中古マンション購入:価格交渉とリフォーム費用対策

中古マンション購入にあたり、値段の交渉について。お知恵を貸して下さい。よろしくお願いします。現在、気に入って仮申し込み(部屋を押さえる)物件(中古マンションの一室。築20年)があります。そちらのマンションは、社宅だったマンションを買い取り、少しリフォームし、数十軒を分譲している建物です。2回見学に行き、先日気に入ったので仮申し込みをする事になったのですが…その日もう一度見学し、その時トイレの便器が古く感じました。仲介業者さんに「便器自体は昔のままですか?大丈夫ですか?」聞いた所、「変えてありますよ」と言われました。古く見えるだけだったのかな?と思い仮申し込みをして帰宅しました。しかし帰宅してからとても気になりだし、新築の頃に住んでいた友人に連絡し話し昔のままだとわかりました。色々と調べて、20年前のトイレだと現在便座は売ってない事が多いようですし、割れたら便器ごと交換になります。水回りは20年くらいで壊れたり等聞きますし、買ってから自分でリフォームしないといけないと思うと、騙された感があります(T_T) 口頭での事ですし、しっかり調べてもらわなかった私も悪いと思いますが、この場合値引きなどしてもらえる可能性はあると思いますか? また、値引きしないと言われた時に預り金10万円は全額返してもらえると思いますか? もうひとつすいません。同じ物件の同じような別の部屋を仲介料無料の会社に仲介していただき、仲介料で払う部分だったお金をリフォームにまわす。なんて事はしてもいいのでしょうか? ▼おそらく見た感じでは、洗面所・トイレ・風呂は昔のまま。キッチンだけは新しいものです。

中古マンション購入における価格交渉の可能性

築20年のマンションで、重要事項説明に記載されていないにも関わらず、仲介業者から事実と異なる説明を受けていたという状況は、価格交渉の材料となります。特に、水回り設備(トイレ、浴室、洗面所)の老朽化は、今後の修繕費用を考慮すると大きな問題です。

価格交渉を行う際のポイントは以下の通りです。

  • 具体的な証拠を提示する:友人の証言や、インターネットで調べた20年前のトイレ便器の入手困難さ、交換費用などを資料として提示しましょう。これにより、あなたの主張の信憑性を高めることができます。
  • 冷静かつ丁寧に交渉する:感情的に訴えるのではなく、事実関係を淡々と説明し、具体的な金額を提示して交渉しましょう。例えば、「トイレの交換費用を考慮して、〇〇万円の値引きをお願いしたい」といったように明確に伝えましょう。
  • 売主の立場を理解する:売主もできるだけ高く売りたいと考えているため、交渉は妥協点を見つけることが重要です。あなたの希望額だけでなく、売主が受け入れられる範囲も考慮しましょう。
  • 書面での確認:口頭での約束は曖昧なため、交渉の結果は必ず書面で確認しましょう。値引き額、契約締結日、その他重要な事項を明確に記載してもらいましょう。
  • 専門家の意見を聞く:不動産会社だけでなく、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より有利な交渉を進めることができます。

仲介業者への対応

仲介業者には、事実と異なる説明があったことを伝え、誠実な対応を求める必要があります。仮申し込みの段階であるため、契約解除も視野に入れ、交渉を進めることも可能です。

預り金の返還について

仮申し込みの預り金10万円の返還については、契約締結に至らなかった場合、原則として全額返還されるのが一般的です。ただし、契約書に別途規定がある場合は、その規定に従う必要があります。仲介業者に確認し、書面で返還の約束を取り付けましょう。

仲介料無料会社を利用したリフォーム費用対策

同じ物件の別の部屋を仲介料無料の会社に仲介してもらうことで、仲介手数料をリフォーム費用に充てることは可能です。これは、合法的な節約方法です。ただし、以下の点に注意しましょう。

  • 条件の確認:仲介料無料の会社でも、手数料が完全に無料とは限りません。諸費用などが発生する可能性があるため、事前にしっかりと確認しましょう。
  • 物件の比較:仲介料無料の会社が扱う物件が、希望する物件と全く同じ条件とは限りません。複数の物件を比較検討し、最適な物件を選びましょう。
  • 契約内容の確認:契約書には、重要な事項が全て記載されているか、十分に確認しましょう。不明な点があれば、担当者に質問し、納得してから契約を結びましょう。

専門家の視点:中古マンション購入における注意点

中古マンション購入では、築年数だけでなく、設備の老朽化や修繕費用を考慮することが重要です。特に水回りの設備は、経年劣化が激しいため、購入前にしっかりと確認する必要があります。専門家(不動産鑑定士や建築士)に依頼して、物件の現状を詳しく調査してもらうのも一つの方法です。

リフォーム費用見積りの重要性

リフォーム費用は、物件価格に加えて考慮すべき重要な要素です。トイレだけでなく、浴室や洗面所なども交換が必要であれば、それなりの費用がかかります。事前に複数の業者から見積もりを取り、費用を把握しておくことが大切です。

まとめ:賢い中古マンション購入のために

中古マンション購入は、新築と比べて価格が安く、自分の好みに合わせてリフォームできるというメリットがあります。しかし、築年数の古い物件では、設備の老朽化や修繕費用が課題となります。今回のようなトラブルを避けるためには、物件選びの段階から慎重に調査し、専門家の意見を参考にしながら、冷静に価格交渉を進めることが重要です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)