中古マンション購入後のトラブル:臭気と水圧の問題、不動産会社への対応

1か月ほど前に完全リフォームされたばかりの中古マンションを購入しました。しかし問題があり現在、売主である不動産屋さんと交渉しております。問題は以下の2点です。・部屋が臭い。特に洗面台、お風呂場、トイレ周り。・水の出が悪い。(10秒で500cc程)臭いについてはリフォームしたばっかりだったので、しばらくすれば消えると思ってたのですが、消えることは無く、日によってはかなりの激臭になります。下水のような、若干酸っぱいような匂いです。先日、不動産屋さん関係の人に来てもらい、色々調べてもらったのですが、匂いについては外にあるメーターボックスの臭いが壁の隙間から流れ込んでるのではないかということでした。水の出については節水タイプなので仕方ないとのこと。蛇口を通さず台所の下の排水管から直接水を出してもらったら、普通に出ていたので間違いないようです。とりあえず、臭いについては、メーターボックスの臭いを消せないならば、隙間を塞いで臭いが部屋に流れ込んでこないようにお願いしました。また水道の蛇口も節水タイプではなく、普通のタイプに変えてもらうように伝えました。その時は、「分かりました。上の者に伝えます。」というような感じだったのですが、後日、「メーターボックスは共用部分なので対応できない」「マンションの構造上のことで水の勢いが悪いのであればこちらも対応できない」とのことでした。どうも話が上手く伝わっていないようでして、水の出については部屋の中までは普通にきてることを伝えたのですが、今度メーカーさんを連れて水圧の調査をするとのことでした。そこで皆さまのご意見を頂ければと思います。物件を紹介された時や契約時に、臭いについてや、節水タイプの蛇口についての説明が一切なかったのですが、不動産屋さんに対応して頂けますでしょうか?正直、契約までに分かっていれば契約はしていませんでした。契約時に物件の状況報告書では臭気等の問題について、有・無のところの無のほうに○がつけられています。また、物件案内時には、クリーニング済みで台所や洗面台のシンクのとこには「クリーニング済み」の紙が置いてあり水を出して確認することができませんでした。今のままでは友達も部屋に呼ぶこともできません。どうかご教授お願い致します。補足個人的に思うのですが、共用部分が管理組合の管理の範囲だったとしても、契約時には悪臭も水圧の弱さも部屋の中にまで及んでいるので、説明の義務があったのではないかと思うのです。リフォームも売主の不動産屋さんの下請け会社がやっているので知っていたはずです。そうなると、故意に瑕疵のある物件を売ったことで問題がありますし、もし知らなかったとすればリフォーム会社の確認ミスなのでやはり責任があるように思えるのです。

中古マンション購入後のトラブル:臭気と水圧の問題への対処法

中古マンションを購入後、臭気と水圧の問題が発生し、不動産会社との交渉が難航しているとのこと、大変お困りのことと思います。状況を整理し、具体的な解決策を検討していきましょう。

1. 臭気問題:メーターボックスからの臭気流入と対策

不動産会社は「メーターボックスは共用部分なので対応できない」と回答していますが、問題はメーターボックス自体ではなく、そこから発生する臭気がマンション内部に流入している点です。共用部分の管理は管理組合の責任ですが、居住者の生活環境に直接影響する臭気問題に対しては、売主である不動産会社にも責任があると考えられます。

具体的な対策としては以下の通りです。

  • 隙間を完全に塞ぐ:メーターボックスと壁の隙間を、適切なシーリング材などで完全に塞ぎ、臭気の流入経路を遮断します。この作業は、不動産会社に依頼するだけでなく、専門業者に依頼することをお勧めします。しっかりとした施工でなければ、効果が期待できません。
  • 臭気の原因究明:メーターボックスからの臭気だと断定する前に、臭気の発生源を特定する必要があります。下水管のつまりや、メーターボックス内部の腐敗など、他の原因も考えられます。専門業者に調査を依頼し、原因を特定した上で適切な対策を講じましょう。
  • 証拠の確保:臭気の強さや発生日時などを記録しておきましょう。写真や動画、臭気測定器によるデータなどを証拠として残しておくことで、交渉を有利に進めることができます。

2. 水圧問題:節水型蛇口と水圧の低さ

不動産会社は「節水タイプなので仕方ない」と回答していますが、蛇口交換だけでは解決しない可能性があります。蛇口を通さず排水管から直接水が出たことから、マンション全体の給水圧が低い可能性が高いです。

  • 水圧の測定:不動産会社がメーカーに水圧調査を依頼するとのことですが、測定結果を必ず確認し、記録しておきましょう。測定結果に基づいて、給水管の老朽化や詰まりなどの問題がないか確認する必要があります。
  • 管理組合への相談:マンション全体の給水圧が低い場合は、管理組合に相談し、給水管の点検や修繕を依頼する必要があります。不動産会社は、この点についても責任を負うべきです。
  • 専門業者への相談:水圧の専門業者に相談し、原因を特定してもらうことも有効です。専門家の意見は、不動産会社との交渉において強い味方になります。

3. 不動産会社への対応:説明義務と瑕疵担保責任

物件紹介時や契約時に、臭気や節水型蛇口について説明がなかったことは、不動産会社に説明義務違反があったと言えるでしょう。契約時に「臭気等の問題について、無」と記載されているにも関わらず、実際には臭気の問題が存在していることは、瑕疵担保責任の問題に発展する可能性があります。

  • 書面での請求:これまでのやり取りを記録した上で、内容証明郵便で不動産会社に改善を請求しましょう。具体的な改善要求(臭気対策、蛇口交換、水圧改善)と、期限を設定することが重要です。専門の弁護士に相談し、内容証明郵便を作成してもらうのも有効です。
  • 交渉の記録:不動産会社とのすべてのやり取りを記録しておきましょう。メール、電話、面談の内容を詳細に記録し、日付と時間、相手方の氏名などを明確に記載します。
  • 専門家への相談:弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談し、適切な対応策を検討しましょう。専門家のアドバイスは、交渉を有利に進める上で非常に役立ちます。

4. 具体的な行動計画

まず、専門業者に臭気と水圧の問題の原因究明を依頼しましょう。その結果を基に、不動産会社と改めて交渉し、具体的な改善策を提示してもらいましょう。交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討することも視野に入れてください。

交渉の際には、冷静かつ毅然とした態度で臨むことが重要です。感情的な言動は、交渉を不利にする可能性があります。証拠となる資料をしっかりと準備し、論理的に説明することで、不動産会社を説得できる可能性が高まります。

まとめ

中古マンション購入後のトラブルは、精神的にも経済的にも大きな負担となります。しかし、適切な対応をすることで、解決できる可能性は十分にあります。今回のケースでは、専門家への相談証拠の確保が非常に重要です。焦らず、一つずつ問題を解決していくことで、快適な住環境を取り戻せるよう願っています。

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