レッドビーシュリンプ水槽の立ち上げと繁殖成功への道:60cm水槽編

レッドビーシュリンプ水槽を立ち上げたい。アクアリウムを始めて1年未満です。今まで横幅30cm程度の水槽で大人サイズのレッドビーシュリンプを20匹程度購入し繁殖を試みましたが、抱卵はしたのですが、一度も稚ビーを見ることが出来ずぽつぽつと★になってしまいました。このたび家族の了承を得て、初心者の定番とされている60cm水槽を購入し立ち上げようと考えています。今までのフィルター等は少水量の外掛けですので、フィルターやソイル等も一新しようと考えているのですが種類が多すぎて決め切れません。。一長一短なのは重々承知ですが、それを踏まえてみなさんにアドバイスをいただけたらと思います。ちなみに購入を予定しているのは楽○市場のChar○さんのEJ-60+2213フィルターがセットになっているやつに、ディフューザーでエアーを供給したいと思っています。。(1)底面フィルター・外部フィルター・それぞれを個別に、もしくは直結・吹き上げ方式等など、、どういったろ過方法がエビに最も適しているのか。(2)栄養系・吸着系等どれをどのように使用すれば繁殖を目指せるのか。(3)pHメーター等の水質測定器具は必要でしょうか。(4)バクテリア添加剤やスポンジフィルターなど他に必要なアクセサリー類などあればお教えください。。(5)購入を予定している物はエビ飼育に適しているのでしょうか。長々となってしまい申し訳ございませんが、みなさんのアドバイスをよろしくお願いいたします。

レッドビーシュリンプ繁殖成功のための60cm水槽立ち上げガイド

30cm水槽での繁殖失敗経験を踏まえ、60cm水槽でのレッドビーシュリンプ飼育と繁殖成功を目指しましょう。60cm水槽はレッドビーシュリンプの繁殖に適したサイズです。より安定した水質管理と、稚エビの隠れ家となる空間を確保できます。

1. ろ過方法:外部フィルターがおすすめ

  • 底面フィルター:底砂に埋め込まれたパイプを通してろ過を行う方法。底砂の掃除が難しく、エビの隠れ家としては適していますが、ろ過能力は外部フィルターに劣ります。稚エビが吸い込まれるリスクも考慮が必要です。
  • 外部フィルター:水槽の外に設置し、水を循環させる方法。ろ過能力が高く、安定した水質を保ちやすいのがメリットです。60cm水槽には2213などの外部フィルターが適しています。稚エビの吸い込み防止対策として、フィルターの吸込口にスポンジなどを装着しましょう。
  • 底面フィルターと外部フィルターの併用:底面フィルターで生物ろ過を強化し、外部フィルターで機械ろ過と化学ろ過を担うことで、より安定した環境を作れます。ただし、設置やメンテナンスの手間が増えます。

結論:60cm水槽では、外部フィルター(2213など)をメインに、必要に応じて底面フィルターを併用するのがおすすめです。 稚エビの保護を最優先し、吸込口への対策は必須です。

2. ソイルと濾材:栄養系と吸着系の組み合わせが重要

  • 栄養系ソイル:バクテリアの繁殖を促進し、エビの餌となる微生物の増殖を助けます。レッドビーシュリンプの飼育には必須です。ADAアマゾニアなど、エビ飼育に適したソイルを選びましょう。
  • 吸着系濾材:水質を安定させるために、アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質を吸着する濾材が必要です。活性炭やゼオライトなどが一般的です。定期的な交換が重要です。

具体的な使用方法:栄養系ソイルを底床に敷き詰め、外部フィルターには吸着系濾材とバクテリア付き濾材を組み合わせて使用します。

3. 水質測定器具:pHメーターは必須ではありませんが、あると安心

pHメーターは、水質を正確に把握するために役立ちます。レッドビーシュリンプは弱酸性の水質を好みますが、頻繁に測定する必要はありません。最初はテストキットで十分です。水質の変化に気づきやすくなるため、飼育経験が浅いうちは、pHメーターがあると安心です。

4. その他必要なアクセサリー類

  • バクテリア添加剤:水槽立ち上げ初期にバクテリアを添加することで、硝化サイクルの確立を早めます。安定した水質を維持する上で非常に有効です。
  • エアレーション:ディフューザーによるエアレーションは酸素供給に役立ちます。特に稚エビにとって重要です。
  • ヒーター:レッドビーシュリンプは20~25℃の水温を好みます。水温を安定させるためにヒーターが必要です。
  • 隠れ家:流木や石、水草などを配置して、エビの隠れ家を作りましょう。特に稚エビにとって安全な場所を提供することが重要です。
  • 底床掃除用具:底床の掃除は、水質維持に不可欠です。底床掃除用のシフォンや砂利掃除用のチューブなどを用意しましょう。

5. 購入予定のセットについて

Char○さんのEJ-60+2213フィルターセットは、60cm水槽のレッドビーシュリンプ飼育には適しています。2213はろ過能力が高く、安定した水質を保つのに役立ちます。ただし、フィルターの吸込口にスポンジなどを装着して、稚エビの吸い込みを防止する対策は必ず行ってください。

繁殖成功のためのポイント

  • こまめな水換え:水質の悪化を防ぐために、定期的に水換えを行いましょう。1週間に1回、水槽の水の1/3程度を交換するのが目安です。
  • 餌やり:エビ用の餌を少量ずつ、毎日与えましょう。食べ残しはすぐに取り除くことが重要です。過剰な餌やりは水質悪化につながります。
  • 隠れ家の確保:稚エビは隠れ家がないと生存率が低くなります。流木や水草などを十分に配置しましょう。
  • 水質管理:pH、GH、KHなどの水質パラメーターを定期的にチェックし、安定した状態を保ちましょう。
  • 観察:毎日水槽を観察し、エビの状態や水質の変化に注意しましょう。異常を発見したら、すぐに原因を究明し、適切な対策を講じることが重要です。

専門家のアドバイス

アクアリストの経験豊富な専門家によると、「レッドビーシュリンプの繁殖成功には、安定した水質と十分な隠れ家の確保が最も重要です。また、こまめな観察と適切なメンテナンスも欠かせません。」とのことです。

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