ワインの保管と臭い移りについて:台所での保管による影響

密閉された瓶でも外の臭いが中に染み込みますか? 貰ったワインなんですが、部屋が狭く、おき場所に困り、台所の下の扉に立てたままで置いてます。 その状態ですでに6ヶ月ぐらい経っています。 同じ場所に鍋や買い置きの洗濯用液体洗剤(洗濯機が台所のすぐ横にあるので)なども一緒においてます。 開封していないので洗濯用洗剤からは臭いは発しませんが、台所の下とあって下水のような臭い?がします。 瓶なので大丈夫かと思っていましたが心配になってきました。 もしかすると外側には臭いが少ししみ付いてるかもしれませんが、このような状態だとワインの中にまで影響がありますか? まだ飲んでませんが、飲まない方がいいのでしょうか?

ワインへの臭い移りの可能性と影響

結論から言うと、密閉されたワインボトルであっても、長期間、臭いの強い環境に置かれた場合、ワインに臭いが移る可能性があります。特に、6ヶ月という期間は、ワインの繊細な香りに影響を与えるのに十分な時間です。 台所の臭い、特に下水のような臭いは、揮発性の高い成分を含んでおり、コルク栓や瓶の微細な隙間からワイン内部に浸透する可能性があります。

臭いの原因と浸透経路

台所の臭いの原因は様々です。下水管からの臭気、生ゴミ、調理中の油煙、洗剤など、様々な臭い物質が空気中に漂っています。これらの臭い物質は、ワインボトルの表面に付着し、コルク栓の微細な隙間や瓶のガラスの微細な孔を通って、ワイン内部に浸透する可能性があります。特に、コルク栓は天然素材であるため、完全に気密性があるとは言い切れません。

ワインへの影響

ワインに臭いが移ると、その風味や香りが大きく損なわれます。下水のような臭いがワインに移ると、不快な臭いや味が感じられ、せっかくのワインが台無しになる可能性があります。 ワインの品質を保つためには、適切な保管環境が非常に重要です。

ワインの適切な保管方法

ワインを美味しく楽しむためには、適切な保管環境が不可欠です。以下に、ワインの保管に関するポイントをまとめました。

温度管理

ワインの理想的な保管温度は13℃前後です。温度変化が激しい場所は避け、なるべく一定温度を保てる場所に保管しましょう。冷蔵庫は温度が低すぎるため、長期保管には適していません。

湿度管理

コルク栓は湿度によって状態が変化します。湿度が低すぎるとコルクが乾燥して収縮し、空気が入り込みやすくなります。逆に湿度が高すぎると、カビが生える可能性があります。理想的な湿度は50~70%です。

直射日光や蛍光灯などの強い光は、ワインの酸化を促進し、品質を劣化させます。暗い場所で保管しましょう。

振動

ワインは振動に弱い性質があります。振動の少ない場所に保管することが重要です。

臭い

ワインは臭いを吸収しやすい性質があります。臭いの強い場所、例えば台所やトイレなどは避けて保管しましょう。ワインセラーやワインラックを使用するのも良いでしょう。

具体的な保管場所の提案

今回のケースでは、台所の臭いの影響を避けるために、ワインの保管場所を変えることを強くお勧めします。

* ワインセラーの導入:予算に余裕があれば、ワインセラーの導入が理想的です。温度、湿度、光を適切に管理できるため、ワインを最適な状態で保管できます。
* ワインラックの設置:ワインラックをリビングや寝室などの臭いの少ない場所に設置するのも良いでしょう。
* 暗い場所で保管:クローゼットなどの暗い場所で、温度変化の少ない場所に保管するのも有効です。

専門家の意見

ワインソムリエやワイン専門家に相談してみるのも良いでしょう。彼らはワインの保管に関する豊富な知識と経験を持っています。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な保管方法を見つけることができます。

今回のワインについて

6ヶ月間、台所の臭いの強い環境に置かれていたワインは、残念ながら飲むのは避けた方が賢明です。せっかくのワインが台無しになる可能性が高いです。 新しいワインを購入する方が、安全で美味しくワインを楽しむことができます。

まとめ

ワインは繊細な飲み物であり、適切な保管環境がその品質を大きく左右します。臭いの強い場所での保管は避けて、温度、湿度、光、振動、臭いに配慮した場所で保管しましょう。今回のケースでは、ワインの保管場所を変えることを強くお勧めします。

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