ワンルームカウンターキッチンで落ち着ける空間を作る方法|間仕切り不要のインテリア術

部屋の間取りが落ち着きません。カウンターキッチンのあるワンルームなので、キッチンで生活しているようで落ち着きません。パーティションを置くと狭くなるし、倒れたら嫌だし、、、いい案があれば教えてください。

ワンルームカウンターキッチンの悩み:空間の区切りと落ち着きの確保

ワンルームマンション、特にカウンターキッチンを採用したタイプは、開放的でスタイリッシュな反面、生活空間と調理空間の境目が曖昧になりがちです。キッチンでの作業音がリビングに響きやすく、常に「キッチンにいる」感覚が抜けず、落ち着かないと感じる方も少なくありません。パーティションなどの間仕切りを設置したいと考えても、狭い空間をさらに狭くしてしまう懸念や、倒れてしまう危険性など、様々な不安が付きまといますよね。

この記事では、パーティションを使わずに、ワンルームカウンターキッチンで落ち着いて過ごせる空間を作るための具体的な方法をご紹介します。間取り変更ができない賃貸でも、インテリアの工夫で快適な空間を実現できます。

間仕切り不要!視覚的な区切りで落ち着く空間を作る3つの方法

物理的な壁やパーティションを設置せずに、視覚的に空間を区切ることで、キッチンとリビングの境界線を曖昧にせず、リラックスできる空間を作ることができます。

1.家具の配置でゾーニングする

最も手軽で効果的な方法は、家具の配置を工夫してゾーニングすることです。ソファやローテーブル、テレビボードなどの配置によって、自然と空間が分割され、キッチンエリアとリビングエリアが明確に分離されます。

  • ソファをL字型に配置する: ソファをL字型に配置することで、キッチンとリビングエリアを自然と仕切ることができます。ソファの背もたれが視覚的な区切りとなり、キッチン側からの視線を遮断する効果も期待できます。さらに、ソファの背もたれに背を向けて座ることで、キッチン作業中の視線も気になりません。
  • ローテーブルとラグを活用する: リビングエリアにローテーブルとラグを配置することで、くつろぎの空間を明確に作ることができます。ラグの色や素材を変えることで、さらに空間の区切りを強調できます。例えば、キッチンとは異なる色のラグを選ぶことで、視覚的な区別がつきやすくなります。
  • テレビボードを間仕切り代わりに: テレビボードをキッチンとリビングエリアの間に配置することで、自然な間仕切りとして機能します。高さのあるテレビボードを選ぶと、より効果的です。ただし、テレビボードのサイズやデザインは、お部屋の広さと全体のバランスを考慮して選びましょう。

2.照明で空間を演出する

照明を効果的に使うことで、空間の雰囲気を大きく変えることができます。キッチンとリビングで異なる照明を使うことで、それぞれのエリアの機能性を高め、視覚的な区切りを作ることができます。

  • ペンダントライトで空間を分ける: キッチンエリアにはペンダントライト、リビングエリアにはスタンドライトや間接照明など、異なるタイプの照明器具を使用することで、それぞれのエリアの雰囲気を演出できます。ペンダントライトは、キッチン上部に設置することで、作業スペースを明るく照らし、同時に視覚的な区切りにもなります。
  • 明るさと色温度を使い分ける: キッチンは作業効率を上げるため、明るく、色温度の高い照明(昼白色など)を選び、リビングはリラックスできるよう、暖色系の照明(電球色など)を使用するのも効果的です。異なる色温度の照明を使うことで、空間のメリハリが生まれ、落ち着ける空間を作ることができます。
  • 間接照明でリラックス感を演出: 間接照明は、柔らかな光で空間を優しく包み込み、リラックス効果を高めます。ソファの後ろや床に置くことで、落ち着いた雰囲気を作り出し、キッチンエリアとの境界線をぼかすことなく、リラックスできる空間を演出できます。

3.カーテンやスクリーンで視線を遮る

カーテンやスクリーンは、手軽に視線を遮り、空間を区切るのに役立ちます。ただし、ワンルームでは、圧迫感を与えないよう、素材や色、デザインに注意が必要です。

  • ロールスクリーン: ロールスクリーンは、コンパクトに収納でき、必要な時だけ使用できるため、ワンルームに最適です。光を通す素材や、透け感のある素材を選ぶことで、圧迫感を軽減できます。キッチンとリビングの間に設置することで、視線を遮りつつ、自然光を取り入れることができます。
  • カーテン: 薄手のカーテンを使用することで、圧迫感を軽減しながら、視線を遮ることができます。リビング側にカーテンを設置し、必要に応じて開閉することで、空間の広がりとプライバシーの両立を図ることができます。ただし、カーテンレールなどの設置が必要となる場合もあります。
  • パーテーション風スクリーン: 最近では、圧迫感の少ない、軽やかなデザインのパーテーション風スクリーンも販売されています。素材やデザインによっては、インテリアのアクセントにもなります。ただし、倒れにくい安定感のあるものを選び、設置場所をしっかり確認しましょう。

インテリアの色選び:落ち着きを演出するベージュの効果

空間全体の雰囲気を大きく左右するのが色選びです。特にワンルームでは、色の選択が空間の広さや印象に大きく影響します。落ち着きのある空間を作るには、ベージュ系のカラーがおすすめです。

ベージュは、暖かみがありながら、主張しすぎない穏やかな色です。視覚的に空間を広く見せる効果もあり、リラックス効果も期待できます。壁や床、家具などにベージュを取り入れることで、統一感のある落ち着いた空間を演出することができます。

また、ベージュは他の色との相性も良く、様々なインテリアスタイルに合わせやすいのも魅力です。例えば、白やグレーと組み合わせれば、シンプルでモダンな空間を、ブラウンと組み合わせれば、温かみのあるナチュラルな空間を演出できます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、ワンルームカウンターキッチンのレイアウトについてアドバイスします。

「空間の使いやすさと、見た目のおしゃれさを両立させるためには、まず、自分の生活スタイルをしっかり把握することが大切です。例えば、料理をよくする方であれば、キッチン周りの収納を充実させる必要がありますし、読書や映画鑑賞をよくする方であれば、リビングエリアの快適性を重視する必要があります。

そして、家具の配置や照明、色使いなどを工夫することで、それぞれのエリアを明確に区切り、快適な空間を作ることができます。

また、収納スペースを最大限に活用することも重要です。ワンルームでは収納スペースが限られているため、適切な収納家具を選ぶことで、お部屋をすっきりとした印象に保つことができます。

最後に、定期的にレイアウトを見直すことも大切です。生活スタイルの変化に合わせて、家具の配置やインテリアを調整することで、常に快適な空間を保つことができます。」

まとめ:自分らしい落ち着ける空間を創造しよう

ワンルームカウンターキッチンでも、適切な家具配置、照明、色使い、そして収納の工夫によって、落ち着いて過ごせる空間を作ることができます。この記事で紹介した方法を参考に、自分らしい快適な空間を創造してみてください。

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