中古マンション購入後のコルク床害虫被害と不動産会社への費用請求について

現在本件で非常に困っています。皆様のお知恵を拝借出来れば幸いです。本年度の7月に築13年の中古マンションを購入いたしました。仲介の大手不動産会社も入っている物件でした。マンション購入後、クリーニングを施しました。そうすると床(コルク素材)に害虫がいることが発覚いたしました。専門業者も入れて、害虫の種類も特定しました。シロアリではありませんが、現在もコルク部を侵食しており、被害は、ほぼすべての部屋に及んでいます。常識的に考えて生活が出来る状況ではありません。専門業者に、見積もりを出してもらいましたところ、床がコルクということもあり、それをすべて剥がして駆除を行わないと死滅させることは出来ないとのことでした。その場合、一度剥がしたコルクはもう使い物にならないため、すべて新しいものに張り替える必要があります。その時に費用が約220万円となります。不動産業者との契約書には、瑕疵責任にはシロアリという害虫の記載がありませんが、買った側としては、十分に深刻な事態で、このためにこのマンションに移り住むことも出来ません。これとはズレますが、ここに至る前にも、不動産業者から部屋のエアコンが電気では都市ガスを使ったものあること、1台は壊れているとは聞きましたが、ここも調べたところ配管が特殊で修理のしようがなく、今のままでは一部屋エアコンが使用できないなど、ただここまでの過程で不動産会社の職務怠慢ではないかと思われる部分があります。そのような状況で、最後の最後に害虫です。こちら側の腹の内としては、この不動産会社の担当者に対して、許せない部分が多々あります。このような状況で、心身とも疲れ、困り果てているのですが、売り主/不動産業者に対して、この費用を請求することは可能でしょうか?アドバイスのほど、よろしくお願いします。

中古マンション購入後のトラブル:コルク床の害虫被害と費用請求の可能性

築13年の中古マンションを購入後、コルク床に害虫被害が発生し、約220万円の修繕費用が必要となったとのこと。さらに、エアコンの故障など、不動産会社の説明不足や瑕疵隠しを疑わせる状況も発生しているとのことです。非常に辛い状況ですが、落ち着いて状況を整理し、対応策を考えていきましょう。

1. 害虫被害と瑕疵担保責任

まず、重要なのは瑕疵担保責任です。これは、売買契約において、売主が物件に隠れた欠陥(瑕疵)があった場合、買主に対して責任を負うというものです。 今回のケースでは、契約書にシロアリの記載がないとはいえ、コルク床の害虫被害は、契約締結時点で存在していた可能性のある欠陥とみなせる可能性があります。

重要なのは、害虫の種類と、その被害の程度、そして発見時期です。専門業者による調査報告書を証拠として提示することが重要になります。報告書には、害虫の種類、被害の範囲、発生原因などが詳細に記載されているはずです。これらを根拠に、不動産会社に責任を問うことができます。

さらに、不動産会社が事前に害虫被害について知っていたか否かも重要なポイントです。 もし、不動産会社が知っていながら告知しなかった場合、故意の瑕疵隠しに当たる可能性があり、より強い法的根拠となります。 メールや契約書、当時のやり取りの記録などを全て保管し、証拠として活用しましょう。

2. エアコンの故障と不動産会社の説明責任

エアコンの故障についても、不動産会社に説明責任があります。 契約時に告知義務があったにも関わらず、告知がなかった、もしくは不十分であった場合は、契約違反にあたる可能性があります。 特に、配管の特殊性による修理不能という点は、重大な欠陥と言えるでしょう。 こちらも、当時のやり取りの記録などを証拠として残しておくことが重要です。

3. 費用請求の可能性と具体的な対応

220万円という高額な修繕費用ですが、不動産会社に請求できる可能性は十分にあります。 ただし、請求をスムーズに進めるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 証拠を揃える:専門業者による調査報告書、契約書、メールのやり取り、写真など、全ての証拠を丁寧に保管しましょう。
  • 内容証明郵便で請求する:まずは、内容証明郵便で、害虫被害とエアコンの故障について、不動産会社に責任を問うとともに、修繕費用の請求を行うことをお勧めします。内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。
  • 弁護士に相談する:法律の専門家に相談することで、より効果的な対応策を検討できます。 特に、高額な費用が絡む場合、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士費用はかかりますが、適切なアドバイスと法的措置によって、損失を最小限に抑えることができる可能性があります。
  • 交渉の姿勢を明確にする:いきなり裁判をちらつかせるのではなく、まずは誠意をもって交渉を試みる姿勢を示すことが重要です。 しかし、交渉が難航する場合は、法的措置も視野に入れるべきです。

4. 専門家の意見

不動産取引に詳しい弁護士や司法書士に相談することを強くお勧めします。 彼らは、あなたの状況を正確に判断し、最適な解決策を提案してくれるでしょう。 また、専門業者による調査報告書は、交渉や訴訟において非常に重要な証拠となりますので、しっかりと保管しておきましょう。

5. 今後の予防策

中古物件を購入する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 物件の状況を徹底的に調査する:専門業者による建物検査を依頼し、建物の状態を詳細に確認しましょう。 特に、床下や壁の中など、普段は見えない部分の点検は重要です。
  • 契約書をよく読む:契約書には、瑕疵担保責任に関する条項が必ず記載されています。 内容をよく理解し、不明な点は不動産会社に確認しましょう。
  • 複数業者に相談する:不動産会社は複数社に相談し、比較検討することで、より良い条件で物件を購入できます。
  • 専門家の意見を参考にする:弁護士や司法書士、建築士などの専門家の意見を参考に、物件選びを進めましょう。

まとめ

今回のケースは、非常に困難な状況ですが、諦めずに、しっかりと証拠を集め、専門家の力を借りながら対応していくことが重要です。 冷静に状況を分析し、適切な行動をとることで、解決への道が開けるはずです。 まずは、弁護士や司法書士に相談し、今後の対応策を検討しましょう。

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