不動産投資におけるワンルームマンション購入の検討:1200万円中古物件の収支分析とリスク評価

不動産投資で悩んでいます。1200万円の中古ワンルームマンション(築7年、家賃実績67000円、賃貸中、管理費修繕積立7000円)、頭金120万円で1000万円を年利2.65%のローンで購入検討しています。どう思われますか?補足:立地は詳しく書けませんが、駅まで3分。今は女子大生が借りています。

物件概要と初期投資

まず、提示された物件の概要を整理してみましょう。

* **物件価格:** 1200万円
* **頭金:** 120万円
* **借入額:** 1000万円
* **金利:** 年2.65%
* **築年数:** 7年
* **家賃:** 67,000円
* **管理費・修繕積立金:** 7,000円
* **立地:** 駅徒歩3分(詳細不明)
* **現況:** 女子大生が賃貸中

初期投資額は120万円と比較的少ないですが、ローン返済を含めた長期的な収支を綿密に分析する必要があります。

収支シミュレーションとリスク分析

単純な収支シミュレーションを行いましょう。ただし、これはあくまで概算であり、実際には税金や保険料、空室リスクなどを考慮する必要があります。

年間収入

家賃収入:67,000円/月 × 12ヶ月 = 804,000円

年間支出

* **ローン返済額:** 1000万円 × 2.65% ÷ 12ヶ月 ≒ 22,083円/月 × 12ヶ月 = 265,000円(元金返済は考慮せず、利息のみ計算)
* **管理費・修繕積立金:** 7,000円/月 × 12ヶ月 = 84,000円
* **固定資産税・都市計画税:** これは物件所在地や評価額によって大きく変動します。仮に年間5万円と仮定します。
* **その他経費:** 修繕費、空室期間、保険料など。年間10万円と仮定します。

年間収支

年間収入:804,000円
年間支出:265,000円 + 84,000円 + 50,000円 + 100,000円 = 500,000円
年間収支:804,000円 – 499,000円 = 305,000円

このシミュレーションでは、年間30.5万円の黒字となります。しかし、これはあくまで非常に楽観的な試算です。

リスク要因

* **空室リスク:** 女子大生が卒業したら退去する可能性があり、次の入居者が見つかるまで家賃収入が途絶えます。駅近とはいえ、常に満室とは限りません。
* **修繕費:** 築7年ですので、今後修繕が必要になる可能性が高いです。想定外の大きな修繕費用が発生するリスクがあります。
* **金利上昇リスク:** 変動金利の場合、金利上昇によって返済額が増加する可能性があります。
* **不動産市場の変動:** 不動産市場は常に変動しており、将来的な売却価格が下がる可能性もあります。
* **立地情報の不足:** 駅近とはいえ、周辺環境(治安、騒音、利便性など)の詳細が不明なため、リスク評価が困難です。

専門家への相談と更なる調査

上記のシミュレーションはあくまで簡易的なものであり、不動産投資はリスクの高い投資です。

* **不動産会社への相談:** 物件の詳細な情報や、空室リスク、修繕費用の見込みなどを確認しましょう。
* **税理士・ファイナンシャルプランナーへの相談:** 税金や保険、ローンの返済計画など、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
* **周辺環境の調査:** 物件周辺の治安、利便性、将来的な開発計画などを自ら確認しましょう。

具体的なアドバイス

* **詳細な収支シミュレーション作成:** 上記シミュレーションでは簡略化していますが、より正確な収支シミュレーションを作成し、空室期間や修繕費、税金などを含めた長期的な収支を予測しましょう。
* **複数の物件比較:** この物件だけに固執せず、複数の物件を比較検討し、リスクとリターンのバランスが良い物件を選びましょう。
* **専門家の意見を重視:** 不動産会社、税理士、ファイナンシャルプランナーなど、複数の専門家の意見を聞き、客観的な視点を取り入れましょう。
* **リスク許容度を把握:** 自分のリスク許容度を理解し、それに合った投資戦略を立てましょう。

まとめ

1200万円の中古ワンルームマンションへの投資は、魅力的な面もありますが、同時にリスクも伴います。 安易な判断は避け、専門家への相談や綿密な調査を徹底し、慎重に判断することが重要です。 特に、立地情報や周辺環境の確認、空室リスクの評価は入念に行いましょう。 投資判断は、ご自身の経済状況やリスク許容度を十分に考慮した上で、最終的にはご自身で決定してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)