リースコピー機の撤去に関するQ&A:不要なコピー機を無料で撤去する方法とリスク

リースコピー機の部屋の占有について 10数年前から事業所の一室に置かれているリースコピー機があります。 もう何年も誰も使っていません。多分壊れていると思います。 これは、私の前に事業所を運営していた事業主が、リース契約をし、置いていたものでした。 有名リースメーカーとの契約です。 私が8年ほど前に事業所を買い取ったのですが、コピー機はそのまま置かれていました。 前の事業主とは、事業引継ぎ契約などはなく、私がオリジナルで事業を運営しています。 最初のうちは、営業マンがやってきて、コピー機を見ていったりしていましたが、私がもうそれは使わないんだよねと言って相手にしなかったので、7年位前からもう来なくなりました。 しかしコピー機は置かれたままで、引き取りはありませんでした。2~3年前に一度、場所もとるし、もう使っていないのだから、引き取ってほしいと営業所に話しましたが、有料になると言われました。かなり高額な引き取り料です。 私はあなた方と契約はしていないのだから、不法占拠じゃないのかと言いましたが、ただでは引き取れないの一点張りで、動きませんでした。 元の事業主はすでに亡くなっています。 この場合どうにかしてコピー機をただで引き取らせる方法はないでしょうか? また、このまま置き続けた場合、何かまずい事態は起こらないでしょうか。 詳しくないのでわからないのですが、時効取得で相手に事業所の占有権や所有権を主張されるなど、そういうことは起こらないでしょうか。 よろしくお願いします。補足逆に私がそのコピー機の時効取得を主張したり出来ますでしょうか。

リースコピー機撤去に関する問題点と解決策

長年使われていないリースコピー機を無料で撤去したい、というご相談ですね。 前任の事業主との契約関係がなく、現状では高額な撤去費用を請求されている状況とのこと。 これは、リース契約の承継や、所有権、占有権といった法的観点から検討する必要があります。

1. 契約の承継について

まず重要なのは、あなたが前任の事業主から事業所を買い取った際に、リース契約が承継されたかどうかです。 事業譲渡契約書などがあれば、その内容を確認しましょう。 もし契約が承継されていなければ、あなたにはリース契約上の義務はありません。 しかし、コピー機があなたの事業所内に置かれている以上、何らかの対応が必要になります。

2. リース会社への交渉

リース会社に、契約が承継されていないことを伝え、撤去を依頼しましょう。 前任の事業主が既に亡くなっていることを伝え、状況を説明することで、理解を得られる可能性があります。 交渉の際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 契約の承継がないこと:契約書や証拠となる書類を提示しましょう。
  • コピー機を使用していないこと:長期間使用していないことを明確に伝えましょう。写真や使用状況の記録があれば有効です。
  • 撤去費用が高額であること:高額な費用を負担できないことを伝え、交渉の余地を探りましょう。
  • 法的措置を検討していること:最終手段として法的措置も検討していることを示唆することで、交渉の有利に働く可能性があります。

交渉は、電話だけでなく、内容証明郵便で正式に文書で送付することも有効です。 記録を残すことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

3. 法的措置の検討

交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。 弁護士は、あなたの状況を正確に判断し、適切な法的措置をアドバイスしてくれます。 具体的には、以下の様な法的措置が考えられます。

  • 不当利得返還請求:リース会社が、あなたとの契約がないにも関わらず、撤去費用を請求するのは不当利得に当たる可能性があります。
  • 損害賠償請求:コピー機が占有するスペースによって、あなたの事業に損害が出ている場合、損害賠償請求が可能です。

ただし、法的措置には費用と時間がかかります。 交渉を優先し、法的措置は最終手段として検討しましょう。

4. 時効取得について

あなたがコピー機の時効取得を主張することは、事実上困難です。時効取得は、長期間にわたり、他人の所有物を占有し、所有者であることを主張することで、所有権を取得できる制度です。しかし、コピー機はリース契約に基づいて設置されており、あなたには所有権がないため、時効取得は成立しません。

逆に、リース会社があなたの事業所の占有権や所有権を主張することはありません。彼らはコピー機の所有権を主張するだけであり、事業所の所有権には関与しません。

5. 放置した場合のリスク

コピー機を放置し続けることで、以下のリスクがあります。

  • スペースの無駄遣い:貴重な事業所のスペースを無駄に使っています。
  • 安全上のリスク:故障したコピー機が、火災やその他の事故を引き起こす可能性があります。
  • イメージの悪化:古いコピー機は、事業所のイメージを悪くする可能性があります。

具体的な行動ステップ

1. リース会社に連絡:契約の承継がないことを伝え、撤去を依頼します。電話と内容証明郵便の両方で連絡しましょう。
2. 交渉記録を保管:交渉の内容を記録に残し、証拠として保管しましょう。
3. 弁護士への相談:交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談しましょう。
4. 撤去費用見積もり取得:交渉が難航する場合は、撤去費用を改めて見積もりを取り、交渉材料とします。
5. 撤去作業の実施:リース会社と合意が得られたら、撤去作業を実施します。

専門家の視点

弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より適切な対応策を検討できます。 特に、法的措置を検討する場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。

まとめ

長年使われていないリースコピー機の問題は、交渉によって解決できる可能性が高いです。 しかし、交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。 放置することで、スペースの無駄遣いや安全上のリスクなど、様々な問題が発生する可能性があることを理解し、早急に解決策を見つけることが重要です。

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