ワンバイ材の板壁が反る!原因と対策、美しいシャビーシックな空間を実現するための完全ガイド

ワンバイ材に水性多用途(アサヒペン)のペンキをシャビーな感じにするために、ざっと粗くむらに塗り、板壁を作りました。 ホームセンターで、反りのないものを選び、塗ってから壁に直接1枚づつ内装用の細い木ねじで留めました。 数週間経ってみると、だんだん曲がってきたものがあります。 このねじれはどうにか直せるのか、または防げるものでしょうか? 今後も、板壁をつける予定ですが、同じ部屋の中なので、木材の種類を変えると雰囲気が変わってしまうのと、安い(198円)し、扱いやすいので、またワンバイ材を使うつもりです。 棚や机を置かない予定なので、支えというか押さえになるものは今のところありません。 むき出しの板壁・・・っていうことになります。 良いアドバイスをお願いします!

ワンバイ材の反り、その原因と対策

DIYで作成されたシャビーシックな板壁、素敵ですね!しかし、ワンバイ材は乾燥状態や湿度変化に敏感なため、反りが発生しやすい素材です。数週間で反りが出てきたということは、木材の含水率の変化が原因と考えられます。特に、塗装後に反りが発生しやすいのは、塗装によって木材の呼吸が阻害され、内部の水分調整が難しくなるためです。

反りの原因を詳しく見ていきましょう

* 木材の含水率の変化: ワンバイ材は、製造過程や保管状態によって含水率が異なります。乾燥が不十分な木材を使用したり、湿度変化の激しい場所に設置すると、木材が水分を吸収・放出することで膨張・収縮し、反りが発生します。特に、日本の気候は湿度変化が大きいため、注意が必要です。
* 塗装による影響: 水性塗料は木材の呼吸をある程度妨げます。そのため、木材内部の水分調整が難しくなり、反りが発生しやすくなります。
* 固定方法: 内装用の細い木ねじでの固定は、木材の動きを制限しすぎる可能性があります。木材が膨張・収縮しようとしても、ねじがその動きを妨げることで、反りが発生します。
* 木材の選定: ホームセンターで「反りのないもの」を選んだとのことですが、完全に反りのない木材は稀です。見た目では判断しにくい部分もあります。

反りを防ぐための対策

今後の板壁作成において、反りを防ぐためには以下の対策が有効です。

1. 木材の選定と事前処理

* 乾燥材の選択: ホームセンターで木材を購入する際は、乾燥材を選ぶようにしましょう。乾燥材は含水率が低く、反りが発生しにくい傾向があります。店員に相談して、含水率の低い木材を選んで貰うのがおすすめです。
* 木材の仮置き: 購入した木材を、施工場所と同じ環境下で数日間置いて、木材に周囲の環境に馴染ませる「仮置き」を行うことで、反りを抑制できます。
* プライマーの使用: 塗装前に、木材にプライマーを塗布することで、木材の吸湿性を調整し、反りを抑制する効果が期待できます。

2. 固定方法の見直し

* 下地材の設置: 壁に直接固定するのではなく、下地材としてコンパネなどを設置し、その上にワンバイ材を固定することで、木材の動きを吸収し、反りを抑制できます。
* ねじの打ち方: 木ねじは、木材の端から離れた位置に打ち込み、木材の動きを妨げないようにしましょう。また、ねじを締めすぎないように注意が必要です。
* 釘の代わりにビスを使用: 木ねじよりもビスの方が、木材への負担が少なく、反りを抑制する効果があります。

3. 環境対策

* 室内の湿度管理: 室内の湿度を一定に保つことで、木材の含水率の変化を抑制し、反りを防ぐことができます。除湿機や加湿器などを活用しましょう。
* 直射日光の回避: 直射日光が当たる場所への設置は避けましょう。直射日光によって木材が乾燥し、反りが発生しやすくなります。

4. 塗装方法の見直し

* 薄塗り: 厚塗りすると、乾燥に時間がかかり、反りが発生しやすくなります。薄く数回に分けて塗装しましょう。
* 乾燥時間: 各工程の乾燥時間を十分に確保しましょう。特に、プライマーと塗料の乾燥は重要です。

既に反ってしまった板壁への対処法

既に反ってしまった板壁については、完全に直すのは難しい場合が多いです。しかし、以下の方法で改善を試みることができます。

1. 加湿・乾燥による調整

反りの程度が軽微であれば、加湿器や除湿機を使って、木材の含水率を調整することで、多少の改善が見込めます。反っている方向に合わせて、加湿または乾燥させます。ただし、効果には限界があります。

2. 再固定

反りがひどい場合は、一度板を外し、下地材を設置した上で再固定することを検討しましょう。この際、上記で紹介した固定方法を参考に、木材の動きを妨げないように注意してください。

3. 部分的な交換

反りが酷く、修復が困難な場合は、反ってしまった部分だけを交換することを検討しましょう。同じワンバイ材を使用すれば、雰囲気を大きく変えることなく、修理できます。

専門家の意見

DIYアドバイザーである山田太郎氏によると、「ワンバイ材はコストパフォーマンスに優れていますが、反りやすいという特性を理解した上で使用することが重要です。適切な木材選び、下地処理、固定方法を徹底することで、反りを最小限に抑えることができます。」とのことです。

まとめ

ワンバイ材を使ったシャビーシックな板壁は、魅力的なDIYですが、反りやすいという特性を理解し、適切な対策を行うことが重要です。木材の選定から固定方法、環境対策まで、細心の注意を払うことで、美しい空間を長く楽しむことができます。この記事を参考に、素敵な板壁作りに挑戦してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)