レンジフードの排気ダクトの蓋が開きっぱなし?原因と対処法を徹底解説

キッチンの換気扇、フードの付いたドラム式?ファンなのですが、天井裏から排気ダクトが繋がっていてそのダクトの部屋の方の先端にパカカパ開閉する蓋がついていますよね。多分、排気の際に開いて、普段は閉じていると思います。我が家のそれが開き放しなのですが、おかしいですよね。それともレンジフードファンとは、そういったものなのでしょうか??

レンジフードと排気ダクトの仕組み

ご質問ありがとうございます。キッチンのレンジフードファンから伸びる排気ダクトの先端にある開閉式の蓋について、ご心配されているようですね。多くの場合、この蓋は排気時に自動的に開き、使用していない時は閉じて、外部への逆流を防ぐ役割を担っています。しかし、常に開いている状態というのは、正常な動作ではありません。

レンジフードは、調理中の油煙や臭いを外部に排出する重要な設備です。その排気経路は、フード本体から排気ダクト、そして屋外へと繋がっています。ダクトの屋外側の終端には、雨や虫の侵入を防ぐための逆流防止ダンパー(蓋)が設置されているのが一般的です。このダンパーは、換気扇の稼働に合わせて自動的に開閉する仕組みになっています。具体的には、換気扇が作動すると内部の圧力変化によってダンパーが開き、換気扇が停止するとバネなどの力でダンパーが閉じて、外部からの空気の逆流を防ぎます。

ダンパーの種類と動作

ダンパーにはいくつかの種類があり、バネ式、電動式などがあります。バネ式は比較的シンプルで、換気扇の風圧で開閉します。電動式は、換気扇の運転状況に合わせてモーターで開閉を制御します。 ご自宅のダンパーの種類は、天井裏を確認するか、レンジフードの取扱説明書を確認することで判別できます。

常に開いている原因と対処法

レンジフードの排気ダクトの蓋が常に開いている原因はいくつか考えられます。

1. ダンパーの故障

最も可能性が高いのは、ダンパー自体の故障です。バネの劣化や破損、電動式のモーター故障などが考えられます。バネ式の場合、バネが弱ってダンパーを閉じきれない、あるいはダンパーの可動部分にゴミや汚れが詰まってスムーズに開閉できなくなっている可能性があります。電動式の場合は、モーターの故障や制御部分の不具合が考えられます。

対処法:

* まずは、ダンパーの動作を確認してみましょう。手で軽くダンパーを動かしてみて、スムーズに開閉するか確認します。スムーズに動かない場合は、油などの汚れが付着している可能性があります。柔らかい布などで優しく清掃してみましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります。

2. ダクト内の空気圧の異常

ダクト内部の空気圧が常に高い状態になっている場合も、ダンパーが開きっぱなしになる原因となります。これは、ダクトの詰まりや、外部からの風の影響などが考えられます。

対処法:

* ダクト内にゴミやホコリが詰まっていないか確認しましょう。長期間使用していると、ダクト内部に油汚れやホコリが蓄積し、空気の流れを妨げる可能性があります。掃除機などでダクト内部を清掃してみましょう。ただし、天井裏にあるダクトの清掃は危険が伴うため、専門業者に依頼することをお勧めします。
* 外部からの風の影響を受けている可能性もあります。特に高層階や風の強い場所では、外部からの風がダクト内に逆流して、ダンパーが開きっぱなしになることがあります。この場合は、風の影響を受けにくい場所に排気口を移設するなどの対策が必要になる場合があります。

3. 設置不良

設置時にダンパーが正しく取り付けられていない場合も、常に開いた状態になる可能性があります。

対処法:

* レンジフードの設置状況を確認してみましょう。ダンパーがしっかりと固定されているか、開閉に支障がないかを確認します。もし、取り付け不良が原因であれば、専門業者に修理を依頼する必要があります。

4. その他

上記以外にも、換気扇の故障や、ダクトの接続不良などが考えられます。

専門家への相談

上記の対処法を試しても改善が見られない場合は、専門業者への相談をおすすめします。レンジフードの修理・メンテナンスは、専門知識と技術が必要な作業です。自己判断で修理を試みることは、危険を伴う場合もあります。

専門業者への依頼のメリット:

* 専門的な知識と技術に基づいた的確な診断と修理が可能
* 安全に作業を進めることができる
* 保証を受けることができる

まとめ

レンジフードの排気ダクトの蓋が開きっぱなしの状態は、正常な動作ではありません。ダンパーの故障、ダクト内の空気圧の異常、設置不良などが考えられます。まずは、ご自身でできる範囲で点検・清掃を行い、それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。早期に対処することで、火災や一酸化炭素中毒などの危険を回避し、快適なキッチン環境を維持することができます。

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