一人暮らしの不思議な部屋の使い方と、快適なインテリア選び

変なマンションの住み方。友人で一人暮らしの人がいます。先日、友達数人と遊びに行ってビックリしました。4LDKマンションに一人暮らしの女性ですが、リビングをはじめ他の部屋はモデルルーム並みに綺麗なインテリアなのに、一部屋だけ一杯物があって良く言えば生活感あふれる…というか、明らかに他の部屋とは様子が違うのです。聞けば、普段自宅に居る間はこの部屋だけで過ごしてるそうです。食事もせっかく立派なダイニングセットがあるのに使わず、17畳のリビングには大型液晶テレビがあるのに一切見ず、6畳の洋室のテレビを見ながら食べるそうです。6畳の洋室にはベッドとコタツテーブル、テレビに本棚、パソコン…などゴチャゴチャ物があふれていて、寝るのも食べるのも休日は朝から晩までここで過ごすそうです。理由は、①何でも手の届く狭い空間の方が楽でくつろげる。②急な来客があっても他の部屋は掃除が行き届いてるので、慌てずにすむ。③この先、結婚することなく独身で終わるようならマンションを売却して老人ホームに移るつもりだから、綺麗にしていつでも売れるように維持しておきたい。とのこと。ちょっと羨ましいような暮らしぶりですが、なんか変…寂しいというか。皆さんはどう思われますか?

4LDKマンションの一人暮らしと、その不思議な空間の使い方

友人のマンションの使い方は、一見奇妙に思えるかもしれません。しかし、彼女の行動には合理的な理由と、将来を見据えた計画性が垣間見えます。広々としたマンションのほとんどの部屋を綺麗に保ち、生活空間を一つの部屋に限定することで、彼女は効率的な生活と心の安らぎを両立させていると言えるでしょう。

彼女の選択の背景にあるもの

彼女の行動には、以下の3つの理由が挙げられています。

  • 何でも手の届く狭い空間の方が楽でくつろげる:これは、心理的な快適さを追求した結果と言えるでしょう。広すぎる空間は、かえって落ち着かないと感じることがあります。限られた空間の中で必要なものが全て手の届く範囲にあることで、ストレスなくリラックスできる環境が作られています。これは、ミニマリズムや巣ごもり需要の高まりとも関連しており、多くの人が共感できる部分かもしれません。
  • 急な来客があっても他の部屋は掃除が行き届いてるので、慌てずにすむ:これは、来客への配慮と、精神的な余裕を確保するための戦略です。常に綺麗な状態を保つことで、急な来客にも対応でき、慌てることなく穏やかに過ごせます。これは、整理整頓の重要性と、心の平穏を保つための工夫と言えるでしょう。
  • この先、結婚することなく独身で終わるようならマンションを売却して老人ホームに移るつもりだから、綺麗にしていつでも売れるように維持しておきたい:これは、将来を見据えた計画的な行動です。マンションを売却する際に、綺麗に保たれていることは大きなプラスになります。これは、資産価値を維持するための賢い選択と言えるでしょう。

快適な空間づくりのヒント:自分らしいインテリア選び

友人のケースは極端ですが、自分の生活スタイルに合った空間づくりは非常に重要です。快適な住空間を実現するために、以下の点を考慮してみましょう。

1. 自分にとっての「居場所」を明確にする

まず、家の中で自分が一番リラックスできる場所、つまり「居場所」を特定することが重要です。それは、広々としたリビングかもしれませんし、コンパクトな書斎かもしれません。友人のように、あえて小さな空間を「居場所」として選択するのも一つの方法です。

2. 機能性とデザインのバランスを考える

「居場所」を決めたら、その空間に必要な家具やアイテムを選びましょう。機能性とデザイン性を両立させることが大切です。例えば、収納力が高い家具を選ぶことで、散らかりやすい空間も綺麗に保てます。また、好きな色や素材のアイテムを取り入れることで、より快適で居心地の良い空間を作ることができます。

3. 照明や色彩の効果を最大限に活かす

照明は、空間の雰囲気を大きく左右します。暖色系の照明はリラックス効果を高め、寒色系の照明は集中力を高めます。「居場所」の用途に合わせて、適切な照明を選びましょう。また、色彩も重要な要素です。例えば、ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色は、リラックス効果を高めます。一方、明るい色を使うことで、空間を広く見せる効果があります。いろのくにのベージュ特集で、様々なベージュインテリアのアイデアをご覧ください。

4. 必要以上のものは持たない

ミニマリズムの考え方を参考に、本当に必要なものだけを持つように心がけましょう。不要なものを処分することで、空間が広く感じられ、掃除も楽になります。定期的に断捨離を行うことで、常にすっきりとした空間を保つことができます。

5. 植物を取り入れて自然を取り込む

観葉植物などを置くことで、空間がよりリラックスできる雰囲気になります。緑は心を落ち着かせ、癒しを与えてくれます。植物を選ぶ際には、部屋の明るさや湿度などを考慮しましょう。

専門家の視点:整理収納アドバイザーからのアドバイス

整理収納アドバイザーの視点から見ると、友人の住まい方は、ある意味理想的な整理収納術と言える部分もあります。不要なものを極力持たず、必要なものを手の届く範囲に配置することで、ストレスなく生活できる環境が作られています。しかし、全ての部屋を綺麗に保つことで、精神的な負担を感じている可能性もあります。

整理収納アドバイザーとしては、全ての部屋を完璧に保つ必要はなく、「自分の生活スタイルに合った整理収納方法」を見つけることが重要だと考えます。例えば、来客用の部屋は常に綺麗に保ち、普段使いの部屋は多少散らかっていても良いというように、使い分けをするのも一つの方法です。

まとめ:自分らしい快適な空間を創造しよう

友人のマンションの使い方は、一見奇妙に見えますが、彼女なりの快適な生活を実現するための戦略です。大切なのは、広さや見た目ではなく、自分が本当にリラックスできる空間を作ることです。この記事で紹介したヒントを参考に、自分らしい快適な住空間を創造してみてください。

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