ロシアリクガメの鼻水とくしゃみ:原因と対処法

リクガメの鼻水について。1か月程前からロシアリクガメを飼育し始めました。大きさは10センチあるかないかくらいです。つい昨日くらいから、鼻水とくしゃみが出ています。鼻水もくしゃみも、ずっと出ているわけではなく、餌を食べた後などに出ます。鼻水もくしゃみも、ちょっと時間がたてば、止まってるのですが、非常に心配です。飼育環境は、温度が27、8度くらいで、湿度は50~60%くらいです。保温球の下は35~38度くらいです。まだ子カメなので、温度は一定にたもつようにしています。サーモも使用してます。紫外線ライトの点灯は朝8:00~19:00時くらいです。ゲージは縦が45センチくらいで、横が60センチくらいの衣装ケース飼育しています。餌は毎日、しっかり食べています。フンもほぼ毎日します。ゲリではないですが、柔らかめのフンをする時もあります。餌も食べるだけあたえてます。床材はココナッツパームというやつと、花屋に売ってある木のチップを使用しています。自分の部屋の空気が冷たいのかと思い、リビングに昨日から移しました。本では環境温度の変化があるとみられる時に、くしゃみや鼻水を出すことがあるとかいてありました。または、ビタミンAの不足なども書いてありました。病気の場合は呼吸器感染症とも書いてありました。また、細かい床材を使用していたら、アレルギー症状が出ると言う方もいました。アレルギー症状で鼻水やくしゃみがでるのでしょうか?原因は何でしょうか?一度、病院に連れて行ったほうがよいですよね?非常に心配です・・・。

ロシアリクガメの鼻水とくしゃみの原因

10cmほどの小さなロシアリクガメの鼻水とくしゃみ、ご心配ですね。原因を特定するには獣医師の診察が不可欠ですが、可能性として考えられるいくつかの原因を解説します。

1. 環境変化

飼育環境の変化は、リクガメにストレスを与え、鼻水やくしゃみを引き起こす可能性があります。質問者様は、飼育開始から1ヶ月後、部屋の温度差を考慮してリビングに移されたとのこと。この移動が、カメにとって大きな環境変化となり、ストレスになった可能性があります。特に、温度や湿度、空気の清浄度などが大きく異なる場合は注意が必要です。

2. 温度と湿度の問題

保温球下の温度35~38度は適切ですが、ゲージ全体の温度が27~28度というのは、やや低いかもしれません。特に、子ガメは体温調節が未発達なので、温度変化に敏感です。また、湿度は50~60%とやや乾燥気味です。湿度が低いと、鼻や気道の粘膜が乾燥し、鼻水が出やすくなります。加湿器の使用を検討しましょう。

3. 床材によるアレルギー

ココナッツパームと木のチップは、どちらもリクガメの床材として一般的なものですが、個体によってはアレルギー反応を起こす可能性があります。特に、木のチップは種類によっては粉塵が多く、呼吸器への刺激となる可能性があります。床材の種類を変えて様子を見るのも一つの方法です。より大きな粒子の床材、例えば新聞紙などを試してみるのも良いでしょう。

4. ビタミンA欠乏症

ビタミンAの欠乏は、免疫力の低下や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。ビタミンAが不足すると、粘膜の抵抗力が弱まり、細菌やウイルスに感染しやすくなります。カメの餌に、ビタミンAを豊富に含む緑黄色野菜(小松菜、カボチャなど)を十分に与えているか確認しましょう。サプリメントの使用も検討できますが、獣医師に相談の上、適切な量を使用してください。

5. 呼吸器感染症

鼻水やくしゃみが続く場合は、呼吸器感染症の可能性も否定できません。これは、細菌やウイルスによる感染症で、重症化すると命に関わることもあります。

6. その他

その他にも、餌の質や量、ストレス、寄生虫など、様々な要因が考えられます。

具体的なアドバイスと対処法

まずは、以下の点をチェックし、改善しましょう。

  • 温度と湿度の管理:ゲージ全体の温度を30~32℃程度に保ち、加湿器を使用して湿度を60~70%に調整しましょう。サーモスタットの使用は必須です。温度計と湿度計をゲージ内に設置し、常に監視することが重要です。
  • 床材の見直し:木のチップを一時的に使用をやめ、新聞紙やキッチンペーパーなどの清潔で吸収性の良い床材に変更してみましょう。もしアレルギーが原因であれば、症状の改善が見られるはずです。
  • 餌の改善:ビタミンAを豊富に含む緑黄色野菜を、毎日バランスよく与えましょう。カルシウムとリンのバランスにも注意が必要です。専門の爬虫類用フードも検討してみましょう。
  • ストレス軽減:カメの隠れ家となるシェルターを設置し、落ち着ける環境を整えましょう。急激な環境変化は避け、穏やかな変化を心がけましょう。
  • 観察の継続:鼻水やくしゃみの頻度、状態、糞の状態などを記録し、獣医師に伝える準備をしておきましょう。

獣医への相談

上記の対策を行っても症状が改善しない場合、または悪化する場合は、すぐに爬虫類に詳しい獣医師に相談しましょう。早期発見・早期治療が大切です。獣医師は、カメの診察を行い、原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。

専門家の視点

爬虫類専門の獣医師は、カメの健康状態を総合的に判断し、適切な診断と治療を提供してくれます。レントゲン検査や血液検査などが必要になる場合もあります。

まとめ

ロシアリクガメの鼻水とくしゃみは、様々な原因が考えられます。環境の改善、餌の見直し、そして獣医への相談を適切に行うことで、愛ガメの健康を守りましょう。早期発見・早期治療が大切です。

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