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中古マンション購入後の騒音問題:不動産会社と売主の責任
中古マンションを購入後、騒音問題に直面し、不動産会社から「知らなかった」の一点張りで対応されたとのこと、大変お気持ちお察しいたします。これは残念ながら、不動産会社や売主の対応に問題があった可能性が高いケースです。
騒音問題の責任の所在
まず、重要なのは、騒音源がポンプ室であるという点です。これは、物件の構造上の問題であり、売主や不動産会社が事前に把握しておくべき情報です。 「外の道路の音だけで静かな部屋」という説明は、重要な情報を意図的に隠蔽していた可能性があります。これは、民法上の「瑕疵担保責任」に抵触する可能性があります。
瑕疵担保責任とは、売買契約において、売買された物件に隠れた欠陥(瑕疵)があった場合、売主は買主に対して責任を負うというものです。今回の騒音問題は、物件の重要な欠陥と言えるでしょう。
不動産会社の対応の問題点
不動産会社は、物件に関する情報を正確に開示する義務があります。知らなかったでは済まされない重大な問題です。大手不動産会社であっても、このような対応は許されるものではありません。
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具体的な対処法
1. 証拠集め:騒音の大きさを測定する機器(騒音計)で測定し、騒音レベルを記録しましょう。また、騒音発生状況を動画や写真で記録することも重要です。夜間の騒音であれば、その時間帯の記録も重要です。
2. 内容証明郵便:不動産会社と売主に、騒音問題についての内容証明郵便を送付します。騒音の状況、苦情の内容、損害賠償請求などを明確に記載しましょう。専門家(弁護士)に相談し、作成してもらうことをお勧めします。
3. 専門家への相談:弁護士や不動産鑑定士に相談し、法的措置を検討しましょう。弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な解決策を提案してくれます。不動産鑑定士は、騒音による物件価値の減額などを評価してくれます。
4. 管理組合への相談:管理組合は、建物の維持管理に責任を負っています。騒音問題の解決に協力してくれる可能性があります。しかし、管理組合だけで解決できない場合も想定し、弁護士等への相談を並行して進めるべきです。
地震被害に関する問題:売主と不動産会社の責任
地震後の売買で、地震の影響について「大京分です」と説明されたにも関わらず、後に管理組合の文書で地震の影響を受けた箇所が判明したとのこと。これも、重要な情報の隠蔽に当たります。
地震被害の責任の所在
売主は、物件の現状を正確に開示する義務があります。地震による被害を隠蔽することは、重大な問題です。特に、管理組合が文書で指摘しているということは、客観的な証拠が存在します。
具体的な対処法
1. 管理組合文書の入手:管理組合から、地震被害に関する文書を正式に取得しましょう。これは、あなたの主張を裏付ける重要な証拠となります。
2. 専門家への相談:弁護士や不動産鑑定士に相談し、損害賠償請求などを検討しましょう。地震被害の程度や、その影響を専門家に評価してもらうことが重要です。
3. 売主への損害賠償請求:売主に対して、地震被害による損害賠償を請求します。内容証明郵便で請求内容を明確に伝えましょう。
4. 不動産会社への責任追及:不動産会社にも、情報の不開示による責任を追及します。売主と連帯して責任を負わせることも可能です。
泣き寝入りはしない!あなたの権利を主張しましょう
今回のケースは、明らかに不動産会社と売主の対応に問題があります。泣き寝入りする必要はありません。積極的に証拠を集め、専門家に相談し、あなたの権利を主張しましょう。
専門家への相談が重要
弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より効果的な解決策を見つけ出すことができます。専門家のアドバイスを受けることで、法的措置を検討する際の不安や迷いを解消し、より自信を持って対応できるようになります。
解決への道のりは長く険しい可能性も
訴訟に発展する可能性も考慮し、時間と費用がかかることを覚悟しましょう。しかし、あなたの権利を守るため、そして、このような不誠実な対応を繰り返させないためにも、諦めずに戦うことが重要です。