまうので、ベッドの下に本を置いて平行になるようにしています。不動産屋さんによると、この家は元の持ち主が暮らしていた時は全体的に傾いており、ジャッキアップしたとのことでした。今は多少ボールは転がるものの、暮らしているうちで明らかに平行でないなぁと感じるのは2階の部屋のみで、1階は暮らす分には支障がありません。(北側の窓や扉の開け閉めは多少苦労します)私の祖父が建築設計の会社を経営しており、購入後に、「その家はもう寿命だ」と言っていました。そこで、あと何年もつのかな、10年後、会社がローンを完済したときに、私たちがお金を払ってこの住宅を会社から買い取ることもできるけれど、その価値があるのか、それとも新たに住宅ローンをくんで、別の住宅を買うのがいいのか、そしてそのタイミングはいつがいいのか、と考えているのですが答えが出ません。今の住宅は2LDKで2階に2部屋あり、団地サイズの6畳が2部屋です。住宅としては小さい敷地で、取り壊しをしたら建ペイ率の関係で、もう住宅は立たないか、3階以上の縦長の、1フロア1部屋くらいの住居を建てることになると思います。夫は住宅のメンテナンスはいっさいしないつもりで(社宅ですが修繕は自分たちでやってね、と言われています)、メンテナンスをしないと長持ちはしないと思うのですが、その状態で何年住めるのかわかりません。夫と私の年収は二人あわせて350万で、社会保険を自分たちで払っているため、生活に余裕はあまりなく、ローンを組めるのかわかりません。また、免除や未納の期間があるため、将来の年金はあまり望めませんので、老後の生活費は現金で貯めたいです。子供は作らないつもりですが、部屋数が家でも仕事をするため最低でも2LDKでと考えているのですが、今住んでいるのが地方都市の中心地で、この地域の新築物件の相場が3LDKで4000万くらいします(2LDKの新築物件は見たことがありません)。夫はこの地域に住むことにこだわっていて、郊外に出ることは拒否します。会社は住宅ローンをあと7、8年で返し終わった後、夫が会社に貸している200万を返済したあとでないと、もうこれ以上の夫の給与増はできないみたいです。(少なくとも10年は給与は上がらない、夫は今30歳です)義両親は今年から老後のお金をためはじめたので、社長交代などで給与が上がることも、当分ないと思われます。私は持病があり、フルタイムで働くことは難しいと思います。また、仕事上で音がするので、マンションなどは考えておらず、一軒家で考えているのですが。こういう条件で、この家のローンが終わった後この家を買い取るのがいいか、住宅ローンを組み直して新たに買うほうがいいか、その場合夫が何歳の時に住宅を買えばいいのか、考えてもわかりません。どなたかお分かりになる方、教えてください。補足今貯蓄が600万ほどあり、そのうち200万を会社に貸しています。10年後に戻ってきたとして、貯蓄は1000万位になると思います。手取りが年280万弱、ボーナスが60万なので、月収手取りは二人で18万弱です。家賃は収入の25%までが適正なので、、4.5万まに収めたいです。(今の家賃は4万)賃貸は2LDKで8万~するので、賃貸に住むというのも収入が上がらなかった場合、家計が苦しいです。土地代は高い地域だと思います。1700万のうち、リフォームやジャッキアップの代金も入っていると思うので、土地の値段は1000万強かと思います。会社から買い取る場合、その価格を払うと思うのですが、独身時代からの貯蓄も全部はたいて、もしその先住めなくなったらどうしよう…という思いと、10年後、夫は40歳なので、それから住宅ローンを新たに組むと頭金に1000万あてても、借入金額が少なくなったり、審査が通りづらくなるのではと思い、悩みます。シミュレーションはやってみたことがありますが、今のままでは無理そうです。社長交代すれば300万ほど年収がアップするのですが、いつになるかわからず…。どうしたらいいのかと思い質問しました。

現状分析:老朽化した社宅と厳しい経済状況

現在、築45年以上の中古住宅(社宅)に居住されており、老朽化による様々な問題を抱えている状況です。年収350万円、社会保険未加入、将来の年金不安といった経済的な制約も大きな課題となっています。さらに、夫の給与アップの見込みが10年後以降にずれ込む可能性も高く、将来への不安が募っている状況が伺えます。

選択肢の検討:買い取りか、買い替えか?

