「レトロなインテリア」という言葉には、昭和レトロ、アンティーク、ヴィンテージなど、幅広いスタイルが含まれます。 どんな雰囲気のレトロがお好みですか？ 今回は、様々なレトロスタイルに対応したインテリアショップをご紹介するとともに、お店選びのコツや、レトロインテリアを取り入れる際のポイントを解説します。 あなたにぴったりのレトロ空間を見つけるお手伝いができれば幸いです。

レトロインテリアのスタイルを分類しよう

まず、あなたが求める「レトロ」を具体的に分類してみましょう。 漠然としたイメージでは、お店選びが難しくなってしまいます。 大きく分けて以下の３つのスタイルがあります。

• 昭和レトロ：1950～1970年代の日本のデザインや文化を反映した、ノスタルジックで温かみのあるスタイル。懐かしい雰囲気の家具や雑貨が特徴です。 ホーロー製品やレトロな電化製品なども人気です。
• アンティーク：100年以上前の、歴史的価値や芸術的価値を持つ家具や雑貨。 経年変化による味わい深さが魅力で、一点物が多いのが特徴です。 状態の良いアンティークは高価なものも多いです。
• ヴィンテージ：20年以上前の、中古品として流通している家具や雑貨。 アンティークほど古くなくても、独特の風合いとデザインが魅力です。 比較的入手しやすい価格帯のものも多いです。

これらのスタイルを参考に、あなたの理想のレトロインテリアを具体的にイメージしてみましょう。 例えば、「昭和レトロの喫茶店のような雰囲気にしたい」とか、「アンティークの家具を一点置いて、モダンな空間にアクセントを加えたい」など、具体的なイメージを持つことで、お店選びがスムーズになります。

レトロインテリアショップの探し方

レトロインテリアを取り扱うお店は、実店舗とオンラインショップの両方があります。 それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

実店舗の場合

• 古道具屋：地域によっては、古道具屋さんがレトロな家具や雑貨を豊富に取り揃えている場合があります。 実際に見て触れて、状態を確認できるのがメリットです。 ただし、品揃えはお店によって大きく異なるため、いくつかのお店を回ってみる必要があります。
• アンティークショップ：アンティーク専門のお店では、高価な品物も多いですが、状態の良い、希少なアイテムに出会える可能性があります。 専門家のアドバイスも受けられるので、初めてアンティークを購入する方にもおすすめです。
• セレクトショップ：様々なスタイルのインテリアを取り扱うセレクトショップの中には、レトロなアイテムを取り扱っているところもあります。 複数のブランドのアイテムを比較検討できるのがメリットです。
• リサイクルショップ：運が良ければ、掘り出し物が見つかる可能性があります。 価格が比較的安価な場合が多いですが、状態をよく確認する必要があります。

オンラインショップの場合

• ECサイト：Amazon、楽天市場などのECサイトでは、様々なレトロインテリアが販売されています。 多くの商品を比較検討できるのがメリットです。 ただし、実物を見ずに購入するため、写真と実物の違いに注意が必要です。
• 専門のオンラインショップ：レトロインテリア専門のオンラインショップもあります。 専門性の高い知識を持ったスタッフが対応してくれる場合が多く、安心して購入できます。

レトロインテリアを取り入れる際のポイント

レトロなアイテムをただ置くだけでは、まとまりのない空間になってしまいます。 全体のバランスを考えながら、上手に取り入れることが大切です。

全体のバランスを考える

• 色の統一感：レトロなアイテムは、色味が濃いものが多いです。 全体の色を統一することで、まとまりのある空間を作ることができます。 ブラウンやベージュなどの落ち着いた色をベースに、アクセントカラーとして、マスタードイエローやターコイズブルーなどを加えるのもおすすめです。
• 素材の組み合わせ：木、金属、ガラスなど、様々な素材のアイテムを組み合わせることで、奥行きのある空間を作ることができます。 素材の質感にも注目し、バランスよく配置しましょう。
• 空間との調和：レトロなアイテムは、現代的な空間にも、レトロな空間にもマッチします。 既存のインテリアとの調和を考えながら、配置しましょう。 例えば、モダンな空間にレトロなチェアを一点置くだけでも、アクセントになります。

具体的な例：昭和レトロなリビングルームを作る

例えば、昭和レトロなリビングルームを作る場合、以下の様なアイテムを組み合わせることができます。

• ソファ：レトロなデザインの布張りソファ。 落ち着いた色合いのものを選びましょう。
• テーブル：木製のローテーブル。 天板に傷や汚れがあるものも、味として楽しめます。
• 照明：レトロなデザインのスタンドライトやペンダントライト。 温かみのある光を演出します。
• 小物：ホーロー製品、レトロなポスター、古いレコードなど。 小さなアイテムでも、空間の雰囲気を大きく変えることができます。

専門家のアドバイス：インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、レトロインテリアについてアドバイスをいただきました。

「レトロインテリアは、ただ古いものを集めるのではなく、それぞれのアイテムが持つ歴史や背景を理解し、現代の生活空間に調和させることが大切です。 空間全体のバランスを考え、色や素材、配置を工夫することで、あなただけの魅力的なレトロ空間を演出できます。」

まとめ

レトロなインテリアショップ選びと、レトロインテリアを取り入れる際のポイントについて解説しました。 様々なスタイルのレトロがあり、お店選びも多岐に渡ります。 この記事が、あなたにとって理想のレトロ空間を作るための参考になれば幸いです。 まずは、自分の好きなレトロのスタイルを明確にし、そこからお店を探し始めることをおすすめします。