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南欧風リビングダイニングに最適な珪藻土仕上げとは?
築11年の三井ホームファインコートシリーズ、13帖のリビングダイニングに、南欧風インテリアを目指した珪藻土塗り壁をご検討中とのこと。四国化成「けいそうモダンコート内装」の257か157番の色味をご希望で、スパニッシュ、扇、ラフ仕上げで迷われているんですね。リフォーム会社からの「スパニッシュ仕上げ推奨」も、サンプルの印象と南欧風との調和に不安を感じられているようです。
結論から言うと、南欧風を重視するなら「ラフ仕上げ」が最も適している可能性が高いでしょう。ただし、「大げさな跡」を付けるなどの指示が必要です。
各仕上げの特徴と南欧風との相性
それぞれの仕上げの特徴と、南欧風インテリアとの相性を詳しく見ていきましょう。
1. スパニッシュ仕上げ
スパニッシュ仕上げは、凹凸が大きく、力強い表情が特徴です。確かに多くのリフォーム会社で人気ですが、その分、視覚的なインパクトが強く、繊細な南欧風インテリアには少々喧しい印象になる可能性があります。黄土色の壁に、繊細な家具や装飾を配置した場合、壁の存在感が強すぎて、全体のバランスが崩れるかもしれません。
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2. 扇仕上げ
扇仕上げは、名前の通り、扇状の模様が特徴です。日本の伝統的な技法を感じさせる仕上げであり、南欧風インテリアとは相性が悪い可能性が高いです。和風テイストが混ざり、統一感のない空間になってしまうリスクがあります。
3. ラフ仕上げ
ラフ仕上げは、比較的シンプルな仕上げで、自然な風合いを表現できます。スパニッシュ仕上げほど主張が強くないため、家具や装飾との調和も取りやすいです。左官職人の技量によって表情が大きく変わるため、南欧風の雰囲気を出すには最適な選択肢と言えます。
ラフ仕上げで南欧風を実現するためのポイント
ラフ仕上げを選択する際に、南欧風を実現するための重要なポイントが「大げさな跡」です。これは、左官職人に明確に指示する必要があります。
具体的な指示方法
リフォーム会社、もしくは左官職人との打ち合わせで、以下の点を明確に伝えましょう。
* 「南欧風の粗野で温かみのある壁にしたい」という希望を伝える。
* サンプル写真やイメージ画像を提示する(Pinterestなどで「Mediterranean stucco walls」などで検索すると参考画像が見つかります)。
* 「大げさな跡」を具体的に説明する。「深い凹凸」「不規則なライン」「大胆なテクスチャ」といった言葉を使って、イメージを共有しましょう。
* 職人さんの経験や得意な技法を参考に、具体的な仕上げ方法を相談する。
職人との連携が成功のカギ
左官職人とのコミュニケーションが、仕上がりの質を大きく左右します。遠慮せずに、自分の希望を伝え、職人さんの意見も聞きながら、最適な方法を見つけることが重要です。
その他、考慮すべき点
* 照明:珪藻土の壁は、光の当たり方によって表情が変わります。照明計画も、南欧風の雰囲気作りに重要です。間接照明などを効果的に使うことで、より温かみのある空間を演出できます。
* 家具・小物:家具や小物の色や素材も、全体の雰囲気を左右します。アイボリーやブラウン系の家具、素朴な素材の小物などを組み合わせると、南欧風の雰囲気をより一層高めることができます。
* 床材:床材もインテリア全体の雰囲気に大きく影響します。テラコッタタイルや木製の床材などが南欧風にはよく合います。
専門家の視点:左官職人の意見を尊重する
多くの場合、左官職人は長年の経験から、最適な仕上げ方法を熟知しています。彼らの意見を尊重し、積極的に相談することで、より満足度の高い仕上がりを実現できるでしょう。
まとめ:理想の南欧風リビングダイニングを実現しよう
南欧風のリビングダイニングに最適な珪藻土の仕上げは、ラフ仕上げです。ただし、「大げさな跡」を付けるという指示を明確に伝えることが重要です。リフォーム会社や左官職人との綿密な打ち合わせを行い、理想の空間を実現しましょう。照明や家具、床材なども考慮し、トータルコーディネートで南欧風の雰囲気を演出してください。