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タイルマット敷きの基本:部屋の中央から始める理由とコツ
タイルマット、ジョイントマットなどと呼ばれる、手軽に敷き詰められるタイプのフロアマットは、リビングや廊下、子供部屋など、様々な場所で活躍します。 しかし、いざ敷いてみると、思ったように綺麗に仕上がらなかったり、端が浮いてしまったりと、失敗するケースも少なくありません。「部屋の中央から敷く」というアドバイスは、その失敗を防ぐための重要なポイントです。
では、なぜ部屋の中央から敷くのが良いのでしょうか?それは、全体のバランスを見ながら敷き進めることができるためです。端から敷き始めると、端の仕上がりに気を取られ、全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。中央から敷くことで、左右対称に、あるいは部屋の形状に合わせて均等に敷き詰めることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 1. 準備:敷く場所の床を掃除機などで綺麗に掃除します。ゴミや埃があると、マットが綺麗に敷けません。また、敷く前にマットの枚数を数えて、不足分がないか確認しましょう。
- 2. 中央位置の決定:リビングや廊下のほぼ中央に、最初のタイルマットを置きます。正確な中央位置を測る必要はありません。目視でバランスの良い位置を選んでください。この際、部屋の形状や家具の配置を考慮しましょう。例えば、ソファの前に敷く場合は、ソファの位置を基準に中央を決めるのがおすすめです。
- 3. 中心から放射状に敷き詰める:最初のタイルマットを中心に、周囲にタイルマットを一枚ずつ敷き詰めていきます。この時、各タイルマットの繋ぎ目がきちんと合っているかを確認しながら進めることが重要です。ズレがあると、全体が歪んで見えてしまいます。必要に応じて、軽く押さえながら敷き詰めていきましょう。
- 4. 壁際への調整:壁際まで敷き詰めたら、必要に応じてタイルマットをカットします。カッターマットなどを使い、定規でまっすぐにカットしましょう。この時、壁との隙間を均等に取ることを意識します。隙間が大きすぎると、見た目が悪くなるだけでなく、マットがずれやすくなります。
- 5. 最終チェック:全体を改めて確認し、ズレや浮きがないかチェックします。必要に応じて、マットの位置を調整します。特に、端の部分はしっかりと床に密着しているかを確認しましょう。浮いている場合は、重しなどを置いて、数時間置いておくことで改善する場合があります。
タイルマット選びのポイント:素材、サイズ、カラー
タイルマットを綺麗に敷くためには、適切なタイルマットを選ぶことも重要です。
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素材:
- PVC素材:防水性、耐久性に優れ、お手入れがしやすいのが特徴です。小さなお子さんやペットがいる家庭にもおすすめです。比較的安価なものが多く、コストパフォーマンスが良いです。
- EVA素材:軽量で柔らかく、クッション性が高いのが特徴です。足触りが良く、防音効果も期待できます。小さなお子さんにも優しい素材です。
- PP素材:耐久性があり、汚れにくい素材です。水拭きも可能で、お手入れが簡単です。
サイズ:
- 正方形:最も一般的なサイズです。敷きやすく、様々なレイアウトに対応できます。
- 長方形:廊下などに適しています。直線的なデザインで、すっきりとした印象を与えます。
カラー:
リビングや廊下の雰囲気に合わせて、適切なカラーを選びましょう。ベージュは、どんなインテリアにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。他のカラーと組み合わせることで、より個性的な空間を作り出すことも可能です。
専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点
インテリアコーディネーターの山田先生に、タイルマットの選び方と敷き方についてアドバイスをいただきました。
「タイルマットは、手軽に空間をアレンジできるアイテムですが、素材や色、サイズ選びを間違えると、かえって部屋の印象を悪くしてしまう可能性があります。 特に、リビングや廊下は、人が頻繁に歩く場所なので、耐久性と清掃性を重視した素材を選ぶことが大切です。また、部屋全体のインテリアとの調和も考慮し、色や柄を決めましょう。 そして、敷く際には、上記で説明した手順を踏まえ、丁寧に作業を進めることが、綺麗に仕上がる秘訣です。」
まとめ:失敗しないためのポイント
タイルマットを綺麗に敷くためには、部屋の中央から敷き始めること、そして、素材やサイズ、カラーを適切に選ぶことが重要です。 この記事で紹介したコツを参考に、自分らしい空間を演出してください。