中古住宅のレイアウト変更:ふすま仕切りの日本家屋を快適空間に

ふすま仕切りの日本家屋の居間はどこに置けば良いと思いますか? 中古住宅に住んでいます。住んで4年ですが、今更ながらどうにか住み良くできないものかと頭をひねっています。まず、南側に玄関、入ると北に向かって廊下が伸び、その先にキッチンがあります。玄関と廊下を挟んで西側に縁側と本間6畳間。現在縁側の障子をとっぱらって9畳の寝室&クローゼット。玄関と廊下を挟んで東側に縁側と本間6畳間(子供のオモチャ部屋)、欄間あり、本間8畳床の間(特に使っていない。子供たちが走り回る)。東側の8畳間と北側のキッチンとの角に6畳間。現在居間。日中はこの部屋でみんなで過ごしています。キッチンに向かって背中側(オモチャの部屋)のふすまは冷蔵庫などで潰しています。風呂トイレはキッチンから西側に横並びであります。完全に襖と障子で仕切られた住宅です。玄関から両手に広がるお縁にも引き戸があり壁のない家です。((笑))昔から気になっていたのですが、お姑さんやお客さんなど来た時、なぜかお縁を通って部屋に入って来ることなく、必ずキッチンを通ってきます。友達に聞くと、どこから入ればいいのかわからないとのこと。出来れば、台所は見られたくなく(特に姑に)、居間の場所を現在のオモチャ部屋に移動させようかと考えています。しかし、主人は窓のない居間は絶対やめたほうが良いと言います。確かに私も居間に光が入らないのは、あまり好きではありませんが、プチ改造的に、台所と真ん中の間を行き来出来るようにして過ごすといいんじゃないかと思うのですが。来客時にはふすまを締めて。空空調の問題もあるのですが。居間は夏は涼しいのですが、今時期寒くて寒くて仕方がありません。ネットで検索してみると、北側の部屋はは寝室かクローゼットのように使う人が多いようですが。みなさんならどう居住しますか?また同じような物件に住んでる方はどう配置して生活してますか?

現在の間取りと課題

現在の間取りは、玄関から入って北側にキッチン、東側に6畳の子供部屋(おもちゃ部屋)、8畳の床の間、西側に9畳の寝室がある、典型的な日本家屋です。居間はキッチンと東側の部屋の角にある6畳間ですが、来客導線が不明瞭で、キッチンを通らざるを得ない状況、冬場の寒さ、そして窓のない居間への懸念など、いくつかの課題を抱えています。

居間配置変更案とメリット・デメリット

ご質問にあるように、居間を現在の子供部屋(6畳間)に移す案について検討しましょう。

案1:子供部屋を居間に変更

メリット:

* 来客導線が明確になり、キッチンを通らずに済む。
* 姑への配慮もできる。
* 現在の居間は、収納スペースや書斎として活用できる可能性がある。

デメリット:

* 窓がないため、採光と通風が課題となる。
* 冬場の寒さ対策が必要となる。
* 子供部屋の移転先を確保する必要がある。

改善策:採光と通風対策

窓のない部屋を居間にする場合、採光と通風は最重要課題です。以下のような対策を検討しましょう。

  • 欄間を活用:既存の欄間から光を取り込む。欄間のサイズによっては、採光効果を高めるために、欄間を大きくしたり、数を増やすリフォームも検討できます。
  • 間仕切り変更:ふすまをガラス製の建具に変更する、もしくは一部にガラスをはめ込むことで、採光と視覚的な開放感を高めることができます。
  • 照明計画:間接照明や複数の光源を配置することで、明るさを確保し、居間の雰囲気を演出します。LED照明は省エネで、色温度も調整できるのでおすすめです。
  • 換気扇の設置:天井に換気扇を設置することで、空気を循環させ、湿気や臭いを軽減できます。浴室換気扇と連動させることで、より効果的です。
  • 空気清浄機:空気の循環を促進し、空気をきれいに保つために空気清浄機を設置するのも有効です。

案2:現在の居間を維持し、導線を改善

現在の居間を維持しつつ、来客導線を改善する方法も考えられます。

  • 玄関からの導線確保:玄関から直接居間へアクセスできるよう、新たな通路を作る、もしくは既存の通路を拡張するリフォームを検討します。ただし、構造上の制約がある可能性があります。
  • 目隠し:キッチン側に目隠し用の衝立やカーテンを設置することで、来客時にキッチンが見えないように工夫します。
  • サイン設置:玄関近くに分かりやすい案内表示を設置することで、来客が迷わず居間へ案内できます。

専門家の意見:建築士の視点

古い日本家屋のリフォームは、構造や建材の特性を理解した上で進める必要があります。建築士に相談することで、適切な改修方法や、予算、工期の見積もりを得ることができます。特に、採光や通風、断熱といった問題については、専門家のアドバイスが不可欠です。

空調対策

冬場の寒さ対策として、以下の方法が考えられます。

  • 断熱材の追加:壁や天井に断熱材を追加することで、室内の温度を維持しやすくなります。専門業者に相談して適切な断熱材を選びましょう。
  • 床暖房の設置:床暖房は足元から暖めるので、快適な暖かさを感じられます。ただし、設置費用やランニングコストを考慮する必要があります。
  • エアコンの設置:効率の良いエアコンを設置し、適切な温度設定を行うことで、室温を快適に保ちます。ヒートポンプ式エアコンは省エネ性に優れています。
  • カーテンやブラインド:厚手のカーテンやブラインドを使用することで、窓からの熱の逃げを防ぎます。

まとめ:最適な間取りはライフスタイル次第

最適な間取りは、ご家族のライフスタイルや優先順位によって異なります。今回のケースでは、来客導線、採光、通風、そして冬場の寒さ対策が重要なポイントとなります。それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご家族で話し合って最適なプランを選びましょう。必要に応じて、建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家の意見を参考にすると、より満足度の高いリフォームを実現できるでしょう。

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