一人暮らしのトイプードルと、地震後の分離不安:留守番のストレス軽減対策

一人暮らしでトイプードル(3才半)を飼っています。留守番の行動について質問です。東北の地震があって以来、私から離れるのが不安らしく留守番(サークル)をさせると、歯が削れる程、サークルを噛んだり、周りに布を巻いてもビリビリにしたりと、毎日2.3時間は暴れています。病院でも相談しましたが、毎日ちょっとずつ留守番の練習をさせるか、分離不安の薬をと、言われました。薬はちょっと抵抗があるので、今はサプリメントを飲ませてます。朝、私が出て行く前から、察知していて、サークルに入ろうとしません。逃げ回ってやっと入るといった感じです。サークルの扉を閉めると、クンクン泣き出し、私が部屋から出た後からサークルを引っかいたり、噛んだりしています。すでに半年この状態で、ストレスでおかしくならないのか心配です。今のところは体に不調は出てませんが、この先ずっとこのままだと病気になったり、突然死したりしないか心配です。元々、寂しがりの甘えん坊なので性格もあるのだと思います。一緒にいる時は、遊んであげたり、散歩も朝晩してます。土日は公園に行って思いっきり遊ばせてます。地震が起きる前は、まったくそういう行動はありませんでした。(寝て待ってる感じです)病院でも、地震で不安になる犬が沢山いて、中々難しいと言われましたが毎日そういう状況を見ている自分も辛く、どうにかしてあげたいのです。良いアドバイスを御願いします。

地震後の犬の分離不安:原因と症状

東北地方太平洋沖地震以降、多くの犬が分離不安に悩まされています。愛犬の激しい行動、例えばサークルを噛む、布を破壊する、鳴き続けるといった症状は、地震体験によるトラウマが原因の可能性があります。 地震の揺れや音、そして飼い主さんのパニック状態を目の当たりにしたことで、愛犬は大きな恐怖を経験し、飼い主さんとの分離に強い不安を感じるようになったと考えられます。 愛犬の行動は、単なる甘えん坊という枠を超え、深刻な分離不安症候群の可能性があります。

分離不安の改善策:段階的なアプローチ

薬に頼らず、愛犬の分離不安を改善するには、段階的なアプローチが重要です。いきなり長時間留守番をさせるのではなく、少しずつ時間を延ばしていく方法が効果的です。

1. サークルの見直しと快適化

* サークルのサイズ:愛犬が自由に寝返りを打てる、落ち着いて座れる広さか確認しましょう。狭すぎるとストレスになります。
* 快適な空間づくり:愛犬が好きなおもちゃ、毛布、クッションなどを入れ、安心できる空間を演出します。
* 安全性の確保:サークルがしっかり固定されているか、噛み砕けない丈夫な素材かを確認し、安全性を高めます。
* 視界の確保:愛犬が飼い主さんの気配を感じられるように、サークルを部屋の隅ではなく、リビングなど人がよくいる場所に設置することを検討しましょう。

2. 留守番練習:少しずつ時間を延ばす

* 短い時間から始める:最初は数分間だけサークルに入れて、すぐに戻ってくることを繰り返します。
* 徐々に時間を延長:数分間をクリアしたら、徐々に時間を5分、10分、15分と延ばしていきます。
* ご褒美を与える:留守番を頑張った後には、おやつや褒め言葉でしっかり褒めてあげましょう。
* 無視しない:鳴き止まないからといって、すぐにサークルを開けてしまうと、愛犬は「鳴けば飼い主が来る」と学習してしまいます。落ち着いて、無視することが重要です。ただし、完全に無視するのではなく、時々声をかけて安心させることも大切です。

3. 出かける前のルーティンを作る

* 予測可能な行動:毎朝同じ時間に、同じ行動をすることで、愛犬は「これから留守番の時間だ」と予測できるようになります。
* 落ち着ける準備:出かける前に、愛犬とゆっくりと遊び、散歩などで十分に運動させてからサークルに入れます。
* お留守番グッズ:長持ちするガムや、安全なおもちゃなどを与えることで、留守番中のストレス軽減に繋がります。

4. 環境エンリッチメント

* 知的好奇心を刺激するおもちゃ:知的な刺激を与えることで、不安を軽減できます。
* 嗅覚を刺激するおもちゃ:におい探しゲームなど、嗅覚を使う遊びを取り入れることで、集中力を高めます。
* 安全な場所の確保:愛犬が安心して過ごせる、自分だけの隠れ家のような場所を作ってあげましょう。

5. 専門家への相談

獣医さんや動物行動学の専門家に相談することも重要です。薬物療法を含めた様々な選択肢を検討し、愛犬に最適な治療法を見つけることができます。サプリメントの効果が限定的であれば、獣医師と相談の上、分離不安に効果的な薬を検討するのも一つの方法です。

具体的な事例:ベージュ色のインテリアと安心感

例えば、愛犬の落ち着く空間を作る際に、ベージュ色のインテリアを取り入れることを考えてみましょう。ベージュは、自然で穏やかな色合いで、リラックス効果があります。ベージュ色のベッドやクッション、毛布などをサークル内に配置することで、愛犬の不安を和らげ、より落ち着ける空間を作ることができます。 また、ベージュ色の壁や床は、視覚的な刺激が少ないため、愛犬が落ち着いて過ごせる環境を作るのに役立ちます。

専門家の意見:動物行動学者の視点

動物行動学者の視点から見ると、地震体験によるトラウマは、犬の行動に大きな影響を与えます。 単に留守番の練習をするだけでなく、愛犬の不安を取り除くための環境整備や、信頼関係の構築が重要です。 飼い主さんの愛情と、適切なトレーニングによって、愛犬の分離不安は必ず克服できます。

まとめ

愛犬の分離不安は、時間と根気、そして愛情を注ぐことで改善できます。焦らず、段階的にアプローチし、愛犬の様子を見ながら進めていきましょう。 必要に応じて専門家のアドバイスを求め、愛犬にとって最適な解決策を見つけ出すことが大切です。 ベージュ色のインテリアなど、落ち着ける環境づくりも、愛犬の安心感を高める上で有効な手段です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)