三階建て二階玄関のデメリットと対策:南道路角地、ビルトインガレージのある家

三階建て、二階玄関のデメリットを教えてください。南道路の角地の土地です。ビルトインガレージ(2台分)にする予定で、ガレージの真上をテラスとして仕様。一階のガレージの奥は客間として和室を一部屋のみ。二階に玄関を作り二階にLDKと洗面所とお風呂、トイレ。三階が子供部屋二つと寝室のみ。ビルトインからの部屋の出入りは二回の玄関のみにする予定です。それにあたりガレージの外に出なくてもいけるようにしたいと思っています。雨で濡れたり等したくないので。こんな間取りの三階建て、二階玄関の場合のデメリットを教えて欲しいです。説明がうまくかけずわかりずらいかもしれませんが宜しくお願いします(>_<)!

三階建て二階玄関のデメリット:動線と来客対応を中心に

南道路の角地という立地条件を活かし、ビルトインガレージ2台分を確保し、さらにテラスも設けた、魅力的な三階建て住宅プランですね。しかし、二階玄関という設計には、いくつかのデメリットが考えられます。以下、具体的な問題点と、それに対する解決策を提案します。

1. 来客対応の不便さ

最大のデメリットは、来客対応の不便さです。二階玄関の場合、来客は玄関まで階段を上らなければなりません。高齢者や足の不自由な方、小さな子供連れの場合は特に負担が大きくなります。また、荷物が多い場合も不便です。

  • 対策:玄関前に広いスペースを確保し、荷物を置くスペースや、来客が休憩できる椅子などを配置しましょう。また、玄関アプローチに照明をしっかり設置し、夜間の来訪にも対応できるように配慮することが重要です。インターホンは玄関だけでなく、1階にも設置するのも有効です。

2. 緊急時の対応

地震や火災などの緊急時にも、二階玄関は不利に働きます。避難経路が限られるため、迅速な避難が困難になる可能性があります。特に、高齢者や体が不自由な人がいる家庭では、大きなリスクとなります。

  • 対策:1階に非常口を設ける、階段の手すりをしっかり設置する、避難経路を明確にするなど、緊急時の避難計画を綿密に立て、家族全員で確認しておきましょう。防災用品を1階にも備蓄しておくことも重要です。

3. プライバシーの確保

二階玄関は、道路からの視線が気になりやすいというデメリットも持ち合わせています。特に、南道路に面している場合は、プライバシーの確保が重要になります。

  • 対策:玄関前に植栽を配置したり、目隠しフェンスを設置したりすることで、視線を遮ることができます。カーテンやブラインドなども有効です。玄関ドアのデザインも、プライバシーに配慮したものを選ぶことが大切です。

4. 動線の非効率性

ビルトインガレージから直接二階へ上がる設計は、雨天時の利便性向上というメリットがありますが、生活動線の非効率性につながる可能性があります。例えば、買い物をした後に、重い荷物を持って階段を上る必要があるなどです。

  • 対策:ガレージから直接二階へ上がる動線に加え、1階にもアクセスできる動線を確保することで、状況に応じて使い分けられるようにします。例えば、1階に勝手口を設ける、もしくはガレージから1階への通路を設けるなどです。エレベーターの設置も検討する価値があります。

5. 生活空間の分離

一階に客間のみ、二階以上に生活空間を配置する設計は、生活空間と来客空間が完全に分離されます。これはメリットにもなりえますが、家族間のコミュニケーションが不足したり、来客と家族が顔を合わせにくいといったデメリットも考えられます。

  • 対策:二階LDKから一階客間への視覚的な繋がりを確保する工夫が必要です。例えば、吹き抜けや開放的な階段を採用する、もしくは、LDKから客間を眺められるような間取りにすることで、空間の繋がりを意識することができます。また、定期的に家族で一階に集まる時間を設けるなど、工夫が必要です。

専門家の視点:建築士のアドバイス

建築士の視点から見ると、二階玄関のデメリットを軽減するためには、設計段階での綿密な計画が不可欠です。特に、動線設計と収納計画は、生活の快適性に大きく影響します。

例えば、階段の位置や幅、勾配、手すりの有無などは、高齢者や子供にも配慮した設計が必要です。また、収納スペースを十分に確保することで、生活空間を広く保ち、動線の妨げを最小限に抑えることができます。

さらに、自然光を効果的に取り入れることで、空間の明るさを確保し、開放感を高めることができます。南道路の角地という立地条件を活かし、採光計画を工夫することで、より快適な住空間を実現できます。

まとめ:デメリットを理解した上で、メリットを最大限に活かす

二階玄関の三階建て住宅には、来客対応や緊急時の対応、プライバシー、動線、生活空間の分離といったデメリットが存在します。しかし、これらのデメリットを理解した上で、適切な対策を講じることで、快適な住空間を実現することは可能です。

今回提案した対策を参考に、設計士と綿密に相談し、ご自身のライフスタイルに最適なプランを作成することをお勧めします。

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