中古マンションの電気メーター2台問題:売主の説明の妥当性と解決策
中古マンション購入後、電気メーターが2台あり、基本料金が倍かかっているという問題を抱えているとのこと。売主の説明を検証し、解決策を探っていきましょう。
売主の説明の検証:可能性と課題
売主の主張である「ブレーカーと幹線は1戸分」「負荷が倍増し幹線交換の可能性」「共用部工事のため管理組合承認が必要」「天井剥がしの大工事」は、必ずしも全て正しいとは限りません。しかし、可能性は十分に考えられます。
特に、隣接する2戸を1戸に改修した経緯から、電気系統も当初は2戸分独立していた可能性が高いです。単純にメーターを1つにまとめるだけでは、既存の電気配線容量が不足し、ブレーカーが頻繁に落ちる、あるいは火災の危険性も考えられます。そのため、幹線交換が必要になるケースは十分にあり得ます。
幹線が共用部にあたる場合、管理組合の承認を得る必要があり、手続きに時間がかかります。また、天井裏配線の場合、天井を剥がす工事が必要になる可能性も高いです。
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東京電力の回答と現実の乖離
東京電力からの「電気工事屋さんに依頼してひとつにまとめてください」という回答は、やや簡略化されたもので、実際には複雑な工事になる可能性を考慮していない可能性があります。東京電力は、具体的な工事内容や建物の構造までは把握できません。
売主への責任追及の可能性
購入前に「最初から1部屋」と強調されながら、電気メーターが2台である事実を説明されなかった点については、売主側に説明義務違反があった可能性があります。契約書や重要事項説明書に明記されていたか、確認が必要です。もし明記されていなかった場合、売主側に何らかの責任を問える可能性があります。ただし、裁判など法的措置に発展する可能性も考慮し、弁護士などに相談することをお勧めします。
具体的な解決策と費用・手間
では、具体的にどのような解決策があるのでしょうか?大きく分けて以下の3つの選択肢があります。
1.現状維持:費用を抑えるが不便
現状維持を選択する場合は、追加費用はかかりません。しかし、基本料金が倍かかるという不便さは続きます。
2.電気工事によるメーター統合:費用と手間がかかる
これが最も理想的な解決策ですが、費用と手間が大きくかかります。
工事内容
* **現状調査**: 電気工事士による配線状況の調査が必要です。幹線容量の確認、ブレーカーの容量、配線経路などを詳細に調べます。
* **設計**: 調査結果に基づき、電気工事の設計図を作成します。メーター統合に必要な配線変更、ブレーカー交換、幹線増強工事などが含まれます。
* **管理組合への申請**: 共用部工事の場合は、管理組合への申請が必要です。承認を得るには、工事内容の説明、安全性の確認、費用負担などについて協議する必要があります。
* **工事実施**: 電気工事士による工事実施。天井裏配線の場合、天井の解体・復旧工事も含まれます。
* **検査**: 工事完了後、検査機関による検査が必要です。安全性が確認された後、メーター統合が完了します。
費用
工事費用は、配線の状況、工事の難易度、管理組合の承認手続きなどによって大きく変動します。数十万円から数百万円かかる可能性も考慮する必要があります。
期間
工事期間も、工事内容や管理組合の承認手続きの状況によって変動します。数週間から数ヶ月かかる可能性があります。
3.売主との交渉:責任の所在を明確化
売主との交渉は、重要事項説明書に記載されているか、口頭で説明があったかなどを確認する必要があります。もし説明義務違反があったと判断できる場合は、工事費用の一部または全額負担を求める交渉を試みることも可能です。弁護士に相談し、法的措置も視野に入れるべきかもしれません。
専門家の意見:電気工事士・弁護士
この問題を解決するには、専門家の意見を聞くことが重要です。
電気工事士の視点
電気工事士は、配線状況を正確に判断し、安全な工事計画を立て、適切な費用を算出することができます。複数の電気工事士に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。
弁護士の視点
売主との交渉が難航する場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律的な観点から問題点を分析し、適切な解決策を提案してくれます。
まとめ:賢い選択を
電気メーター2台問題は、簡単には解決しない可能性が高いです。費用、手間、時間などを考慮し、最適な解決策を選択する必要があります。現状維持、工事によるメーター統合、売主との交渉、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身の状況に合った選択をしてください。 専門家への相談を積極的に行い、後悔のない選択をすることが大切です。