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物件の間取り表記の食い違い…その原因を探る
大学生活も新たなステージへ!キャンパス移転に伴う引越し、ワクワクする反面、物件探しは悩ましいですよね。特に間取りの表記に違いがあると、戸惑ってしまいます。今回のケースでは、不動産会社と大和ハウスのホームページで、同じ物件の同じ部屋の間取りに違い(7.5帖と6帖)が出ているとのこと。一体なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
間取り表記の基準の違い
まず考えられるのは、間取りの算出方法の違いです。不動産会社と大和ハウスでは、それぞれ異なる基準で面積を計算している可能性があります。
* 壁芯面積と畳数換算:不動産会社は、壁の中心線の間隔で面積を計算する「壁芯面積」を元に、畳数に換算しているケースが多いです。一方、大和ハウスは、居住空間の面積を重視し、壁芯面積ではなく、内法面積(壁の内側の寸法で計算した面積)を基準にしている可能性があります。
* バルコニーやロフトの扱い:バルコニーやロフト部分を含めるか否かによっても、表記に違いが生じます。不動産会社は、サービスバルコニーなどを含めて表記している場合がありますが、大和ハウスは居住空間のみを表記している可能性があります。
* キッチンの扱い:今回のケースではキッチンが2.5帖と明記されていますが、このキッチン部分の面積の算入方法も、不動産会社と大和ハウスで異なっている可能性があります。キッチンが独立しているか、リビングと一体型であるかなどによっても、算入方法が変わるでしょう。
不動産会社とハウスメーカーの情報の相違
不動産会社は、物件の情報を様々な情報源から集約します。そのため、情報に誤差が生じる可能性があります。大和ハウスは自社物件の情報を直接管理しているので、正確な情報が掲載されていると考えられますが、それでも、図面作成時点と実際の施工状況に若干のずれが生じる可能性も否定できません。
具体的な確認方法と対処法
では、このような状況に遭遇した際に、どのように対処すれば良いのでしょうか?
1. 物件現地を確認する
最も確実な方法は、実際に物件を見に行くことです。間取り図だけでは判断できない部分も多いので、自分の目で確認することが重要です。特に、部屋の広さや家具の配置、収納スペースの大きさなどをチェックしましょう。
2. 不動産会社に問い合わせる
間取り表記の食い違いについて、不動産会社に直接問い合わせてみましょう。どのような基準で面積を計算しているのか、具体的な根拠を尋ねてみましょう。曖昧な回答や説明不足の場合は、他の物件を検討するのも一つの方法です。
3. 大和ハウスに問い合わせる
大和ハウスのホームページに記載されている情報が正確であると仮定した場合、不動産会社に問い合わせる前に、大和ハウスにも問い合わせてみるのも良いでしょう。大和ハウスから直接、間取り図や詳細な仕様書を入手できれば、より正確な情報を把握できます。
4. 専門家(建築士など)に相談する
どうしても判断に迷う場合は、建築士などの専門家に相談してみるのも良いでしょう。専門家は、間取り図の読み方や面積計算の方法に精通しているので、客観的な視点からアドバイスをもらえます。
間取り図の見方と注意点
間取り図を見る際には、以下の点に注意しましょう。
- 縮尺を確認する:縮尺が記載されていない場合は、正確な寸法を把握できません。
- 凡例を確認する:図面に用いられている記号や略語の意味を確認しましょう。
- 壁の厚さ:壁の厚さは、実際の居住スペースに影響します。
- 収納スペースの大きさ:収納スペースの寸法も確認しましょう。
- 開口部の大きさ:窓やドアの大きさも確認し、採光や通風を考慮しましょう。
まとめ:信頼できる情報源を複数確認しよう
物件探しでは、複数の情報源から情報を集め、自分で確認することが大切です。今回のケースのように、情報に食い違いがある場合もありますので、不動産会社だけでなく、ハウスメーカーや専門家からの情報も参考にして、納得のいく物件選びをしてください。 焦らず、じっくりと時間をかけて、理想の部屋を見つけてくださいね。