中古一軒家の間取り変更:2階LDKへのリフォームは可能?費用と注意点

中古の一軒家に住んでいます。1階はガレージ・玄関・トイレ・キッチン・お風呂・洗面所があります。2階は6畳の洋室が1部屋と和室が2部屋、ベランダがあります。南西向きですが、ベランダに面した和室以外は日当たり最悪です。(前面道路で両横も裏も家が建っています) 1階は天気の良い日でも電気をつけないと過ごせません。2階の日当たりが良い部屋をリビングスペースにしたいのですが、1階にキッチンがありリビングは2階というのは不便でしょうか?出来るなら、2階にLDKを移したいのですが、そうなると予算はどの位でしょうか?(大体でいいので…) 変な質問かもしれませんがよろしくお願いします。

1階キッチン、2階LDKのメリット・デメリット

中古住宅を購入し、間取りに不満を感じていることはよくあることです。特に、日当たりが悪いと生活に大きな影響を与えますね。今回のケースでは、南西向きの物件で、1階は常に薄暗い、2階も日当たりの良い部屋が限られているという状況です。2階にLDKを移設したいというご希望は、日照不足の改善と快適な生活空間の確保という点で非常に合理的です。しかし、1階にキッチン、2階にLDKという間取りには、メリットとデメリットが両方存在します。

メリット

* 日当たり改善: 2階LDKにすることで、日当たりの良い空間で生活できます。これは、精神的なストレス軽減にも繋がります。
* 静かな空間: 1階にキッチンを配置することで、調理音などの生活音が2階のLDKに響きにくくなります。
* プライバシー確保: 1階に玄関やガレージがあるため、来客時のプライバシーを守りやすいです。

デメリット

* 動線の不便さ: 食材の運搬や食器の片付けなど、キッチンとLDK間の移動が不便になる可能性があります。階段の上り下りが必要となり、高齢者や小さなお子さんには負担となる可能性があります。
* 配管工事の費用: 水道管や排水管の移設が必要となるため、リフォーム費用が高額になる可能性があります。
* 収納スペースの確保: 2階LDKにすることで、収納スペースが不足する可能性があります。事前に十分な収納計画が必要です。

2階LDKリフォーム:費用と工程

2階にLDKを移設するリフォームは、大規模な工事となるため、費用も高額になります。具体的な費用は、物件の状態、工事内容、使用する材料などによって大きく変動します。しかし、大まかな費用感をつかむために、いくつかの要素を考慮してみましょう。

想定される費用内訳

* キッチン移設費用: 約50万円~150万円(キッチン設備、配管工事、電気工事など)
* 階段改修費用: 約10万円~30万円(既存階段の補修、手摺りの設置など)
* 壁・床・天井改修費用: 約30万円~100万円(間仕切りの撤去、壁の補修、床材・天井材の交換など)
* 建具費用: 約5万円~20万円(ドア、窓などの交換)
* 電気工事費用: 約5万円~20万円(コンセント、照明器具の増設・移設など)
* その他諸費用: 約5万円~10万円(設計費用、申請費用、廃材処理費用など)

合計:約60万円~330万円

上記はあくまで概算です。実際には、現場調査を行い、専門業者に見積もりを取ることが必要です。

リフォーム工程

1. 設計・プランニング: 専門業者と相談し、詳細な設計図を作成します。
2. 解体工事: 既存の壁や床、キッチンなどを解体します。
3. 配管工事: 水道管、排水管などを移設します。
4. 電気工事: コンセント、照明器具などを設置します。
5. 内装工事: 壁、床、天井などを仕上げます。
6. キッチン設置: 新しいキッチンを設置します。
7. 仕上げ: 建具の取り付け、清掃などを行います。

専門家への相談と注意点

大規模なリフォームは、専門家のアドバイスが不可欠です。建築士やリフォーム業者に相談し、現状の住宅状況、予算、希望などを伝え、最適なプランを作成してもらいましょう。

専門家を選ぶポイント

* 実績: 多くのリフォーム実績があり、信頼できる業者を選びましょう。
* 対応力: 質問や相談に丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。
* 価格: 相見積もりを取り、価格を比較しましょう。
* 保証: 工事内容に保証が付いているか確認しましょう。

注意点

* 耐震性: リフォームによって耐震性が低下しないように注意が必要です。
* 法規制: 建築基準法などの法規制に抵触しないように注意が必要です。
* 近隣への配慮: 工事中の騒音や振動などに配慮しましょう。

まとめ:快適な住まいを実現するために

2階LDKへのリフォームは、日当たり改善や快適な生活空間の確保に繋がる反面、費用や工事が複雑になる可能性があります。専門家と綿密に相談し、計画的に進めることが重要です。 まずは、複数の業者に見積もりを依頼し、費用や工程、保証内容などを比較検討しましょう。 そして、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適なリフォームプランを選び、快適な住まいを実現してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)