不動産仲介業者の方、用地仕入をされているデベロッパーの方にお聞きしたい事があります。 土地の仕入れの方法として空家のチエックを行いＤＭを送っています。 その業務で効率的な方法を教えて下さい。 こんにちは。不動産の新人の仲介営業マンです。他の業種から最近転職しました。 出来高制の仕事なので、家族を守る為にも必死になって業務に取り組んでいます。 そこで、経験豊富な業界の諸先輩方に質問があります。 まず、会社の方針で「売る為の物件を集めてこい。方法は手配り広告、空家確認何でもいい」といわれています。 そこで、当然毎日手配りでの戸建、マンションへのチラシを入れています。（マンション2000枚戸建300枚を毎日。中々成果がでません。。。）それと、先輩に見習って空家を調べてそこにＤＭを送ったりしています。 そこで質問があります。 ①その他にも何か物件集めるための方法はないでしょうか？ ②ＤＭの手紙のより良い内容（現在、返信用封筒、空家周辺で物件を探している旨の手紙、アンケートを同封） ③それ以外に物件を効率的に集める方法 上記3点のアドバイスをいただきたいと思います。 何とかこの仕事で生計をたてて行きたいと日々取り組んでいますので何卒宜しくお願い致します。
物件仕入れ方法：DMの効果を最大化する方法
毎日2300枚ものチラシ配布、大変な努力をされていますね。成果が出にくい現状を変えるには、戦略の見直しが必要です。DMの効果を高めるには、ターゲットを絞り込み、内容を改善し、効率的な配布方法を選ぶことが重要です。
① 物件集めの多角化戦略
チラシ配布と空家へのDMだけでは、集客に限界があります。多角的なアプローチで物件情報を集める戦略を立てましょう。
- 不動産ポータルサイトの活用：SUUMO、HOME’Sなどのポータルサイトに掲載されていない、隠れた物件情報を積極的に探しましょう。サイトの情報をくまなくチェックし、掲載されていない物件を探るスキルを磨きましょう。また、これらのサイトへの物件掲載も積極的に行いましょう。
- 近隣住民への聞き込み：地域密着型の営業は、意外な情報源となります。近隣住民との良好な関係を築き、売却を検討している家を聞き出す努力をしましょう。地域イベントに参加するなど、積極的に地域に溶け込む姿勢が重要です。
- 競合他社の動向調査：競合他社の動向を把握することで、新たな物件情報や有効な営業戦略を発見できる可能性があります。ただし、不正行為には絶対に関わらないようにしましょう。
- 相続・売却相談窓口の設置：相続や売却に関する相談窓口を設けることで、積極的に物件情報を集めることができます。ホームページやチラシで積極的に告知しましょう。
- 不動産投資家へのアプローチ：不動産投資家は常に物件を探しています。積極的にアプローチすることで、新たな物件情報を得られる可能性があります。セミナーや交流会に参加するのも有効です。
- オンラインでの物件情報収集：インターネット上の不動産情報サイトやブログ、SNSなどを活用して物件情報を収集しましょう。特定の地域に特化したサイトなども有効です。
② DMの効果的な書き方
現在のDMにアンケートを同封されているのは良い試みです。しかし、それだけでは不十分です。以下に、より効果的なDM作成のポイントを説明します。
- 明確な目的を伝える：DMの目的は「物件の売却依頼」です。導入部分でそれを明確に伝えましょう。「貴方の大切な不動産を、より高く、スムーズに売却しませんか？」といった、所有者の心に響く言葉を選びましょう。
- 共感を呼ぶストーリー：空家所有者の立場に立って、悩みや不安を理解した上で、解決策を提示する文章を心がけましょう。例えば、「長年住み慣れた家を売却する、それは大きな決断です。…」といった導入で共感を呼び起こしましょう。
- 具体的なメリットを提示：売却によるメリットを具体的に提示しましょう。例えば、「近隣相場を分析した上で、最適な価格で売却をサポートします」「煩雑な手続きを代行し、安心してお任せいただけます」など、具体的なサービス内容を明記しましょう。
- 信頼感を与えるデザイン：DMのデザインは、会社の信頼性を伝える上で重要です。高品質な紙を使用し、清潔感のあるデザインにしましょう。会社のロゴや連絡先を明確に記載しましょう。
- パーソナライズ：宛名や本文に、所有者の名前や住所などを記載することで、よりパーソナルな印象を与えられます。ただし、個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
- 行動喚起を促す：DMを読んだ後に、どのような行動をしてもらいたいのかを明確に伝えましょう。「今すぐお電話ください」「ホームページをご覧ください」など、具体的な行動を促す言葉を使用しましょう。
- ターゲット層に合わせた内容：高齢者向け、投資家向けなど、ターゲット層に合わせた内容にすることで、より高い効果が期待できます。例えば、高齢者向けには、親身な対応を強調しましょう。
③ 物件を効率的に集める方法
DMの効果を高めるだけでなく、効率的な物件収集方法を組み合わせることが重要です。
- 空家調査ツールの活用：空家情報を効率的に収集できるツールを活用しましょう。Googleマップと連携したツールや、AIを活用した空家判定ツールなど、様々なツールがあります。これらのツールは、時間と労力の節約に役立ちます。
- 不動産情報サイトの活用：不動産情報サイトで、売却希望物件の情報収集を行いましょう。また、サイトへの物件掲載も積極的に行いましょう。
- ネットワークの構築：他の不動産業者や、司法書士、税理士などの専門家とのネットワークを構築することで、物件情報の入手機会を増やすことができます。情報交換会やセミナーに参加するのも有効です。
- 定期的な見回り：定期的に地域を巡回し、新しい空家や、売却の可能性のある物件を発見しましょう。地域に精通することで、新たな物件情報を見つけることができます。
- データ分析による戦略立案：集めたデータ（DMの反応率、地域特性など）を分析し、より効果的な戦略を立てましょう。データに基づいた戦略は、無駄を省き、効率的な物件収集に繋がります。
まとめ：継続と改善が成功の鍵
不動産営業は、地道な努力の積み重ねが重要です。毎日2300枚ものチラシ配布は、並々ならぬ努力です。しかし、効率的な方法を学ぶことで、より大きな成果を得られるはずです。今回ご紹介した方法を参考に、継続的に改善を繰り返すことで、必ず成功を掴むことができるでしょう。
