レースカーテンの表と裏、どっちが正解?部屋の内側?外側?

レースのカーテンをつける時の、生地の表の向きを教えてください。部屋の中から見て生地の表が見えるようにつけるのか、外からの見栄えをよくする為に外側に表を持ってくるのか、どちらが正しいつけ方でしょうか?

レースカーテンの表と裏、どちらを内側にするのが正解?

レースカーテンの取り付け、意外と迷うポイントですよね。結論から言うと、部屋の中から見て生地の表が見えるようにつけるのが一般的で、正しい取り付け方です。

多くの方が「外からの見栄え」を気にして、表を外側にしてしまうケースがありますが、実はこれ、カーテンの機能性を損なってしまう可能性があります。

なぜ部屋側から表が見えるようにつけるのが正解なのか?

レースカーテンの主な役割は、以下の通りです。

  • プライバシー保護:外からの視線を遮り、室内の様子を隠す
  • 採光調整:太陽光を柔らかく拡散させ、明るさを調整する
  • UVカット:紫外線から家具や床材などを保護する
  • 防犯効果:不審者の侵入を防ぐ効果も期待できる

これらの機能を最大限に発揮するためには、レースカーテンの織り方や素材の特性を理解することが重要です。多くのレースカーテンは、表側の方がより繊細な織りになっていたり、UVカット加工が施されていたりします。そのため、部屋側から表が見えるようにすることで、これらの機能を効果的に活用できるのです。

反対に、表を外側にしてしまうと、これらの機能が十分に発揮されない可能性があります。例えば、UVカット効果のあるレースカーテンの場合、外側に表を向けてしまうと、紫外線カットの効果が弱まってしまう可能性があります。

外側から見た見た目の問題について

「でも、外から見た時の見た目が気になる…」という方もいるかもしれません。確かに、表を外側に向けると、よりきれいに見える場合もあります。しかし、外からの見栄えを優先して機能性を犠牲にするのは、本末転倒です。

もし外からの見栄えも気にするのであれば、カーテンレール選びや、レースカーテンのデザイン、素材選びで工夫してみましょう。例えば、以下のような方法があります。

  • 透け感の少ないレースカーテンを選ぶ:生地の密度が高いレースカーテンを選ぶことで、外からの視線をより効果的に遮ることができます。
  • 柄入りのレースカーテンを選ぶ:柄が入っていると、外から見た時の模様が気になりにくくなります。
  • 遮光カーテンと組み合わせる:レースカーテンと遮光カーテンを組み合わせることで、プライバシー保護と外からの見栄えの両立を図ることができます。遮光カーテンは、昼間でも外から室内が見えにくく、夜間は室内の明かりが外に漏れるのを防ぎます。
  • カーテンレールの位置を調整する:カーテンレールを窓枠より少し内側に設置することで、外から見た時のカーテンのシルエットを調整できます。

具体的な取り付け手順

レースカーテンを取り付ける際には、以下の手順に従いましょう。

1. カーテンレールにランナーを取り付ける:カーテンレールにランナーを均等に配置します。ランナーの数はカーテンのサイズや重さによって調整します。
2. カーテンをランナーに通す:カーテンの上部にあるアジャスターリングをランナーに通します。この時、カーテンの表側が部屋側になるように注意しましょう。
3. カーテンを調整する:カーテンの左右のバランスや丈を調整し、綺麗に整えます。必要に応じて、アジャスターリングの位置を調整します。
4. カーテンを固定する:カーテンがずれないように、カーテンの端をカーテンホルダーなどで固定します。

インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、レースカーテンの選び方についてアドバイスをいただきました。

「レースカーテンは、お部屋の雰囲気を大きく左右する重要なアイテムです。機能性だけでなく、デザイン性にもこだわり、お部屋全体のコーディネートに合ったものを選びましょう。また、窓のサイズや形状、お部屋の明るさなどを考慮し、適切な透け感や素材のレースカーテンを選ぶことが大切です。例えば、南向きの窓にはUVカット効果の高いレースカーテン、北向きの窓には明るさを確保できる透け感のあるレースカーテンを選ぶなど、窓の向きや光の入り具合によって最適なレースカーテンは異なります。」

まとめ

レースカーテンの取り付けは、部屋側から表が見えるようにするのが正解です。外からの見栄えも気になる場合は、カーテンレールやカーテンのデザイン、素材で工夫することで解決できます。機能性とデザイン性を両立させ、快適な空間を演出しましょう。

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