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レッドチェリーシュリンプの大量死:考えられる原因と対策
レッドチェリーシュリンプの大量死、非常に辛い状況ですね。水槽のリセット、衣装ケースへの避難など、様々な対策を試みているにも関わらず改善が見られないとのこと、原因究明が急務です。 まずは、考えられる原因を一つずつ検証していきましょう。
1. 水質のブレイク
質問者様も気づいているように、水質の急激な変化(ブレイク)が原因の可能性が高いです。水槽立ち上げから1ヶ月経過後、徐々に死亡個体が増加し始めたという点から、この可能性が最も高いと考えられます。 レッドチェリーシュリンプは比較的丈夫なエビですが、急激な水質変化には弱く、アンモニアや亜硝酸塩の急増などに耐えられず、大量死につながることがあります。
* 具体的な原因:
* バクテリアバランスの崩れ:濾過バクテリアの働きが不十分となり、アンモニアや亜硝酸塩が蓄積された。
* 水質パラメーターの急変:pH、硬度、温度などが短時間で大きく変化した。
* 有機物の蓄積:食べ残しや排泄物が分解しきれず、水質悪化につながった。
* 対策:
* 水質検査:まず、水槽と衣装ケースの水質を検査しましょう。アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を測定し、異常値がないか確認します。市販の水質検査キットを利用しましょう。
* 緩やかな水換え:水換えは、一度に大量に行うのではなく、少量をこまめに行うことが重要です。例えば、1日に1/5~1/3程度を数回に分けて行うのが効果的です。
* バクテリアの培養:濾過バクテリアの数を増やすために、市販のバクテリア剤を使用するのも有効です。
* 底床掃除:プラチナパウダーを使用とのことですが、底床に有機物が蓄積されていないか確認し、必要に応じて部分的に掃除しましょう。
2. 外部環境の影響
隣室からのタバコや防虫剤の影響、工事による空気の悪化など、外部環境が原因の可能性も否定できません。しかし、エビはそれほどデリケートな生き物ではありません。これらの影響で大量死に至るケースは稀です。可能性としては低いですが、完全に否定はできません。
* 対策:
* 換気:水槽のある部屋の換気を十分に行いましょう。
* 遮断:可能であれば、隣室からの影響を遮断する工夫をしてみましょう。
3. 衣装ケースでの飼育環境
衣装ケースでの飼育は、濾過能力が不足している可能性があります。水換えを頻繁に行っているとはいえ、濾過が不十分だと水質悪化につながる可能性があります。
* 対策:
* エアレーションの強化:酸素供給を十分に行うために、エアレーションを強化しましょう。
* 外部フィルターの導入:可能であれば、小型の外部フィルターを導入することを検討しましょう。
* 水草の追加:水草は、水質浄化に役立ちます。
4. その他の要因
* 病気:エビの病気も考えられます。症状を確認し、必要であれば適切な治療を行いましょう。
* 餌の量:食べ残しは水質悪化の原因となります。エビの食性に合わせて、適切な量の餌を与えましょう。
具体的な水換えの頻度と量
こなれた水を維持しながらこまめな換水を行うには、以下の点を考慮しましょう。
* 頻度:毎日1/5~1/3程度の換水を目安にしましょう。
* 量:水槽の大きさやエビの数、水質の状態によって調整が必要です。
* 水温:新しい水と水槽の水の温度差を極力少なくしましょう。
専門家の視点
経験豊富なアクアリストや専門のショップに相談することも有効です。写真や動画を添えて相談することで、より的確なアドバイスをもらえる可能性があります。
まとめ
レッドチェリーシュリンプの大量死の原因は、水質の急激な変化(ブレイク)が最も考えられます。水質検査を行い、こまめな水換え、濾過能力の向上、そして外部環境への配慮を徹底することで、状況の改善が期待できます。それでも改善が見られない場合は、専門家のアドバイスを求めましょう。