Contents
- 1 1年空き家状態の中古マンション入居前に確認すべき10項目
- 2 ベランダの冊子のがたつきは自分で直せる?
- 3 入居前にすべきこと:安心安全な新生活のために
- 4 まとめ:安心・快適な中古マンション生活を
1年空き家状態の中古マンション入居前に確認すべき10項目
築6年の中古マンション、しかも1年間空き家状態だった物件への入居は、いくつかの注意点があります。せっかく気に入った物件なので、安心して暮らせるように、入居前にしっかりと確認しましょう。以下に、チェックすべき10項目をまとめました。
1. 水回り設備の確認:最重要項目!
1年間使用されていない水回りは、配管内部に汚れや異物が付着している可能性があります。
- 給排水管のチェック:蛇口から水を出し、排水口に水を流し、異臭や汚れがないか確認します。しばらく出しっぱなしにして、水圧や水量、排水状況を確認しましょう。異臭がする、水圧が低い、排水が遅いなどの場合は、配管の詰まりや劣化が疑われます。
- トイレの確認:便器やタンク内部に汚れや異物がないか確認します。また、便器のフラッシュが正常に動作するか、水漏れがないか確認しましょう。
- 浴室・洗面所の確認:排水口のつまり、蛇口からの水漏れ、カビの発生がないか確認します。浴槽や洗面台の排水栓の動作も確認しましょう。
2. 配管・設備機器の点検:潜在的な問題を発見
給湯器、エアコン、換気扇などの設備機器は、1年間使用されていないことで不具合が生じている可能性があります。
- 給湯器:点火、温度調節、水漏れがないか確認します。ガス漏れがないかも確認しましょう。
- エアコン:電源を入れて、冷暖房機能が正常に動作するか確認します。異音や臭いがないかも確認しましょう。
- 換気扇:動作確認を行い、異音や異臭がないか確認します。排気ダクトの汚れも確認しましょう。
3. 壁・天井・床の状況確認:劣化や損傷をチェック
長期間の空室状態では、湿気によるカビや、虫害が発生している可能性があります。
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- 壁:ひび割れ、剥がれ、汚れ、カビの発生がないか確認します。特に、浴室や洗面所などの水回り周辺は注意深く確認しましょう。
- 天井:シミ、汚れ、カビの発生がないか確認します。雨漏れの跡がないかも確認しましょう。
- 床:傷、へこみ、汚れ、湿気による変色がないか確認します。フローリングの剥がれや隙間がないかも確認しましょう。
4. 窓・ベランダの確認:雨漏りや風漏れがないか
ベランダの冊子のがたつきは、自分で直せる場合もありますが、専門業者に依頼した方が確実です。雨漏りや風漏れの原因になっている可能性もあります。
- 窓:開閉の確認、隙間からの風漏れ、雨漏りがないか確認します。窓枠の劣化や破損がないかも確認しましょう。
- ベランダ:防水層の劣化、ひび割れ、雨漏りがないか確認します。冊子のガタツキだけでなく、手すりや床のタイルの破損がないかも確認しましょう。
5. 電気系統の確認:ブレーカーやコンセント
ブレーカーの動作確認、コンセントの不具合がないか確認します。
- ブレーカー:各ブレーカーが正常に動作するか確認します。
- コンセント:各コンセントに電気が通っているか、ゆるみがないか確認します。
6. 害虫・害獣の有無:駆除が必要な場合も
長期間の空室状態では、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣が発生している可能性があります。
- 目視確認:隅々まで確認し、巣や糞などがないか確認します。
- 専門業者への相談:必要に応じて、害虫駆除業者に相談しましょう。
7. 建具の確認:ドアや窓の開閉
ドアや窓の開閉がスムーズに行えるか、鍵の動作を確認します。
- ドア:開閉がスムーズに行えるか、鍵の動作を確認します。戸車の不具合がないかも確認しましょう。
- 窓:開閉がスムーズに行えるか、鍵の動作を確認します。窓枠の劣化や破損がないかも確認しましょう。
8. 防犯設備の確認:安心安全な生活のために
防犯設備の動作確認を行い、不具合がないか確認します。
- ドアチェーン、窓ロック:正常に動作するか確認します。
- 防犯カメラ(あれば):動作確認を行います。
9. 郵便受け・インターホン:連絡手段の確認
郵便受けやインターホンの動作確認を行います。
- 郵便受け:郵便物が正常に投函できるか確認します。
- インターホン:通話機能、ドアホン機能が正常に動作するか確認します。
10. 専門業者への依頼:安心を確保
専門のホームインスペクターに依頼することで、素人が見落としがちな問題点を見つけることができます。費用はかかりますが、安心を買うという意味では非常に有効です。
ベランダの冊子のがたつきは自分で直せる?
ベランダの冊子のがたつきは、程度にもよりますが、DIYで修理できる可能性があります。しかし、原因が分からず、不適切な修理を行うと、かえって状況が悪化したり、安全性を損なう可能性があります。
- 簡単な調整:ネジの緩みが原因であれば、ドライバーで締め直すことで解決する場合があります。
- 専門業者への依頼:冊子の破損が激しい場合、または原因が不明な場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。安全性を確保するためにも、専門家の判断を仰ぐことが重要です。
入居前にすべきこと:安心安全な新生活のために
中古マンションへの入居前に、上記で挙げた項目をしっかりと確認し、必要に応じて修理やメンテナンスを行うことが重要です。特に、水回りや電気系統は、安全面に関わる重要な部分なので、入念なチェックが必要です。
また、専門業者に依頼することで、安心安全な生活を送ることができます。費用はかかりますが、後々のトラブルを未然に防ぐためには、非常に有効な手段です。
まとめ:安心・快適な中古マンション生活を
1年空き家状態の中古マンションへの入居は、いくつかの注意点があります。しかし、事前にしっかりと確認し、必要なメンテナンスを行うことで、安心・快適な生活を送ることができます。この記事が、皆様の快適な新生活の助けになれば幸いです。