不倫騒動と損害賠償請求メールへの対応:弁護士介入の可能性と具体的な対策

これが私に送られたメールです。弁護士の指導のもと書いたんでしょうか? お久しぶりです。 メールが全く来なくなってから随分経ちますがどうしていますか? もしかしたら怖くなって逃げてますか? 今回の件で、Kとあなたがしたことは私だけでなく、私の両親やKの両親などに話 しをした結果、とても許し難い事だということで、Kは自分の両親から勘当され、私の両 親からも信用をなくし親戚や兄弟からも見放されました。 そこで、今回あなたたち二人が1か月にわたってメールのやり取りをして付き合っていた 事や妻の留守中に部屋に入ってお酒を飲んだり、不埒な会話をしたり、それにもかかわら また部屋に入ってそういった事をしていたことを相談したところ、あなたにも大きな責任をと ってもらわなければいけないという事になりメールでお知らせすることになりました。 あなたたちはお互いに婚姻関係があるにも関わらず不貞を働いたので見逃すことはで きません。 Kには精神的苦痛を与えられたので損害賠償請求をし、一時金として帰国後支払っ ってもらうことになりました。離婚後は新たに損害賠償請求をします。 私はあなたに対しても民事上、損害賠償請求の権利があります。 私はその権利を行使し、あなたに対して損害賠償請求をします。 私は精神的苦痛を受けたわけですから当然ですし、あなたも支払うのは当然ですよね。 あなたから転送されたメール(ずっと毎日送りあっていたという証拠)K本人からの自白 精神的苦痛をうけたので治療のため、診断書を作成してもらってます。 当然、あなたの旦那様に今回の件をお話させていただきます。 お話させてもらっても構いませんよね?あなたに損害賠償金を支払ってもらうわけですか ら、夫婦は同一生計なので知らせないといけませんよね? あなたが支払う意思がない場合は、広島のご実家にもお知らせし、また弁護士と相談 しますが、あなたに内容証明送付、調停及び裁判 も辞さない積りです。 以上良い返事をお待ちしております。離れているから大丈夫なんて思わないでください。 逃げ得は許されません。 こんな風にメールが届いたのです。 Kさんからメールはほぼ毎日ありました。私も返信してますが、世間話が主でメールで口説かれたりなどは一切ありません。 そして、今回私は、友人だった人に言ったのは、離婚にまで発展することなく、夫婦で解決して欲しかったからです。 こんな風になるとは思いませんでした。

メールの内容と法的根拠の検証

受信したメールは、相手方から不倫関係を理由とした損害賠償請求を主張する内容です。メールの文面から、相手方が弁護士に相談している可能性は高いと考えられます。法的根拠としては、不貞行為による慰謝料請求が考えられます。民法710条では、配偶者の一方が不貞行為を行った場合、相手方に対して慰謝料請求が認められています。しかし、メールの内容には、不貞行為の具体的な証拠が提示されていません。また、「精神的苦痛」についても、具体的な証拠(例えば、医師の診断書)の提示が必要です。

メールの法的観点からの分析

* 証拠の不足:メールのやり取りだけでは不貞行為の明確な証拠とはなりません。相手方が主張する「不貞行為」を裏付ける具体的な証拠(写真、証言など)が必要となります。
* 精神的苦痛の証明:精神的苦痛についても、医師の診断書などの客観的な証拠が必要です。単なる主張だけでは、損害賠償請求は認められません。
* 弁護士の関与:メールの文面から、相手方が弁護士に相談している可能性が高いです。弁護士が関与している場合、法的措置(内容証明郵便、調停、訴訟)の可能性が高まります。

具体的な対応策

相手方のメールは、脅迫的な要素を含んでいますが、法的根拠が明確ではありません。まずは冷静に対応し、以下のステップで対処しましょう。

1. 証拠の収集と整理

相手方が主張する不貞行為の証拠となるようなメールやメッセージ、写真、証言などを確認し、証拠として残しておきましょう。逆に、不貞行為を否定できる証拠があれば、それを集めることが重要です。メールのやり取りについても、相手方の主張を裏付けるものがないか、慎重に確認しましょう。

2. 弁護士への相談

相手方の主張が法的根拠を持つものなのか、また、どのように対応すべきなのかを判断するため、弁護士に相談することが重要です。弁護士は、証拠の有無、法的リスク、最適な対応策などをアドバイスしてくれます。弁護士費用はかかりますが、将来的な損害を避けるためにも、専門家の意見を聞くことをお勧めします。弁護士を探す際には、インターネット検索や弁護士会への問い合わせなどを活用しましょう。

3. 内容証明郵便への対応

相手方から内容証明郵便が届いた場合は、弁護士を通じて適切に対応しましょう。内容証明郵便は、送付内容を証明する法的効力を持つため、無視することはできません。弁護士は、内容証明郵便の内容を精査し、適切な反論や反証を準備します。

4. 調停・裁判への対応

調停や裁判になった場合は、弁護士の指導に従って対応しましょう。調停は、裁判よりも迅速かつ費用を抑えられますが、合意に至らない場合は裁判に移行します。裁判では、証拠に基づいた主張と反論を行うことが重要です。

具体的な事例と専門家の意見

実際には、不倫問題における損害賠償請求は、証拠の有無、不貞行為の程度、精神的苦痛の程度などによって大きく異なります。裁判例を参考に、弁護士に相談することで、より適切な対応策を検討することができます。

例えば、メールのやり取りだけでは不貞行為の証拠とはならず、慰謝料請求が認められないケースも多々あります。逆に、写真や証言などの証拠が揃っている場合は、高額な慰謝料を請求される可能性があります。

専門家である弁護士は、個々のケースに合わせた最適な対応策を提案してくれます。弁護士に相談することで、法的リスクを最小限に抑え、適切な解決を目指せます。

まとめ

今回のケースでは、相手方のメールは脅迫的な表現を含んでいますが、法的根拠が明確ではありません。冷静に証拠を集め、弁護士に相談することで、適切な対応を講じることが重要です。法的知識がない状態で対応すると、かえって不利になる可能性があります。専門家の力を借りながら、事態の解決を目指しましょう。

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