ルームシェアトラブルと法的責任:契約書なしの短期賃貸における注意点

ルームシェアの疑問 こんにちは。 短期でルームシェアの一部屋を借りたのですが、いろいろ疑問があり困っています。 まずそこが基本短期は受け入れてないところ、貸主が新しく始めたこ と・前にやってたシェアで家賃滞納者による立替で私たち2人を受け入れて頂きました。 今回短期ということで、貸主・大家さんから契約書は書かなくてもいいとのことでした。 私たちが入居した際、貸主は前の住居にいて数日間は私たちだけで生活してました。 それから貸主とシェアするようになったのですが、全く会わないのと会っても主が逃げる様に部屋へ戻るので話す機会は無し。 そして期限が切れ、貸主から嫌みっぽく言われました。 ・トイレを汚したら掃除してと言ったのにしない→掃除してるのにまた言われ続けたのでコンビニのトイレへ。けどまた言われました。 ・共同のタオルを一回使ったら戻さない→最初にルールを聞いていなかった。後に「部屋を案内する時にいいましたよね?」と言われ、そもそも貸主が住む前に私たちが住んでて、会ってもないのに案内なんてされていない。 ・短期でここまで汚した。部屋を時々見たけど、散らかってて借主としてどうなの?→借りる前に畳だから痛みやすいので必ず弁償するのかを聞いたら「大丈夫」と。確かに畳に飲み物をこぼしてシミをつけたが、「私が3年和室で暮らしたけど日焼けしかしてない。こうなるのはおかしい」、人の部屋をいない間に見たりしてるのはどうなの? ・そんなに気にしたのなら話し合いの場を設ければ良かったのでは?→だって家にあまりいない、会わない、帰ったら疲れてるから話したくないの一方。 他にもゴミを漁って分別してないと言われ、シーツが用意されてなかったのでそのまま布団を使ったら「なんでシーツを買わなかった?」など。 住んでから細かいルールがあったこと、貸主と会話しなかったことによって結果散々言われました。 挙げ句の果て「ルームシェアに向いてないよ」と言われたので反撃。そしたら「ごめんね。私AB型だから~」と。 今回契約書を用意されてなかったのでルールや畳の痛みがどれくらいで弁償するのかわかりません。 結局畳の弁償をすること(貸主の感覚で短期でここまで汚したから)になったのですが、契約書を書いていないのですが払うしかないのですか? 因みに大家さんがご近所付き合いもあってかルームシェアに対して抵抗があるからと、畳の張替えは内密で行うみたいです。

ルームシェアトラブル発生!契約書なしの落とし穴

短期のルームシェアでトラブルに巻き込まれたとのこと、大変でしたね。契約書がないことが、今回の問題を複雑にしている要因です。まず、契約書がない場合でも、民法上の賃貸借契約は成立していることを理解しておきましょう。口頭での合意や黙示の合意でも、法的効力を持つ場合があります。

問題点の整理と法的観点からの考察

今回のケースで問題となっている点を整理し、それぞれの法的観点から見ていきましょう。

1. 清潔さに関する指摘

* トイレの清掃:貸主の主張は、居住者の清潔さを求める正当な要求です。しかし、清掃を怠っていたという証拠がない限り、一方的な非難は難しいでしょう。コンビニトイレ利用を指摘された点は、状況証拠として不利に働く可能性があります。
* 共同タオルの使用:ルールを事前に知らされていなかったという主張は重要です。貸主が「案内時に説明した」と主張するなら、その証拠(証人など)がない限り、貸主の主張は弱いと言えます。
* 部屋の散らかり:「短期でここまで汚した」という指摘は、客観的な証拠(写真など)がないと、貸主の主観的な評価に過ぎません。畳のシミについても、入居前に畳の損傷について合意がなかった場合、貸主の負担となる可能性が高いです。

2. シーツとゴミの分別

* シーツ:シーツが用意されていなかったという点は、貸主側の不備と言えるでしょう。貸主は、居住者に快適な環境を提供する義務があります。
* ゴミの分別:ゴミの分別ルールを事前に知らされていなかった場合、貸主の指摘は不当な場合があります。

3. 契約書がないことによる問題

契約書がない最大のデメリットは、合意内容が曖昧になることです。今回の畳の弁償についても、具体的な金額や損傷の程度が明確にされておらず、貸主の判断に委ねられています。これは、貸主にとって有利に働く可能性が高いです。

具体的な解決策と今後の対策

今回の状況を改善するために、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 貸主との話し合い

まずは、冷静に貸主と話し合うことが重要です。それぞれの主張を明確にし、証拠となる写真や証言などを提示することで、客観的な判断を促しましょう。話し合いが難航する場合は、第三者(弁護士や民事調停委員)を交えた話し合いを検討しましょう。

2. 弁償金額の妥当性について検討

畳の弁償については、専門業者に畳の損傷状況を鑑定してもらうことをお勧めします。鑑定結果に基づいて、弁償金額を交渉しましょう。過剰な請求であれば、減額交渉も可能です。

3. 証拠の確保

今後のトラブル防止のため、写真や動画で部屋の状態を記録しておくことが重要です。また、貸主とのやり取りは、メールやLINEなどで記録しておきましょう。

4. 将来のルームシェアのためのアドバイス

* 必ず契約書を交わす:賃貸借契約は、必ず書面で交わしましょう。家賃、期間、敷金・礼金、修繕責任、ルールなど、重要な事項を明確に記載する必要があります。
* ルールを明確にする:清掃、ゴミ分別、共有物の使用など、ルームシェアにおけるルールを事前に明確にしましょう。そして、書面で確認しましょう。
* 入居前に部屋の状態を確認する:入居前に、部屋の状態を写真や動画で記録しておきましょう。損傷があった場合は、貸主と確認し、記録に残しておきましょう。
* 信頼できるルームシェアを探す:信頼できる不動産会社やルームシェア仲介サービスを利用しましょう。

専門家の意見:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けられます。特に、契約書がない場合、貸主の主張が不当である可能性が高い場合、弁護士に相談することで、より有利な条件で解決できる可能性があります。

まとめ

契約書がない状態でのルームシェアは、トラブル発生のリスクが高いです。今回のケースのように、貸主との間で意見の相違が生じた場合、法的根拠が曖昧になるため、解決が困難になる可能性があります。今後のルームシェアでは、必ず契約書を交わし、ルールを明確にすることで、トラブルを未然に防ぎましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)