一戸建ての床鳴り、揺れ…原因と対策を徹底解説!

一戸建て分譲住宅を購入して3年が経ちました。2階の和室ですが6畳の部屋の半分が歩くだけで本棚が揺れ、カラーボックスの上に置いてある物も落ちます。残りの部分の半分は飛び跳ねてもびくともしません。1年前には3階のフローリングがやはり歩くだけでギシシと音がして、業者さんが来て接着剤を注入して音はおさまりました。欠陥なのでしょうか?補足:一建設の分譲住宅ですが、何が原因なのでしょうか?

2階の和室の揺れと3階の床鳴り…その原因とは?

3年前に購入した一戸建て住宅で、2階の和室の一部が揺れ、3階のフローリングが床鳴りする…ご心配ですよね。まず、結論から言うと、必ずしも「欠陥」とは断言できません。ただし、居住に支障をきたすレベルであれば、建築会社への相談は必須です。

原因を特定するために、それぞれの症状を詳しく見ていきましょう。

2階の和室の揺れ:部分的な揺れは構造の問題?

6畳の和室の半分だけが揺れるということは、その部分の床下地や構造に問題がある可能性が高いです。考えられる原因はいくつかあります。

  • 床下地の不備:床下地である根太(ねだ)の強度不足、間隔が広い、または根太と床板の固定が不十分な場合、部分的に揺れが生じやすくなります。特に、和室のように比較的軽量な構造の場合、この可能性が高いです。
  • 基礎の沈下:部分的な基礎の沈下も考えられます。地盤の不同沈下によって、建物の基礎の一部が沈み込み、床に歪みが生じている可能性があります。これは、地震や経年変化によって起こる可能性があります。
  • 間仕切りの影響:和室に間仕切りがある場合、その部分の構造が弱くなっている可能性があります。間仕切り壁の設置方法や材質によっては、床への負担が大きくなり、揺れにつながる場合があります。

3階のフローリングの床鳴り:経年劣化や施工不良の可能性

1年前に接着剤注入で改善された3階の床鳴りは、フローリングと下地材の間に隙間が生じ、摩擦によって音が発生していたと考えられます。

  • 経年劣化:木材の乾燥や収縮によって、フローリングと下地材の間に隙間が生じることはよくあることです。特に、湿度変化の激しい地域では、この可能性が高まります。
  • 施工不良:下地材の施工が不十分であったり、フローリングの釘打ちが甘かったりすると、床鳴りが発生しやすくなります。

建築会社への連絡と専門家の診断が重要

どちらの症状も、放置すると状況が悪化し、建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。まずは、一建設に連絡し、状況を説明することが大切です。写真や動画を撮影して状況を伝え、専門家による調査を依頼しましょう。

専門家による調査の内容

専門家は、床下調査や非破壊検査などを行い、揺れや床鳴りの原因を特定します。調査結果に基づいて、適切な補修方法が提案されます。

  • 床下調査:床下に入り、根太の状態、基礎の状態などを直接確認します。
  • 非破壊検査:床材を傷つけずに、内部構造の状態を調べる検査です。
  • 補修方法:原因に応じて、根太の補強、床板の張り替え、基礎の補修など、様々な補修方法が考えられます。

DIYでできること、できないこと

軽微な床鳴りであれば、DIYで対処できる場合もありますが、今回のケースのように、部分的に揺れる、または広範囲にわたる床鳴りの場合は、専門家への依頼が必須です。DIYで無理に補修しようとすると、かえって状況が悪化したり、安全上の問題が生じる可能性があります。

インテリアへの影響と対策

床の揺れや床鳴りは、インテリアにも影響を与えます。例えば、本棚やカラーボックスが倒れる危険性があり、大切な家具や食器を傷つける可能性があります。

  • 家具の配置:揺れやすい場所に重い家具を置かないようにしましょう。地震対策用の家具固定具を活用するのも有効です。
  • 収納の見直し:カラーボックスなどに物を詰め込みすぎないようにし、重心が低くなるように工夫しましょう。
  • ラグやカーペット:床鳴りを軽減するために、ラグやカーペットを敷くのも一つの方法です。ただし、根本的な解決策ではありません。

まとめ:早期の対応が重要

住宅の不具合は、早期に対応することが重要です。放置すると、状況が悪化し、修理費用が高額になる可能性があります。また、安全面にも影響するため、すぐに建築会社に連絡し、専門家による調査・補修を依頼しましょう。 今回のケースでは、部分的な揺れや床鳴りは、構造上の問題や施工不良の可能性が高いです。 建築会社との丁寧なコミュニケーションを図り、安心して暮らせる住まいを取り戻しましょう。

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