リビングリフォームで床暖房から床下暖房への変更を検討中?費用と使い勝手、メリット・デメリットを徹底解説!

床下暖房システムについて質問です。リビングのリフォームを考えていて、具体的には、床暖房を希望しています! 注文住宅だったので家を建築してくれた工務店にガスの床暖房(床に段差が出来ないような施工で)の見積もりを依頼しましたが、かなり高い!そこで工務店からの提案は(床暖房ではなく床下暖房はどうか?)と言われました。床下暖房システムについては、全くの無知ですので、金額の事や、使い勝手など教えて下さい。

床暖房と床下暖房の違いとは?

リフォームで暖房システムの導入を検討する際、まず「床暖房」と「床下暖房」の違いを理解することが重要です。どちらも床面からの暖房ですが、熱源と熱の伝わり方に違いがあります。

床暖房

床暖房は、床材の下に温水パイプや電気ヒーターを設置し、床自体を温めるシステムです。温かい床から輻射熱によって部屋全体を暖めます。

* メリット:足元から暖かく、快適な暖房効果が得られる。部屋全体が均一に暖まりやすい。
* デメリット:施工費用が高い。床材の種類に制限がある場合がある。設置後のメンテナンスが必要。

床下暖房

床下暖房は、床下の空気を温めて部屋を暖めるシステムです。床下空間を温めることで、温かい空気が床から上昇し、部屋全体を暖めます。

* メリット:床暖房に比べて施工費用が比較的安い。床材の種類に制限が少ない。床に段差ができない。
* デメリット:床暖房に比べて暖まるまでに時間がかかる場合がある。部屋の隅まで暖まりにくい場合がある。

床下暖房システムの種類と費用

床下暖房システムには、主に以下の種類があります。それぞれの特徴と費用感について見ていきましょう。

1. 温風式床下暖房

ファンで温めた空気を床下に送り込み、部屋を暖めます。比較的安価で導入しやすいのが特徴です。

* 費用感:システムの規模にもよりますが、概ね30万円~100万円程度。既存の床下空間を利用できるため、床暖房より安価に抑えられることが多いです。

2. 放射式床下暖房

床下に設置したパネルから輻射熱で床下空間を暖めます。温風式に比べて、より穏やかな暖かさで、静音性にも優れています。

* 費用感:温風式よりも高価で、50万円~150万円程度。

3. 熱交換式床下暖房

外気を利用して床下を暖めるシステムです。省エネルギー性に優れていますが、設置条件に制限があります。

* 費用感:システムの規模や設置条件によって大きく変動しますが、100万円~を想定する必要があります。

費用に影響する要素

* 床下の状態:既存の床下空間の状態(断熱材の有無、湿気など)によって、追加工事が必要になる場合があります。
* システムの規模:暖房対象面積が大きくなれば、費用も高くなります。
* 使用する機器:高性能な機器を使用すれば、初期費用は高くなりますが、ランニングコストを抑えることができます。

床下暖房の使い勝手とメリット・デメリット

床下暖房の使い勝手は、システムの種類や設置状況によって異なりますが、一般的には以下の点が挙げられます。

メリット

* 施工が比較的容易:床暖房に比べて、既存の床を剥がす必要がない場合が多く、工期が短縮できる可能性があります。
* 床に段差ができない:バリアフリー設計に適しています。
* ランニングコストが比較的低い:温風式などは、床暖房に比べて電気代を抑えられる可能性があります。
* 床材の選択肢が多い:床暖房のように床材の種類に制限が少ないため、デザインの自由度が高いです。

デメリット

* 暖まるまでに時間がかかる:床暖房に比べて、暖まるまでに時間がかかる場合があります。
* 部屋の隅まで暖まりにくい:空気の循環が不十分な場合、部屋の隅が冷えやすいことがあります。
* 適切な断熱が重要:床下空間の断熱が不十分だと、暖房効率が低下します。

床下暖房導入のポイント

床下暖房を快適に利用するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 断熱材の施工:床下空間の断熱は、暖房効率を大きく左右します。高性能な断熱材を使用することが重要です。専門業者に相談し、適切な断熱材を選びましょう。
  • 換気:床下空間の換気を適切に行うことで、湿気によるカビの発生を防ぎ、暖房効率を向上させることができます。換気扇の設置や定期的な換気を心がけましょう。
  • 適切なシステム選び:家の構造や間取り、予算に合わせて、最適なシステムを選びましょう。専門業者に相談し、複数の見積もりを比較検討することが大切です。
  • メンテナンス:定期的なメンテナンスを行うことで、システムの寿命を延ばし、故障を防ぐことができます。専門業者に依頼しましょう。

専門家のアドバイス

建築士やリフォーム業者に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。家の構造や予算、ライフスタイルなどを考慮した上で、最適な暖房システムを選定することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、より良い選択ができるでしょう。

まとめ

床下暖房は、床暖房に比べて初期費用を抑えられる可能性があり、リフォームにおいて魅力的な選択肢です。しかし、暖まり方やメンテナンスなど、床暖房とは異なる点もあります。 ご自身の家の状況や予算、希望する暖かさなどを考慮し、専門家のアドバイスを受けながら、最適なシステムを選びましょう。

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