ワンルームマンションの床の色が違う!リフォーム費用負担の問題と解決策

不動産屋に紹介していただいたワンルームマンションに引っ越して来ました。しかし、このマンションに住もうと思った理由は、見に行った時に壁も床も白いのが印象で決め手になったのに、引っ越し当日部屋に入ると白かった床が茶色になっていました。賃貸人さんに問い合わせると、人が入れ替わるごとにリフォームしており、もうどうすることもできないとのこと。また、リフォームする場合はこちら負担になるそうです。でも、リフォームする事を伝えてなかったですし納得できません…リフォームする事を伝えてなかった場合、前の状態に不動産か家主さんに負担してもらうことはできないのでしょうか?

物件の現状と契約内容の確認が重要です

賃貸契約において、物件の現状と契約内容の相違は大きな問題です。今回のケースでは、内見時に白い床だったにも関わらず、実際には茶色の床だったという点で、契約内容と現状に食い違いが生じています。まず、以下の点を徹底的に確認する必要があります。

1. 内見時の状況と記録

* 内見時の写真や動画の確認:内見時に床の色が白かったことを証明する証拠として、写真や動画を撮影していれば非常に有効です。日付や時間なども確認できるよう、撮影日時を記録しておきましょう。
* 不動産会社とのやり取りの確認:メールや電話でのやり取り、契約書など、不動産会社との間で交わされた全ての記録を精査します。契約書に床の色に関する記述がないか、内見時の説明内容が記録されているかを確認しましょう。
* 証人:もし内見時に友人や家族が同行していた場合は、証人として証言を得られる可能性があります。

2. 賃貸契約書の確認

賃貸契約書は、家主と借主の間の合意事項を記した重要な書類です。契約書に床の色に関する記述があれば、それが最優先されます。

* 現状渡し:契約書に「現状渡し」と記載されている場合、現状の床の色(茶色)を承諾したとみなされる可能性があります。「現状渡し」の意味をよく理解した上で契約を結ぶことが重要です。
* 修繕義務:契約書に修繕義務に関する条項がないか確認します。通常、建物の構造上の欠陥や老朽化による損傷は家主の修繕義務となりますが、今回のケースのように、リフォームによる色の変更が修繕義務に該当するかどうかは、状況や契約内容によって判断が異なります。

3. 不動産会社への対応

不動産会社は、物件の情報を正確に伝える義務があります。今回のケースでは、情報に不備があった可能性があります。

* 冷静な対応:感情的にならず、事実を淡々と伝えましょう。証拠となる写真や動画、契約書などを提示し、冷静に状況を説明します。
* 交渉:まずは不動産会社と交渉し、状況を説明し、解決策を探ります。リフォーム費用負担の軽減や、他の対応策を提案してもらうことを目指しましょう。
* 書面でのやり取り:メールや手紙など、書面でやり取りを行うことで、記録を残し、後々のトラブル防止に繋がります。

専門家への相談

不動産会社との交渉が難航する場合は、専門家への相談を検討しましょう。

1. 弁護士

弁護士は、法律的な観点からアドバイスを行い、必要であれば法的措置を講じることができます。契約書の内容や、家主・不動産会社との交渉において、法的根拠に基づいた対応をサポートしてもらえます。

2. 不動産相談センター

地域によっては、不動産に関する相談窓口が設置されている場合があります。相談センターでは、専門家が無料で相談に応じてくれるケースもあります。

具体的な解決策の提案

状況によっては、以下の解決策が考えられます。

* 床の塗装:費用を抑えたい場合は、自分で床を塗装するのも一つの方法です。ホームセンターなどで、白系の塗料を購入し、DIYで塗装できます。ただし、賃貸物件の場合、退去時に元の状態に戻す必要があるため、事前に家主の許可を得ることが重要です。
* 床材の張り替え:より本格的な解決策としては、床材の張り替えがあります。費用は高くなりますが、より満足度の高い仕上がりになります。こちらも、家主の許可を得ることが必要です。
* 契約解除:交渉が全くまとまらず、居住に支障がある場合は、契約解除を検討する必要もあるかもしれません。この場合、弁護士に相談することをお勧めします。

まとめ

ワンルームマンションの床の色が内見時と異なる場合、まずは冷静に現状を把握し、契約書の内容を確認することが重要です。証拠となる資料を準備し、不動産会社と交渉を行い、解決策を探りましょう。交渉が難航する場合は、弁護士や不動産相談センターなどの専門家に相談することをお勧めします。 大切なのは、証拠をしっかり押さえ、冷静に、そして粘り強く対応することです。

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