不動産会社によって間取り表記が違う理由と、一人暮らし物件選びのポイント

不動産会社によって間取りがちがうのはなぜですか?春から一人暮らしをすることになり、ネットで物件を探していたところ、条件にあった部屋が見つかり申し込みをしました。(契約はまだです)申し込みをした不動産では、キッチン等を含まず洋室のみで7、5畳と言われたのですが、違う不動産会社に問い合わせたところ、洋室とキッチンを合わせて7、5畳であって、洋室は6畳だと言われました。ちなみにどちらも同じ物件の同じ部屋なので、1、5畳も違うのはおかしいと思うのですが・・・内見もしましたが、7、5畳にしては少し狭いかなぁ、といった印象でした。3月に入ってすぐ契約する予定だったのですが、どちらの不動産会社を信用すべきかわからず非常に困っています。補足私にとっては1、5畳の差がとても大きく感じ気になったため質問させていただいたのですが…地方によっての畳の大きさの違いで1、5畳も差がでることがあるのですね。

不動産会社による間取り表記の違い、その原因とは?

物件の間取り表記に違いが生じる原因は、主に以下の3点です。

  • 計測方法の違い:不動産会社によって、洋室の面積の計測方法(壁芯面積か内法面積かなど)や、キッチンの面積を含めるか否かといった基準が異なる場合があります。特に、キッチンの扱いについては、独立型キッチンなのか、カウンターキッチンなのかによっても判断が分かれることが多く、明確な基準がないのが現状です。これは、法律で明確に定義されていないため、各不動産会社が独自の判断で行っていることが大きな原因です。
  • 表記の曖昧性:間取り図や説明文において、洋室の面積のみを表記するのか、キッチンや廊下などの共用部分を含めた面積を表記するのか、といった表記方法の曖昧さが、誤解を招く原因となります。例えば、「7.5畳」と表記されている場合でも、洋室のみの面積なのか、キッチンを含めた面積なのかが明確に記載されていないケースが多いです。
  • 人為的ミス:不動産会社側の入力ミスや、情報伝達におけるミスも考えられます。特に、物件情報が複数の不動産会社で共有されている場合、情報の更新が遅れることや、情報に不整合が生じる可能性があります。

信頼できる不動産会社の見極め方

今回のケースのように、複数の不動産会社から異なる情報を得た場合、どちらを信用すべきか迷うのは当然です。信頼できる不動産会社を見極めるには、以下の点をチェックしましょう。

1. 物件の現地確認を徹底する

インターネット上の情報だけでなく、必ず現地で物件を確認することが重要です。間取り図だけでなく、実際に部屋の広さや収納スペース、設備などを自分の目で確かめましょう。特に、気になる点は不動産会社担当者に直接質問し、納得いくまで確認することが大切です。

2. 具体的な計測方法を確認する

不動産会社に、面積の計測方法について具体的に質問しましょう。壁芯面積なのか、内法面積なのか、キッチンの面積を含めているのか、などを明確に確認することで、表記の食い違いを防ぐことができます。

3. 複数の不動産会社に問い合わせる

複数の不動産会社に問い合わせることで、情報に偏りがないかを確認できます。異なる情報を得た場合は、それぞれの不動産会社にその食い違いについて質問し、説明を求めましょう。

4. 契約前にしっかりと確認する

契約書には、物件の面積や設備などが正確に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、担当者に質問し、納得いくまで説明を受けることが大切です。契約書に記載されている内容と、実際に物件を確認した内容に相違があれば、契約をしないという選択肢もあります。

一人暮らし物件選びのポイント

一人暮らしの物件選びでは、広さだけでなく、以下の点にも注意しましょう。

1. 立地条件

駅からの距離、周辺環境、治安などを考慮しましょう。通勤・通学に便利な立地を選ぶことは、生活の質を大きく左右します。

2. 設備

キッチン、バス、トイレなどの設備が充実しているかを確認しましょう。一人暮らしでは、これらの設備の使い勝手が生活の快適性に大きく影響します。

3. 収納スペース

一人暮らしでも、収納スペースは意外と重要です。収納スペースが不足していると、部屋が散らかりやすく、生活にストレスを感じやすくなります。

4. 防犯対策

オートロック、防犯カメラなどの防犯設備が充実している物件を選びましょう。一人暮らしでは、防犯対策は特に重要です。

5. 予算

家賃、管理費、敷金、礼金など、トータルの費用を考慮して予算を決めましょう。無理のない範囲で物件を選ぶことが大切です。

専門家の視点:不動産鑑定士の意見

不動産鑑定士の視点から見ると、間取り表記の不一致は、計測方法の相違や、説明の不足による誤解が主な原因です。正確な面積を把握するためには、不動産会社に計測方法を明確に質問し、必要であれば、専門機関による測量を依頼することも検討すべきです。また、契約前に、契約書に記載されている面積と、実際に物件を確認した面積を比較し、食い違いがあれば、修正を求めることが重要です。

まとめ

不動産会社によって間取り表記が異なるのは、計測方法や表記方法の曖昧性、人為的ミスなどが原因です。信頼できる不動産会社を見極めるには、現地確認を徹底し、具体的な計測方法を確認し、複数の不動産会社に問い合わせることが重要です。一人暮らしの物件選びでは、広さだけでなく、立地条件、設備、収納スペース、防犯対策、予算なども考慮しましょう。

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