七五三着物の黄ばみ対策:ポリエステル着物とちりめん飾りのクリーニング方法

七五三の着物…時間がたってから出てきた黄ばみ 3年前に長女の七五三にポリエステルの着物を購入しました。 七五三が終わってから特に汚れがなかったのですが、洗濯した方がいいかどうか、製造元の業者に問い合わせたところ、洗濯しないでください。とのことだったので、一日ほど部屋につるしてからしまいました。 今年次女の七五三で着物を出したところ、被布についているうさぎの飾り(ちりめんのようです)がふたつとも黄ばみがついてしまっていました。 時間もたっているし、小さなシミですのであきらめたほうがましでしょうか? うさぎの飾りは薄くてかたい芯のようなものを、布で覆ったようなつくりで、中の芯がプラスチックならいいのですが、紙だと少しでも濡れるようなことをするとふにゃふにゃになるのでは?と思います。 写真にシミが写らないようならばほおっておこうと思いますが…。 また、次女の次に着る予定の人はいませんが、もしほおっておくとさらにシミがひどくなるなら、次女の七五三が終わったら思い切って洗濯してしまおうかと思っていますが、どうでしょうか?

七五三着物の黄ばみ:原因と対処法

3年前に着用した七五三の着物、特に汚れがなかったにも関わらず、うさぎの飾り(ちりめん)に黄ばみが発生してしまったとのこと、ご心配ですね。ポリエステル着物本体は洗濯不可とのことでしたが、ちりめんの飾りの黄ばみは、時間の経過による酸化や、空気中の汚れが付着した可能性が高いです。 小さなシミとはいえ、放置すると黄ばみが進行する可能性があります。写真に写らないからと放置するよりも、適切な処置を検討することをお勧めします。

黄ばみの原因を特定する

黄ばみの原因を特定することで、適切な対処法を選ぶことができます。考えられる原因は以下の通りです。

  • 酸化:時間の経過とともに、ちりめんの素材が酸化し、黄ばみが発生することがあります。特に直射日光や蛍光灯の光に長時間当たっていた場合、酸化が促進されます。
  • 汚れの付着:空気中の埃や排気ガスなどの汚れが、ちりめんの繊維に付着し、黄ばみとして見えることがあります。
  • 湿気:湿気の多い場所に保管していた場合、カビが発生し、黄ばみの原因となる可能性があります。

黄ばみ対策:実践的なクリーニング方法

うさぎの飾りの素材が不明なため、まずは慎重な処置が重要です。無理に洗うと、素材を傷めてしまう可能性があります。

1.専門業者への相談

最も確実な方法は、着物クリーニングの専門業者に相談することです。専門業者は、素材を特定し、適切なクリーニング方法を提案してくれます。特に、ちりめん素材や繊細な飾り物のクリーニングは、専門知識と技術が必要です。見積もりを取ってから判断することも可能です。

2.自宅での応急処置(自己責任で)

専門業者に依頼する前に、自宅でできる応急処置を試すこともできます。ただし、自己責任で行い、素材を傷めないよう注意が必要です。

  • 消しゴムで軽くこする:鉛筆の消しゴムで、黄ばんだ部分を優しくこすってみましょう。軽い黄ばみであれば、消しゴムで落とせる場合があります。ただし、強くこすりすぎると、素材を傷める可能性があるので注意が必要です。
  • セーム革で拭く:セーム革は吸水性が高く、汚れを吸着する効果があります。黄ばんだ部分を優しく拭いてみましょう。ただし、強く擦ると素材を傷める可能性があるので注意が必要です。
  • 重曹ペースト:重曹と水を混ぜてペースト状にし、黄ばんだ部分に塗布します。数分置いてから、柔らかい布で優しく拭き取ります。重曹は研磨作用があるので、強く擦らないように注意が必要です。素材によっては色落ちする可能性があるため、目立たない部分で試してから使用しましょう。

3.予防策:適切な保管方法

今後の黄ばみ防止のため、適切な保管方法を心がけましょう。

  • 通気性の良い場所に保管する:湿気がこもらないよう、通気性の良い場所に保管しましょう。防虫剤を使用する際は、着物に直接触れないように注意してください。
  • 直射日光を避ける:直射日光は、着物の色褪せや黄ばみの原因となります。直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
  • 酸性度の低い環境を保つ:酸性度の高い環境は、着物の劣化を促進します。保管場所の湿度管理に気を配り、定期的に風通しをしましょう。
  • 清潔な状態を保つ:着用後は、必ず埃を払い、風通しの良い場所で陰干ししてから保管しましょう。

専門家の視点:着物クリーニングのプロからアドバイス

着物クリーニングのプロは、素材の特性を理解し、適切な洗浄方法を選択することが重要だと指摘しています。特に、ちりめん素材はデリケートなため、家庭での洗濯は避け、専門業者に依頼することを推奨しています。黄ばみの程度や素材によっては、特殊な洗浄剤や技術が必要となる場合もあります。

まとめ:黄ばみは放置せず、適切な処置を

七五三の着物の黄ばみは、放置するとさらに進行する可能性があります。写真に写らないからと安易に放置するのではなく、専門業者への相談や、上記で紹介した応急処置を試してみることをお勧めします。また、今後の予防策として、適切な保管方法を心がけることで、着物の美しさを長く保つことができます。

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