中古一軒家購入における諸費用と住宅ローンの疑問

無知でお恥ずかしい限りですが教えてください。 中古一軒家の購入を検討しているのですが、よく《諸費用》という言葉を聞きます。もしローンが通り購入が決定となればこれはどうしても現金で即 支払わなければならないものですか?ローンに組み込ませるのは不可能なのでしょうか? また、諸費用は宅建会社によって変わりますか? 貯金がまったくないわけではありませんが、何があるかわからないので最低でも50万はないものとして手元に残したいのと、引っ越し費用や新生活の準備で現金で100万以上かかったという話も人から聞きました。諸費用を一括で払ってしまったら、いざ引っ越すとなった時に貯金が底を尽きてしまうことを想像したら不安です。 ◎物件価格は1880万円で築4年です。(まだ売り主が居住中) ◎家族構成は私(35歳会社員)、妻26歳(専業主婦)、子供2人(3歳双子)、9月に3人目が産まれます。 ◎私は鉄道関係の会社に勤務していて、勤続17年です。(現在の年収は57万程) ◎現在抱えてるローンは一切なく、油断はできませんがローンは通るだろうと言われています。 ◎実家へ仕送りをしなくてよくなったので、今よりも貯蓄もしやすくなると思われます。 本当ならもう少し手元に現金がある状況ができてから検討すべきなのはわかってます。しかし今の家があまりにも手狭なのと、妻もどうせ引っ越しをするのなら3人目が産まれる準備ができる頃には新しい場所で落ち着いていたいそうで、お腹が大きくなって大変になる前に行動できることはしてしまいたいようです。双子が来年から幼稚園に通う予定なのも理由です。 部屋の間取りを見ても3人の子供を大きくする為に最低限必要な部屋数であることや、利便性と築年数に対する物件の価格も相場より安いのがとても魅力です・・・ 長々と書いてしまいましたが、諸費用をローンに組み込みたいと思うこの買い物は無謀でしょうか。 物件購入に関してお詳しい方や、実際にローンを組んで物件を購入された方からの回答をお待ちしております。 よろしくお願い致します。

中古一軒家購入における諸費用とは?

中古一軒家の購入には、物件価格以外にも様々な費用がかかります。これを「諸費用」と呼びます。具体的には、以下の費用が含まれます。

  • 仲介手数料:不動産会社に支払う手数料。物件価格の3%+6万円(税別)が一般的です。
  • 登録免許税:不動産の所有権移転を登記する際に支払う税金。物件価格の1.5%が目安です。
  • 不動産取得税:不動産を取得した際に支払う税金。物件価格や居住地の市町村によって異なります。
  • 抵当権設定費用:住宅ローンを組む際に、抵当権を設定する費用です。司法書士への手数料などが含まれます。
  • 火災保険料:住宅火災保険への加入費用。保険期間やプランによって金額が異なります。
  • その他費用:測量費用、引越し費用、カーテン・家具などの購入費用など。

これらの諸費用は、物件価格の約5~10%程度になることが多いです。今回の1880万円の物件の場合、94万円~188万円程度と想定できます。

諸費用をローンに組み込めるか?

残念ながら、全ての諸費用をローンに組み込めるわけではありません。 一般的に、仲介手数料や火災保険料などはローンに組み込むことができません。ローンに組み込めるのは、主に登録免許税、不動産取得税、抵当権設定費用などです。しかし、これも金融機関によって対応が異なりますので、事前に確認が必要です。

多くの金融機関では、諸費用のうち一部をローンに組み込むことを認めていますが、上限金額が設定されている場合が多いです。 また、ローン審査に影響することもあります。諸費用を多くローンに組み込むほど、返済額は増え、審査が厳しくなる可能性があります。

諸費用は宅建会社によって変わるか?

仲介手数料は、法律で上限が定められているため、宅建会社によって大きく変わることはありません。 しかし、その他の費用、例えば、司法書士や測量士への依頼先、火災保険のプランなどによって、多少の差が生じる可能性はあります。 複数の不動産会社に相談し、見積もりを比較することで、最適な選択をすることが重要です。

あなたのケースにおける検討

ご家族構成、物件価格、年収などを考慮すると、1880万円の物件購入は十分に可能と考えられます。しかし、諸費用の準備が不足している点が懸念材料です。

最低でも50万円の手元資金を確保したいとのことですが、諸費用に加え、引っ越し費用や新生活の準備費用を考えると、100万円以上は必要となるでしょう。 さらに、3人目の赤ちゃんが生まれるという状況も考慮すると、余裕を持った資金計画が不可欠です。

ローン審査に通る可能性が高いとはいえ、諸費用を全てローンに組み込めない可能性を考慮し、手持ち資金を確保する必要があります。

具体的なアドバイス

* 複数の不動産会社に相談する:見積もりを比較し、諸費用の内訳を明確に確認しましょう。
* ローンシミュレーションを行う:複数の金融機関でシミュレーションを行い、返済計画を立てましょう。返済額だけでなく、金利や返済期間にも注目しましょう。
* 貯蓄の見直し:出産費用や引っ越し費用なども考慮し、必要な資金を確保できるよう、貯蓄計画を立てましょう。
* 親族からの援助:可能であれば、親族からの援助を検討しましょう。
* 物件価格の再検討:諸費用を含めた資金計画を立て、必要であれば物件価格の再検討も視野に入れましょう。

専門家の視点

ファイナンシャルプランナーの視点から見ると、住宅購入は人生における大きな買い物です。 無理のない返済計画を立てることが非常に重要です。 現在の収入と支出を詳細に分析し、将来の収入の見込みも考慮した上で、住宅ローンの返済額が家計に与える影響を慎重に検討する必要があります。 また、予期せぬ支出に備えて、余裕資金を確保しておくことも重要です。

まとめ

中古一軒家の購入は、大きな決断です。 諸費用をローンに組み込める部分と組み込めない部分を理解し、綿密な資金計画を立て、無理のない範囲で住宅購入を進めることが大切です。 専門家への相談も有効な手段です。 焦らず、じっくりと検討し、後悔のない選択をしてください。

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