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クロスと幅木の施工順序:正しいやり方と仕上がりの違い
リフォームでクロスと幅木を交換する場合、一般的には先にクロスを張り、後から幅木を取り付けるのが標準的な施工手順です。質問者様のお宅では、幅木を先に取り付け、その上にクロスが貼られているとのことですが、これは本来の施工手順とは逆であり、仕上がりの美しさや耐久性に影響を与える可能性があります。
なぜクロスを先に貼るのか?
クロスを先に貼る理由は以下の通りです。
- 美しい仕上がり:クロスを幅木の下に綺麗に差し込むことで、幅木とクロスとの境目が自然で美しく仕上がります。はみ出したクロスをカットする必要がなく、より丁寧な仕上がりになります。
- 隙間や浮きの防止:クロスを先に貼ることで、幅木と壁の間に隙間が生じるのを防ぎ、浮き上がりを防ぐことができます。特に、壁紙の伸縮を考慮すると、この手順が重要になります。
- 施工効率:クロスを先に貼っておけば、幅木を取り付ける際にクロスを傷つけるリスクが低減します。作業効率も向上します。
幅木を先につけた場合の問題点
幅木を先に取り付けた場合、クロスが幅木の上にはみ出すため、以下の問題が発生する可能性があります。
- 仕上がりの美しさ:はみ出したクロスをカットする必要があるため、切り口が粗雑になったり、仕上がりが不自然になったりする可能性があります。特に、柄のあるクロスでは、柄合わせが難しくなり、仕上がりが悪くなる可能性が高いです。
- 耐久性:はみ出したクロスは、幅木との間に隙間ができやすく、汚れや湿気が入り込みやすい状態になります。これにより、クロスが剥がれたり、カビが発生したりする可能性があります。
- 角の処理:部屋の角において、クロスと幅木の接合部が綺麗に仕上がらない可能性が高くなります。浮き上がりや隙間が目立ち、仕上がりが悪くなります。
リフォーム業者の対応について:プロの視点
質問者様は、リフォーム業者の対応に疑問を感じているようです。「クレーム来なければもうけもの」というような姿勢は、プロとして決して許されるものではありません。
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信頼できる業者を選ぶポイント
リフォームを依頼する際には、以下の点を考慮して業者を選びましょう。
- 施工実績:過去の施工事例やお客様の声を確認し、技術力と信頼性を確認しましょう。
- 見積もり内容:見積書の内容を丁寧に確認し、不明な点は質問しましょう。曖昧な表現や不透明な料金体系は避けるべきです。
- 保証体制:施工後の保証内容を確認しましょう。万が一問題が発生した場合でも、適切な対応をしてくれる業者を選びましょう。
- コミュニケーション:業者とのコミュニケーションが円滑に取れるかどうかを確認しましょう。質問に対して丁寧に回答してくれる業者を選びましょう。
専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの視点から見ると、クロスと幅木の施工順序は、仕上がりの美しさに大きく影響します。プロのインテリアコーディネーターは、施工前に必ず施工手順について確認し、お客様と十分に話し合った上で作業を進めます。 今回のケースのように、施工手順が間違っていた場合は、お客様に説明し、納得を得た上で修正を行うのが当然です。
具体的な対処法
写真がないため断定はできませんが、現状が施工不良である可能性が高いと考えられます。以下の手順で対応しましょう。
1. **リフォーム業者に連絡する:** 問題点を具体的に説明し、写真があれば提示して、修正を依頼します。
2. **施工不良を明確にする:** クロスのはみ出し具合、角の浮き上がりなど、具体的な箇所を指摘します。
3. **修正の提案を求める:** 業者に修正方法を提案してもらい、納得できる方法を選択しましょう。
4. **書面での確認:** 修正内容やスケジュールなどを書面で確認し、トラブルを避けるようにしましょう。
5. **必要であれば、第三者機関に相談する:** 業者との交渉がうまくいかない場合は、消費者センターなどに相談しましょう。
まとめ
クロスと幅木の施工順序は、仕上がりの美しさや耐久性に大きく影響します。リフォームを依頼する際には、業者選びを慎重に行い、施工手順についても事前に確認することが重要です。もし、施工に問題があれば、すぐに業者に連絡し、適切な対応を求めましょう。