大きく分けて、以下の2つの選択肢があります。

1. 10年後に社宅を買い取る

10年後、会社から社宅を買い取るという選択肢です。メリットは、現在の家賃と同等の費用で住み続けられる可能性がある点です。しかし、老朽化が進行し、修繕費用が膨大になるリスクがあります。また、買い取り価格が不明なため、貯蓄を大きく圧迫する可能性も考慮する必要があります。現在の住宅の状況から、買い取り価格が1,000万円を超える可能性も高く、貯蓄1,000万円では足りない可能性があります。

2. 住宅ローンを組んで新たな住宅を購入する

新たな住宅を購入する選択肢です。メリットは、新築または築浅の中古住宅に住めること、快適な住環境が得られること、そして住宅ローン控除などの税制優遇措置を利用できる可能性があることです。しかし、高額な初期費用と月々の返済が必要となり、現在の経済状況では難しいかもしれません。

それぞれの選択肢におけるリスクと対策

それぞれの選択肢におけるリスクと、それに対する対策を検討します。

1. 社宅買い取りのリスクと対策

* **高額な修繕費用:** 老朽化が進むと、屋根、外壁、配管など、様々な箇所の修繕が必要になります。修繕費用を事前に見積もり、修繕積立金を計画的に貯蓄する必要があります。専門業者による住宅診断を受け、修繕費用の概算を把握することが重要です。
* **資産価値の低下:** 築年数の古い住宅は、資産価値が低く、売却時の損失が大きくなる可能性があります。将来的に売却を検討する場合は、売却価格を考慮する必要があります。
* **資金不足:** 買い取り価格が予想を上回った場合、資金が不足する可能性があります。追加融資の可否や、他の資産の活用を検討する必要があります。

2. 住宅ローンによる買い替えのリスクと対策

* **住宅ローンの審査通過:** 年収が低く、社会保険未加入であるため、住宅ローンの審査が通らない可能性があります。保証会社への加入や、頭金を増やすなどの対策が必要です。また、信用情報機関の信用情報を確認し、問題がないか確認しましょう。
* **返済負担:** 月々の返済額が大きすぎると、生活が圧迫されます。返済シミュレーションを綿密に行い、無理のない返済計画を立てる必要があります。返済期間を長く設定することで、月々の負担を軽減できますが、総支払額は増加します。
* **金利上昇リスク:** 金利上昇によって、返済額が増加する可能性があります。固定金利か変動金利か、慎重に検討する必要があります。

専門家への相談

住宅購入は人生における大きな決断です。ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談し、現状の経済状況や将来の展望を踏まえた上で、最適なプランを立てることをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、リスクを最小限に抑え、より良い選択をすることができます。

具体的なステップ

1. **住宅診断の実施:** 専門業者に依頼し、現在の住宅の状況を正確に把握します。修繕費用や耐用年数を明確にすることで、買い取りか買い替えかの判断材料となります。
2. **資金計画の見直し:** 現在の貯蓄額、収入、支出を精査し、将来の資金計画を立てます。買い取りの場合、必要な資金を確保できるか、買い替えの場合、住宅ローンの返済計画を立てられますか。
3. **住宅ローンシミュレーション:** 複数の金融機関でシミュレーションを行い、最適なローン条件を探します。金利や返済期間、保証会社などを比較検討します。
4. **専門家への相談:** ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談し、最適なプランを決定します。

まとめ:将来を見据えた賢い選択を

現在の状況では、どちらの選択肢にもリスクとメリットが存在します。重要なのは、将来を見据えた上で、ご自身の状況に最適な選択をすることです。専門家のアドバイスを受けながら、慎重に検討し、後悔のない決断を下してください。

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