リビングの腰窓、40cmの高さはアリ?デメリットと対策、インテリアとの調和を徹底解説

リビングの腰窓の高さを40センチメートルにすることの是非について リビングの腰窓の高さは、90~110センチメートルにしている場合がほとんどのようです。 ソファの高さなどの関係で、この高さになっているのだと思います。 さて、現在、我が家のリビング腰窓の高さは80センチメートルで、腰窓の手前に造作のキャビネットがあります。私は、リビングでは、ソファに座るよりも、ソファの前の床に座り込んで、ソファを背もたれにしている時間が長く、腰窓の高さが高く感じられます。 そこで、新居の腰窓の高さを40センチメートルにしようと考えています。 この高さは、和室の腰窓の高さと同じくらいで、床に座った場合の視線の高さとマッチしていると思います。 リビング南側が庭になっていて、リビングがフローリングに絨毯というインテリアの場合、南側の腰窓の高さを40センチメートルの高さにすると何か支障がでるでしょうか。 なお、南側の庭には、道路からの視線を遮る塀があり、道路からの視線を考慮する必要はありません。 以上、ご意見よろしくお願いします。

40cmの腰窓:メリットとデメリットを徹底検証

リビングの腰窓を40cmという低い高さにすることは、一般的な高さ(90~110cm)とは大きく異なるため、メリットとデメリットを慎重に検討する必要があります。 ご質問にあるように、床に座ることが多いライフスタイルであれば、40cmの高さは視線の高さとマッチし、快適な空間を実現できる可能性があります。しかし、低い窓には、採光や通風、そしてインテリアとの調和といった点で考慮すべき点があります。

メリット:床に座る生活スタイルに最適

* 視線の高さと調和:40cmの高さは、床に座った時の視線と自然に繋がり、庭の景色をより身近に感じられます。まるで庭の一部が室内に広がっているような一体感を演出できます。 * 圧迫感の軽減:高い窓に比べて圧迫感が少なく、開放的な空間を演出できます。特に、天井高が低いリビングでは効果的です。 * 和のテイストとの相性抜群:40cmの腰窓は、和室の窓の高さに近く、畳や障子など和風のインテリアとの相性が抜群です。フローリングに絨毯というインテリアにも、うまく調和する可能性があります。

デメリット:採光・通風・プライバシーへの影響

* 採光量の減少:窓の高さが低いと、採光量が減少します。特に、南側の窓の場合、太陽の光を最大限に取り込むためには、ある程度の高さが必要です。 * 通風の悪化:低い窓では、空気の循環が阻害され、通風が悪くなる可能性があります。夏場の暑さ対策や冬場の換気には注意が必要です。 * 圧迫感(場合によっては):低い窓が、逆に空間を狭く感じさせる可能性もあります。窓枠のデザインや周囲のインテリアとのバランスが重要です。

40cm腰窓を実現するための具体的な対策

40cmの腰窓を採用する際のデメリットを軽減するために、いくつかの対策を検討しましょう。

採光対策:

* 窓の面積を広げる:窓の高さを低くする分、窓の幅を広げることで、採光量を確保できます。 * 明るい色の壁や床材:壁や床に明るい色を使うことで、光を反射させ、室内を明るく見せることができます。アイボリーやベージュなどの暖色系はブラウンの床にもよく合います。 * 間接照明の活用:窓からの採光だけでは不足する場合、間接照明を効果的に配置することで、室内の明るさを補うことができます。 * 鏡の活用:鏡を適切な位置に設置することで、光を反射させ、室内を明るく見せることができます。

通風対策:

* 窓を開ける位置の工夫:窓の高さが低い場合、窓を開ける位置を工夫することで、効果的な通風を実現できます。例えば、窓を少し開けて、空気の流れを作ることで、より効果的な換気が期待できます。 * 換気扇の設置:窓だけでは十分な換気ができない場合は、換気扇を設置することを検討しましょう。

インテリアとの調和:

* 窓枠のデザイン:窓枠のデザインは、窓全体の印象を大きく左右します。シンプルなデザインや、和風のデザインを選ぶことで、40cmの低い窓でも、インテリアに自然に溶け込むようにできます。 * カーテンやブラインド:カーテンやブラインドは、窓のサイズや高さに合わせたものを選びましょう。床に座った時に視界を遮らないように、丈を調整するのも重要です。 * 家具の配置:低い窓は、家具の配置にも影響を与えます。窓の前に大きな家具を置かないように注意し、視線を妨げないように配置しましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、40cmの腰窓は、一般的な住宅設計からは外れるため、事前に建築士と十分に相談することが重要です。採光、通風、断熱性、構造上の問題など、様々な点を考慮した上で、最適な設計を行う必要があります。特に、窓のサイズや位置、窓枠の素材、断熱性能など、細部まで検討することで、快適で安全な住まいを実現できます。

事例紹介:40cm腰窓を取り入れたリビング

実際に40cmの腰窓を採用したリビングの事例を紹介します。(写真や図面があれば掲載) 例えば、和風のテイストを取り入れたリビングでは、40cmの腰窓が落ち着いた雰囲気を演出しています。また、窓の前に低いソファや座椅子を配置することで、窓からの景色を楽しみながらリラックスできる空間が実現しています。

まとめ:40cm腰窓の採用は慎重に

リビングの腰窓の高さを40cmにすることは、一般的な高さとは異なるため、メリットとデメリットを十分に理解した上で、慎重に検討する必要があります。 しかし、床に座る生活スタイルに合致し、適切な対策を講じることで、快適で魅力的なリビング空間を実現できる可能性も秘めています。 建築士との綿密な打ち合わせを行い、ご自身のライフスタイルやインテリアに最適な窓の高さを決定してください。

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