ルビーネックレスの下葉が枯れる原因と対処法|多肉植物の育て方

昨年から多肉植物を育てております。雪国在住ですので、今時期は室内に入れておりますが、ルビーネックレスと熊童子は加温した部屋においています。ルビーネックレスは挿し芽で増やしたのですが、最近下葉というか、古い葉から萎れて最終的に枯れて取れてしまっています。新しく出てきている葉は元気ですが、下葉が大分なくなってきて、根元部分に葉がない状態です。これは古い葉だから段々枯れてくるものなのでしょうか?元気な部分から切って挿し芽をやり直した方が良いでしょうか?つたない文章で申し訳ありませんが、どうぞアドバイス宜しくお願い致します。補足漢字間違いで多肉が他肉になっておりました(^_^;)

ルビーネックレスの下葉枯れの原因

ルビーネックレスの下葉が枯れる原因はいくつか考えられます。質問者様の状況から考えられる主な原因と、それぞれへの対処法を詳しく解説します。

1. 加温による乾燥

雪国での冬、加温された室内は空気が乾燥しがちです。ルビーネックレスは比較的乾燥に強い多肉植物ですが、加温された部屋の乾燥した空気によって、下葉から水分が失われ、枯れてしまうことがあります。特に、加湿器を使用していない場合は、この可能性が高いです。

  • 対処法:加湿器を使用するか、霧吹きで葉に軽く水を吹きかけることで、湿度を上げるようにしましょう。ただし、葉に水滴を長時間残さないように注意が必要です。水滴が原因で、葉焼けを起こす可能性があります。
  • 具体的な方法:市販の加湿器を使うのが最も効果的です。小型の加湿器であれば、部屋の広さに関わらず、手軽に湿度を上げることができます。霧吹きを使う場合は、朝夕に葉の表面に軽く霧吹きをする程度に留めましょう。水やりと同様に、やりすぎると根腐れの原因となります。

2. 水やりの不足

加温された室内では、土の乾燥が早まります。水やりの頻度が適切でないと、下葉から枯れていくことがあります。特に、鉢が小さい場合や、土の保水性が低い場合は、注意が必要です。

  • 対処法:土の表面が乾いてから2~3日後に、鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをします。水やりの頻度は、気温や湿度、鉢の大きさ、土の種類によって調整が必要です。指で土の湿り気を確認し、乾燥具合に合わせて水やりをしましょう。
  • 具体的な方法:土の表面だけでなく、指を数センチ土に差し込んで、土の湿り気を確認します。乾燥しているようであれば、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。冬場は、土が乾くのが遅いため、水やりの頻度を減らす必要があります。

3. 根腐れ

逆に、水やりが多すぎると根腐れを起こし、下葉から枯れていくことがあります。特に、鉢底に水が溜まっている状態は危険です。

  • 対処法:鉢底に穴が開いているか確認し、水はけの良い鉢を使用しましょう。また、水やりは土の表面が乾いてから行い、鉢底に水が溜まらないように注意が必要です。根腐れが進行している場合は、根を洗い、腐った部分を切り取ってから新しい土に植え替える必要があります。
  • 具体的な方法:鉢底に溜まった水を捨て、鉢底に穴が開いているかを確認します。穴が開いていない場合は、新しい鉢に植え替えましょう。根腐れが疑われる場合は、植物を鉢から抜き、根を洗い、腐った部分を切り取ります。その後、殺菌剤を塗布し、新しい土に植え替えます。

4. 自然な老化

下葉が枯れるのは、植物の自然な老化現象である可能性もあります。特に、挿し芽で増やした株は、親株よりも生育が弱く、下葉が枯れやすい傾向があります。ただし、他の原因が考えられない場合に限り、自然な老化と判断できます。

挿し芽のやり直しについて

下葉が枯れても、新しい葉が元気に育っているなら、すぐに挿し芽をする必要はありません。しかし、枯れが進行し、根元部分に葉がほとんどなくなってきた場合は、挿し芽を検討しても良いでしょう。

  • 挿し芽の手順:元気な茎を5~7cmの長さに切り、数日間日陰で乾燥させます。その後、挿し木用の土に挿し、明るい日陰で管理します。根が出るまでは、土を乾燥させないように注意が必要です。
  • ポイント:挿し芽をする際は、清潔なハサミを使用し、切り口を乾燥させることで、腐敗を防ぎます。また、挿し木用の土は、水はけの良いものを選びましょう。

専門家のアドバイス

多肉植物の栽培に詳しい園芸家によると、「ルビーネックレスの下葉枯れは、乾燥と水やりのバランスが重要です。特に冬場は、加温による乾燥と、土の乾燥の両方に注意が必要です。加湿器の使用や、水やりの頻度を調整することで、改善できる可能性が高いです。」とのことです。

まとめ

ルビーネックレスの下葉が枯れる原因は様々です。まずは、加湿と水やりのバランスを見直してみましょう。それでも改善しない場合は、根腐れや自然な老化の可能性も考慮し、適切な対処法を選択してください。挿し芽は、最終手段として検討しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)