中古住宅の大理石調タイル目地リフォーム:最適な方法と選び方

室内大理石調タイルの目地リフォームについて早急にご回答いただきたく思います。(長文です。) 中古の一軒家を購入したのですが、LDKと廊下の床が大理石調(本物の大理石なのか偽タイルなのかよく分かりません)のタイル張りになっており、目地がボロボロになっていたため目地部分のみリフォームすることになりました。 リビングダイニングは電気式床暖房が入っている為、タイルの上に乗るとややフワフワと動く感じがあります。 リフォーム業者に相談したところ、リフォーム前に入っていたと思われるセメント系の硬いものは新しく入れ替えてもまたすぐに割れたりボロボロと剥がれてくるという話でしたので、コーキング(シーリング工事)が良いのではということになりました。 柔軟性をや耐久性を考えコ―キング(ボンドシーリング・コニシというメーカーのポリサルファイド系2液タイプ)を入れていただいたのですが、完全に硬化した後も靴下の繊維やホコリが付着し、白のコ―キングが一週間もしないうちに黒く汚くなってしまいました。 「コ―キングにしたら何十年も奇麗な状態になりますよ」 と言われたので、高い料金を支払って目地コ―キングをしてもらったのに、住むには耐えがたいくらいの汚れた現状に怒りと悲しさが込み上げ、リフォーム業者にクレームを言うことに。 現状を見てもらいよくよく話を聞くと、主に壁のコ―キングのお仕事をされている業者だったようで、今回のような室内の床目地にコ―キング剤を使用したことは初めてだった為、このような事態は想定してなかったと言い訳をしてきました。 やったこともないのになぜ奇麗になりますなんて断言したのでしょうか!? とりあえず、汚いコーキングはすべてはがし別の方法を探してみるというということですが、新しい方法というのもこの業者まかせっきりでは信用ならないので、私なりにネットで調べたり、こちらの知恵袋でお力をお貸し頂けたらと思いご質問させていただきました。 今は不便ながら2階の狭い部屋で生活しており、目地リフォームが終わらない限り落ち着いて生活できません。 夢のマイホームなのに床を見るたびにイライラしてしまいます。 ●どのような目地材を入れたらよいのか。(床暖房が入ったフワフワ動く床にも合うもの。メーカー等も詳しく教えて下さい) ●シリコン系コ―キング剤はどうか(リフォーム業者がシリコンならいけるかもと提案してきています) ●汚れても楽に掃除できるものであれば色は白が希望です ●目地の体験談などもお聞かせ下さい よろしくお願い致します。

大理石調タイルの目地リフォーム:失敗から学ぶ最適な方法

中古住宅を購入し、大理石調タイルの目地リフォームに挑戦されたものの、コーキングが汚れやすく、期待外れだったというご相談ですね。床暖房の存在も、目地材選びを複雑にしています。まずは、失敗の原因と、最適な解決策を探っていきましょう。

失敗の原因分析:ポリサルファイド系コーキングの不適切な使用

今回の失敗は、ポリサルファイド系コーキングの特性と、床暖房のある床への適用を考慮しなかった点にあります。ポリサルファイド系コーキングは、耐久性が高い反面、表面が多少ざらつきやすく、汚れが付きやすいという特徴があります。特に、床面のように歩行による摩擦や埃の多い場所では、汚れが目立ちやすいのです。さらに、床暖房による床のわずかな動きも、コーキングにストレスを与え、ひび割れや剥がれの原因となる可能性があります。

適切な目地材の選定:床暖房対応と清掃性を考慮

床暖房のある床、そして清掃性を重視するなら、以下の点を考慮して目地材を選びましょう。

1. 柔軟性のあるエポキシ系樹脂モルタル

エポキシ系樹脂モルタルは、セメント系に比べて柔軟性が高く、床暖房による伸縮にも追従しやすいのが特徴です。また、表面が滑らかで、汚れが付きにくく、掃除もしやすいです。ただし、施工には専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

2. シリコン系コーキング剤:適切なタイプを選ぶ

リフォーム業者が提案したシリコン系コーキング剤も選択肢の一つです。ただし、すべてのシリコン系コーキング剤が床暖房や床面に適しているわけではありません。耐熱性と柔軟性を兼ね備えた、建築用シリコンシーラントを選びましょう。特に、耐候性耐水性が高いものを選ぶことが重要です。

  • メーカー例:東亞合成、信越化学工業、コニシなど
  • 選び方のポイント:耐熱性、柔軟性、耐候性、耐水性、防カビ性などを確認しましょう。

3. 目地材の色選び:汚れが目立ちにくい色

白は汚れが目立ちやすいので、グレーアイボリーなどの淡い色を選ぶと、汚れが目立ちにくくなります。

具体的な施工手順と注意点

1. 既存コーキングの完全な除去:古いコーキング材を完全に除去することが、新しい目地材の定着に不可欠です。
2. 下地処理:目地をきれいに清掃し、プライマーを塗布して、新しい目地材の接着性を高めます。
3. 目地材の充填:ヘラなどを使って、目地材を丁寧に充填します。エポキシ系樹脂モルタルは、専門業者に依頼することをお勧めします。
4. 養生:目地材が完全に硬化するまで、十分に養生します。

専門家の視点:経験豊富な業者選びの重要性

今回のケースのように、経験の浅い業者に依頼すると、思わぬ失敗につながることがあります。床暖房のある床の目地リフォームは、専門知識と技術が必要なため、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、施工実績や使用する材料、保証内容などを比較検討しましょう。

目地リフォームの体験談:成功事例と失敗事例

成功事例:知人の体験談では、エポキシ系樹脂モルタルを使用し、10年以上経っても目地がキレイな状態を保っているそうです。専門業者に依頼することで、仕上がりの美しさだけでなく、耐久性も確保できたとのことです。

失敗事例:安価なコーキング剤を使用したところ、すぐに劣化し、再リフォームが必要になったというケースもあります。

まとめ:理想のインテリアを実現するためのポイント

大理石調タイルの目地リフォームは、適切な目地材選びと、経験豊富な業者への依頼が成功の鍵となります。床暖房の有無や清掃性、デザイン性を考慮し、最適な目地材を選びましょう。今回の失敗を教訓に、理想のインテリアを実現してください。

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